Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

本当のよもやま

2014-04-19 | よもやま
 国際情勢について、評論家のみなさんが、多くの紙を費やして、ながながと論じていることを、わたし的に、簡潔にまとめました。--大筋は、間違っていないと思う。

 大国が威信を賭けた戦争にしくじると、大国はその後、体制が揺らぐ、あるは崩壊しまうのは、歴史の鉄則で、典型的な事例は、アフガン敗戦後の旧ソ連の解体ね。
 身近な例では、清帝国もアヘン戦争の敗戦のあと、ずたずたになってしまって、辛亥革命に繋がった。大日本帝国の場合も、敗戦で、その国体は変質して、海外領土を手放して、ただの日本国になったわけ。
 
 アメリカは、イラン統治の失敗で傷んだ威信が、アフガン戦争でさらに痛み、自信が揺らぎ、現在は、中東和平をし損ない、シリア問題を解決できず、今度は、強気を装うのだけれど、ウクライナ・クリミア問題で押しまくられている。

 時代の流れとしては、アメリカの国際的な影響力は、これから四半世紀ほどのスパンの間は、目に見えて低下しかねない。
 日本の周辺では、その空白を埋める国力(軍事力を含めた)があるのは、中国だけで、これは、誰の目にも明らかになっていて、脅威をおよぼしつつある。台湾の中国を恐れてのあの騒ぎを見よ――。
 
 で、日本は独力では、中国には対抗できないから、引きこもり状態になりかねないアメリカに、しがみつき、事あるごとに、引っ張り、表舞台(ここは、沖縄だし、太平洋だし)に、引きずりだすことになるのだろう。
 で、TPPだ。――どうやら、日本は、絶対死守線としていた米(おコメの方)で、少しは譲歩して、オバマ大統領の訪日時にTPPは、大筋合意ということになるの。。。?