続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

どこにでもよくあるハナシ

2023-09-22 00:48:00 | 日記
久しぶりの更新です(^_^;)
ありふれた日常をエッセイ風にて

たまの休み久しぶり愚妻と
街に買い物へ(運転手&雑務手)

一通り買い物を終えた老々夫婦は
最近すっかり疲れ易く(笑)

私メ個人では
普段めったに行かない
スタバへ久しぶり行くことに。
再三書きますケド当方は
貧民サラリーマンなので
VELOCE(ベローチェ)派、
お高いスタバなんぞめったに行かぬ。

その久々のスタバで
アメリカンワッフルと
これまためったに飲まない
抹茶オーレをオーダー。
こういう機会でもなければ
まぁ頼まないメニュー。

オーダーの際、
「ワッフル温めますか?」と
店員に聞かれると、
愚妻即座に
「はい、それをチョコトッピングで」
と言えば
「では30円追加となりますが…」
と黒いエプロンをつけた店員が言うに
間髪入れず
「はい!それをホイップ増々で」
とテンポ良く慣れたカンジでの
店員とのやり取り。
ちなみにスタバの
黒いエプロンの店員は
マイスタークラスだそうな。

プレーンのワッフルが30円追加で
ホイップクリームたっぷりの
チョコワッフルに。
店頭メニューには表示されていない
隠れメニュー
ということになるか…
「慣れたもんだねぇ知らなかった」
と言えば

「コレ、スタバの常識!
アンタってホント何も知らないよね」
とマウントを取られるバカ亭主。

そう、まさしくバカの壁。

皆が知っているのに自分だけ
まったく知らない…
その昔
鹿という生き物を知らない者が
「あれは馬だ!」と自信満々に
言い張って周囲の者たちから
失笑されたことが語源と言われる
この馬鹿というコトバ。

こんなスタバネタを書くと
何を今更と呆れ笑いをしながら
読む人と「自分も知らなかった」
とハッとして読む人、
ちょっとしたバカの壁噺。

さて、
それとは逆、
この国には海外の人たちには、
チョイと理解不能な逆バカの壁が
昔からいくつかある。
皮肉を込めて書くと
英語だとアンタッチャブルに
相当するか。

「ジャニーズ」というワードも
そのひとつ。
連日、ジャニーズ性加害問題の報道。
多くの国民は「何を今更」と
半ば呆れ気味にみているものの
白々しく
「知らなかったダマされた」
と日本のマスメディアや大企業群が
知りませんでしたのアッピール合戦に
これまた、まさしくバカの壁。
皆ニヤニヤしながら冷ややかに
見ている有り様。

イギリスBBCが、
ジャニーズの件を
スクープドキュメンタリーとして
全世界に向け放送したことが
キッカケとなって
今回の騒動となったワケだが
BBC が「王様は裸じゃないか」
と言わなければ、
今まで通り何事もなく
万事上手くいっていたのに
余計なコトを…ククク。

一応、YouTubeでBBCの
ドキュメンタリー番組(日本語訳版)を
視聴したが一番気になったのが
これだけ大騒ぎされている案件の割に、
完全日本語版の再生回数が9月20日現在で
47万回程度というのに驚いたこと。
多くの日本人にとってこの件は
所詮そんな程度の関心度なのかと。

連日のように、
もう二度とこういうことが
あってはならない!と、
大手マスメディアでは
こぞってマヌケな
ジャニーズバッシングキャンペーンを
展開しているが、
じゃあバーニングの周防郁夫の件は
いつになったらやるんだい?と。
皮肉屋の潮風太子は思うも、
この件はさすがに
ホリエモンや「ひろゆき」とて
触れやしない。
北野誠の一件が
今だに影響している為だ。
所詮、上っ面だけの正義なんて
そんなものなのだろう。

それこそまたBBCみたいな「黒船」が
やってこないとダメなんでしょう。
日本の常識は世界の非常識とは
よく言ったもの。

しかし、
これ日本の「生活文化」という
分野においては、
ウチの会社の常識は世間の非常識とか
ウチの学校の常識は社会の非常識にも
そのまま置き換えられるのも
また現実。
今更ながらこういう国であることを
認識させられる。

つまらぬ私事ネタながら、
潮風太子の勤務する会社で最近、
労働組合の書記長が3月の定年後も
書記長職に居座り現役時同様、
「高額給与」を
そのまま受け取っている!
ということが今更ながら
明らかになってちょっとした騒動に。
定年後、基本給が激減するのが
一般的なのだが…

実はそんなハナシはかなり前から
影で言われていた
いわば公然の秘密だったハナシ。
当然、潮風太子も知っていたが、
今どき組合の役員自体の
なり手もいなかったこともあり、
なんとなくこのままダラダラと
いくのも仕方なかろう…

とにかく今は人手不足で仕事が
超忙しい上、
薄利多売の自転車操業状態なので、
今どき組合活動に時間を費やすなんて
ぶっちゃけ皆、
正直考える余裕などナイ今日この頃。

ただ遅かれ早かれいずれ
明らかになって問題になるだろうから
それまでほっときゃイイやと皆で
同様に黙認を決め込んでいたものの、

数ヶ月前(あえてこういう書き方にて)
グループ企業が一堂に会した
社内の某大会議の席において、
とある女子社員の
「これっておかしくないですか?」
との至極まっとうな指摘が
公的発言となり
コクヨの一番高価な消しゴムでも
消せない事実として
表沙汰となると同時に、
全社的に取り上げざるを
得ない案件に化けた。

当初は議事録の文章を
微妙にコッソリ改竄したり、
事実説明も本会議後の
オフレコという形にして何とか
あやふやに出来たかに思えたものの、

昨今のコンプライアンス順守の
ご時世の建前に加え、
怪文書ビラやSNSによる
社内での情報拡散もあり、
騒動は拡がる一方。
はてさてどうなることやら…

この件に関して潮風太子にも
現場組から意見を求められたが、
「この際、労働組合のあり方とか、
ヤミ専含め専従制廃止とか見直すには
イイ機会じゃない!もうやめちゃえ」
なんてノンポリ風情で言ったら、
「潮風さんそういうハナシじゃない!」
と真顔でキレられてしまう有り様。
こちらまで飛んだとばっちり。
しかし失礼ながら
何をキレてるのか理解に苦しむ私メ。

当方は再三、
もはや労働組合は互助会制に
変えていく方向にすべきと、
主張しているものの、
やはり、この国独特の男社会では、
こと既得権益のハナシとなると、
そう単純にはいかない。
詳細はお察しの通り。

ただ最近になって若手層から
互助会制への移行案について
支持も出てきてはいるとのことも、
いざ実現となると
我々世代が消えた頃になるだろう。

だいたいこれまでも
毎回ウチの不正を
明らかにして正してきたのが
決まって女子社員というのが
我が社の社風。
ココが笑えるところだが、
ひとたびこの騒ぎに乗じて
相手を潰せるとなると
一斉にみんな乗っかって
珍妙な正義の旗を振りだす。
どっかと同じ構図。

どこかジャニーズの件に被るようで
個人的には呆れている次第だが、
実際問題として、
こういうのをみるにつけても、
この国を変えるコトが
できるのは、
やはりガイジンと女子。
ということになるんだろうなと。

ところが
「女性ならではの…」
なんて岸田首相が言おうものなら、
「ネットでは女性差別だとの意見」
などとワケのわからん批判ネタが
嬉しそうに報道される。
となると結局、
変革など誰も望まないという
ホンネがそこに見え隠れする。
それと単なる無責任な
批判称賛主義思想からなのか?

いずれにせよ
この国の現在における
「停滞」の原因の一端が、
こんなところからも見て取れる。
が、これまた誰もそれに関して、
アンタッチャブルな案件として
できるだけスルーしたがる。

BBC の記者モビーンアザーが
この国の黙認文化を正当化している
日本の国民性に涙目になりながら
みんな間違っている!とばかりに
ほとほと呆れた様子で番組の最後を
締めたシーンが印象的だった。
日本人は皆知っている。
どうせ何も変わらないことを。

そう、
昔からどこにでもあるような
タブー話には、
正直、誰も驚かないし、
怒りもしない。
そもそも関わりたがらない。
改善する気概など無くて当たり前。

この国の骨格の部分が
改めてよくわかった気がするし、
イギリスのジャーナリストはじめ
世界の皆様方もようやく、
この国のコアな部分について、
少しは理解できただろうか?

何を今更と…
どこにでもあるハナシを軽く一筆。
ではまた。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素晴らしき魑魅魍魎な世界 | トップ | 秋の予定狂う »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (だいすけ)
2023-10-02 22:30:16
どこにでもよくある話

この手の話題に頷かない人が
いるのでしょうか
ジャニーズだけでなく
様々なコンプラ違反が横行している
あらゆる現場において、
大概は絶対君主の
なすがまま
組合と経営の馴れ合いも
いつもの事でしょうが、
説明のつかない事が白日の下に
さらされると、どうにも動きが
取れなくなるのでしょう
ただし、個人的には死に得、
逃げ得は無し
いつか報いを受けるべき
そうしないと、死ぬ事で
どんな悪事も精算できるという
事になるから
さすがに30年近く宮仕していると
サラリーマンとしての
理想の職場近くから、ワーストの
状況近くまで体験しましたが、
悪は最後に報いを受けるべき
という事は揺らぎません
もちろんそんな人とも上手くやれるのが、
最高なのでしょうし、
そんな人が偉くなっているのも
事実ですが
自身の不徳の至るところな
のでしょうね
返信する
Re:だいすけ様 (潮風太子)
2023-10-04 11:10:35
まったくおっしゃる通りです。

本当のワルってのがいるんだ。
と、この歳ぐらいになると
嫌というほど見る羽目になりますよね。
当ブログ投稿後、
案の定というか化学反応が始まり、
皮肉にも現政権支持の「肯定派」と
根本的改革を望む「反旗派」の対立構図が
明確になってしまいました。
それこそが会社の望むところだろうと、
皆に解説するのですが、これがなかなか・・・
双方の利権対立の構造へと変化しているので、
そう簡単に「もつれた糸」がほぐれそうに
ナイ状況となっております。
そんな中、この一件を利して
更なる大きな改悪への動きと
会社側の本当の狙いとやらを
知ることになるのですが・・・
「卑怯な手をつかいやがる」と、
内心怒り心頭なところも、
ここで私ども「高齢中立層」まで
「広報&仲介役」に利されてしまうと、
それこそ本当の敵の思う壺もいいところで、
なんとも悩ましいところです。
己の無力感と知恵の無さに
20代熟読した「課長島耕作」のようには
なれない自分を改めて認識する
今日この頃です・・・
次回、すぐ野球ネタ更新しますので、
今しばらくお待ちのほどm(__)m
返信する

コメントを投稿