Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

XP機の安保切れ(2)

2014-04-11 | あれこれ
 人気ブログ<more access more fun>の永江一石さんは、XP機を使い続けることを警告して、他者にも迷惑を及ぼす恐れがあることから、XP問題を、意識するしないに関わらず、放置しているユーザーを手厳しく批判しています。

 「サポート終了のWindowsXPを使い続ける企業は社会モラル意識が無い企業である」
 「仮に危険性を承知の上なら、その企業のモラルは完全に崩壊している」

 わたしは、過日、「まあ、いいや。様子を見よう」と、しばらくの間は、XP機を使い続けるつもりでしたが、そういうわけにもいかないのかなあ。
 わたしは、法人ではないのですが、それに詳しいみなさんから、「社会モラル意識が無い」と決め付けられると、たじろぐのです。

 仮に、わたしのXP機がウィルスに感染して、知らないままに他者に迷惑が及んだ場合の罪科を列記すると、下記でしょうか。

 まず、注意義務違反――だろうな。
 過失、それも重過失いや、著しい過失かな、少しは認識していたわけだから。
 未必の故意。――他者が被害をうけるかもしれないが、「それでも構わない」と考えて放置することになるから。

 その一方、12年前にXPのOSを販売したMS社については、まったく製造あるいは販売責任は問われないのでしょうか。

 一部報道では、XP機が、なお膨大に現存する某国では、MS社は、製造メーカーとともに、対策に当たるそうです。
 また、これまでしつこいPR勧誘を繰り返してきたノートン社とかトレンドマイクロ社は、XP機については、突然、何もできなくなってしまったのでしょうか。

 XPの安保更新終了の9日時点で、日本国内に残るXP機は、600万台で、自治体で更新を終えていないものは、なお26万台とされています。
 「予告しておいたから、責任の方は、みなさんにある」というのなら、--MS社の社会モラルの方も、かなり希薄、といえるんじゃないのですかねぇ。