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黄斑浮腫について

2013年12月04日 12時15分01秒 | 一般眼科

みなさん、こんにちは

ネットでと心配な記事がありましたよね

歌手西城秀樹さん(58)が11月上旬に両目の手術を受けていたことが3日、分かった。複数の関係者によると、以前から両目の視力が低下しており、右目は網膜症、左目は白内障が進行していたという。定期的に検診を受けていたが、症状の改善のため、手術を受けた。

白内障は誰でも聞いたことがある病名ですが、網膜症って何?よく記事を読めば「網膜のむくみ」とありました。

「網膜のむくみ」で硝子体手術をする場合の代表的疾患は黄斑浮腫というのがあります。糖尿病、高血圧、高脂血症などによる眼底出血などが原因で起こる場合もありますし様々な要因で起こります。

簡単に説明しておきます。

下の写真はOCT検査をした正常な黄斑部(網膜の中心部分で視力に最も大切な部位)の所見です。上側の黒い部分が硝子体、10層の網膜、網膜色素上皮、脈絡膜までが確認できます。


同じように撮影した別の患者さんの黄斑部です。上の写真と比較すれば一目瞭然ですが網膜が水ぶくれを起こしていますよね

網膜とは映画館でいうとスクリーンに相当する部位なので平坦でなければきれいに物は見えません。視力低下、ゆがみなどの自覚症状が発現します。

この方は網膜静脈分枝閉塞症が原因の黄斑浮腫の方です。



黄斑浮腫に対する確立された治療はないのですが、さまざまな試みがされております。

トリアムシノロン(商品名ケナコルト)の局所注射

抗VEGF薬(ルセンティス)の局所注射 適応拡大されました。←詳細はクリックでノバルティス社のHPへリンクします。

硝子体手術

光凝固(レーザー)

もちろん、++などの組み合わせた治療もあります。

 

西城秀樹さんといえばやはりあれですね。

ヤングマン!Youtubeより共有します。西城秀樹さんの視力が改善しますように。

YOUNG MAN(YMCA)   西城秀樹

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