子供の夏休みも、ようやく終わる…
ウチのパソコンは夜遅くまで子供たちに占拠され、
なかなか、こうしてブログを書く時間が取れず、
書くのも一苦労。
来週からは通常通りに書ける
状況となれば良いのだけれど…
夏の終わりにこんな事件の一報が
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宿題をやらない小6の次男に頭に来た、
母親が首を絞めて殴打虐待したというニュース。
一見すると単なる児童虐待のニュースに見逃されるところだが、
よくこの文面を読むと、
今のこの国の格差(差別)社会とその現状が、
こってりと記してあることに気がつく。
こういうところにこの国の本性が、
垣間見えたりする。
「母親」と書かずに、
あえて「工場作業員の女」という、
コトバを用いているところに、
ブルーカラー系への差別感情がみえる。
「会社員」でもいいのだから。
そして、これだけ読めば、
たいていの「日本人」なら彼女が、
DQN系のシングルマザーだと思うハズ。
「低学歴」&「定収入」みたいな。
ただ潮風太子的に読むとちょっと違って読める。
働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・
毎日、毎日残業までやって更に、
休日も出勤しパートも掛け持ちしているかもしれない。
それなのに家に帰ったら朝からず~っとゲーム三昧の
バカ息子に、とうとうキレた・・・
ざっとこんなところか。
もっと書くと、この次男の「学業成績」も気になる。
おそらく勉強がデキナイ落ちこぼれ組の子ではないかと・・・
低く更に低い地べたの目線で書く。
とあるブログを拝読していたら、
こんな文面に出会った。
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この論理でいくと上記の「工場作業員の女」は、
「親失格」いや「人間失格」ということになる。
いやチェックしたらキレた・・・といった方が正しい書き方か?
親が何を言わなくとも子供が素直に宿題やる子だったら、
なにも苦労はしない。
そういう子は勉強もデキる子。
なぜなら学校の宿題をサッサとかたずけないと、
「塾」の勉強ができなくなってしまうからだ。
要するに「富裕層」の子ということ。
貧乏な家の子でも勉強がデキる子はいる。
が、現実には殆どの場合、
親の収入と子供の学力が比例していることは、
文科省も認めている事実。
東大や京大、医学部といった超一流どころの大学に通う、
学生の親の収入や職業を見れば一目瞭然。
もうキレイ事を語るのはやめよう!
冒頭のニュース記事から、
今の日本の子育ての現状が読み取れやしないか。
次に夏休みの宿題について一筆。
まずは恒例の読書感想文。
我が家も苦労しました。
なんせ2人分ですから・・・・
親がこうしてブログやってるから、
子供もスラスラ文章が書ける!
と思ったら大間違い!
こういうのは「遺伝」しないコトがよ~くわかった!
まぁイライラする。
そこでふと考えた。
子供の宿題をいちいちチェックしている時間なんぞナイ!し、
そもそも自分にも文章を書くセンスが欠片もナイ!
ってな人たちが行き着く先となると、
「少しの金で解決できるなら・・・」という「裏道」。
そして「読書感想文 宿題」などとググってみたら、
まぁあるわあるわ読書感想文。
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ご丁寧なコトにバレたときの反省文用。
なんてのもあるそうな・・・(笑)
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中には、
これを売り物にしているサイトもあったり。
宿題ビジネス大繁盛ナリと。
しかし、さすがにというか、
とうとう「お上」が、
こんなコトを言いだす事態に・・・
宿題ビジネス禁止!(実際には自粛程度のハナシ)、
宿題は自分の力でやりましょう!と。
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でもね。
こう言っちゃなんですケド、
実際に本屋で「本」を買わず、
ネットで「感想文」だけ買った方が、
安上がりだったりする皮肉。
メルカリで最安300円
「そのまま出せます」なんてのもあったり。
おそらくコピーものなのだろうが、
100人に売れば3万円ナリだ・・・
また、こんなモノも見つけた。
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Photomath(フォトマス)なるアプリ。
スマホを「問題」にかざすと答えを、
即答で出してくれるアプリで、
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しかも解き方の「式」まで出てくる優れモノ!
こういう単純な計算から微積分まで簡単ラクラク即答!
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我々の世代だと「電卓」が、
画期的な計算マシーンだったものですが、
今やそろばんも電卓も不要。
そもそも、いちいち自分で計算する必要すら、
なくなってきたということですから。
なんのための「数学」なんだか・・・・
次に工作モノのハナシ。
昨年、例の牛乳パックで作った、
ポンコツロボット風貯金箱。
コインを入れるとベルに当たって「チ~ン」と鳴るという。
あのあと、他の子の作品を見たら、
まぁなんとクオリティーの高いこと高いこと!
ウチと同じ、「親父」か「おふくろ」が、
手伝って作っているんでしょうが、
それにしてもハイクオリティーな作品ばかり。
それに引き換えウチのヘッポコ貯金箱のみすぼらしさといったら・・・
ホント、穴があったら入りたいってな心境でしたよ親として。
あ~オレってなんて「ぶきっちょ」なんだろう・・・と。
と思っていたら、ウチの次男坊の作品が、
学年代表作品として「出品」したいのですが・・・と、
先生からお願いの一報にビックリ仰天!
なんでまた?と思いきや、
どうやら手作り感が「ピカイチ」だったとかで・・・
あ~なるほど、要するにヨソの子の作品は、
どっかで「売ってた」ヤツ・・・ということだったんでしょうな。
まぁPCでググれば今や簡単に裏取りできますもんね。
ということで今年。
また例によって次男坊はデザインこそすれど、
製作となると「父ちゃん助けてください」と・・・
自分でやれ!と一喝すると今度は、
本当に作業放棄・・・これまた困った。
ほっとけばイイ!と思うのは我々の世代の古い思考。
現代の教育現場は「提出物」で追評価するのが常識。
学業が悪ければ「提出物」で「加点」して帳尻を合わせる算段。
よって「提出物」がキチンと出されなければ、
無評価となってしまう現実。
ということで結局、今年も貯金箱を製作。
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なんせ「ぶきっちょ」なんで、いい歳したオヤジが、
この程度のクオリティーが限界とは、
我ながら情けないが、これが現実。
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それでもコインが25~35枚程度貯まると、
このようにコインが噴き出てくる仕組みのモノを製作。
構造自体は単純な構造ながら一応、
ちゃんと貯まる貯金箱の体をなすことができたことは、
我ながらちょっと自慢・・・・
とはいえ、このクオリティーではねぇ。。。
また笑われそうデス。
が、これまた今年も「代表作品」でもなろうものなら、
あ~なるほど・・・
今後は、あえて「ヘタクソにつくる」が攻略ポイントに、
なったりして・・・・
来年の今頃、
誤字だらけで支離滅裂な文章の読書感想文やら、
ヘタクソすぎる工作作品がメルカリなどで、
高額取引されていたら笑っちゃいますケドね。
「絶対バレない!完璧版」のキャッチコピーつきで。
となると、この日本の夏休みの宿題って、
一体何処へ向かおうとしていくのやら・・・
今一度改めて、
その必要性含め検証する時期に来たのではないか?
また来週。