Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

リニア鉄道

2014-04-13 | よもやま
 ケネディさんと安倍さんが、仲良くリニア実験線一往復半の短い旅を共にしたのは、突然に、また、何でだろう、思っていたら、オバマ大統領の訪日に合わせて、リニア鉄道の建設をアメリカに売り込むためだった、と知って、納得――。
 首脳会談は、この24日(木)で、「どうですか――?」と、下世話的にいえば持ちかけるわけ?
まあ、TPPの関税交渉とかもあるから、「あっちを下げるから、こっちをOKして、よ」的なことも、案外あるのかも、ね。

 開発元のJR東海は、リニア関連技術は、中国には、一切渡さない、と力んでいる。
 その一方、アメリカには無償で提供する用意があるのだとか。同盟国だから、ね。
 気持ちはよく分かる。JR東海は、中国のパクリを本気で怒っていて、新幹線技術をめぐって中国に傾斜した川崎重工には、もうリニア車両も新幹線車両も作らせていない。

 リニア鉄道は、2002年から上海・浦東空港と上海の郊外の竜陽路を結ぶ30キロで営業運転をしていますが、これはドイツ方式。ピーク時には、時速400キロぐらい出ていた。
 ただ、建設費用は、新幹線の2倍以上かかるし、運行には膨大な電力を食うので、当初は上海経由で、杭州まで伸ばす予定が、さすがの中国も諦めている。
 中途半端のままで、上海リニアは、上海中心部へ行くには、竜陽路でMRTに乗り換えなければならない。まことに不便で、ふつうは乗らない。

 本家のドイツでは、営業運転もしていないし、新しい技術開発も断念したので、リニア鉄道を作れるのは、実際のところは、いまは日本だけなんだけれど、実際問題として、リニア鉄道が本当に必要なのか、どうかは、日本の場合も含めて、まだまだ疑問が多いのだけれど、アメリカが導入に踏み切れば、弾みがつくこと間違いはない、ね。