消防設備点検のため在宅。
14時頃、順番が回ってきた。
「じゃ、すみません。ベランダの避難ばしごを点検させていただきます」
「お願いします」
とあいさつの後、作業の人が網戸を開けようとしたら、
ベリベリベリベリ網が崩れた。
崩れたというのは変だが、網には触れていないのに
勝手に崩れ落ちた感じだったのだ。
「申し訳ありません」
「いや今日張り替えようとしてたところなんで気にしないでください」
「え、そんな・・・」
「本当です。そこに網とチューブとローラーあるでしょ」
「あ。あぁ」
「というわけで気にしないでください」
「申し訳ありません」
「いや申し訳ないのはこっちです。この網戸は入居以来23年間張りっ放しだし、
もともとセロテープで補強してごまかしてたんですから」
「・・・」
「この網戸、網にさわると手に白い粉が付くくらい朽ちていたんです」
いやあ張り替えたらすっきりした。
人んちの網戸は何度も取り替えてるけど、
自分ちの網戸張り替えは初めてだ。