3月22日は、雉(キジ)が日本の国鳥になった日です。
(昭和22(1947)年に制定)
万葉集には、雉(きじ)を詠んだ歌があります。
今日は、鳥を詠んだ 「雉(きじ)」 の歌です。
万葉の時代は、「雉(きぎし)」と呼ばれたようです。
万葉集/巻8-1446 作者/大伴家持(おおとものやかもち)
春(はる)の野に あさる雉(きぎし)の 妻(つま)恋(ご)ひに
おのがあたりを 人に知れつつ
【意味】春(はる)の野にえさを求めて動き回っている雉(きじ)が、
妻(つま)恋(ご)いして(鳴いて)いるので、
自分の居場所を人に知られてしまいます。
※「あさる」餌を探し求める。雉は主として植物を食べる。
※「知れつつ」、知らせる。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
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