筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-833

2025年02月05日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-833  作者/大令史野氏宿奈麻呂(だいりょうしやじのすくなまろ)

年のはに   春の来(き)たらば   かくしこそ
                     をかざして    楽しく飲まめ

【意味】毎年春が来たならいつも 梅の花をこのように
  髪に挿して飾り立てては 楽しく酒を飲みましょう

 ※「年のはに」毎年。
 ※「かくしこそ」〈かく〉副詞、このように。〈し〉強意。
                                 〈こそ〉係助詞。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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