万葉集には、春・夏・秋・冬の季節ごと歌が詠まれています。
今日、紹介する季節を詠んだ歌は、【春(はる)】です。
万葉集/巻10-1844 作者/不明
冬(ふゆ)過ぎて 春(はる)来るらし 朝日さす 春日(かすが)の山に 霞(かすみ)たなびく
【意味】冬(ふゆ)が過ぎて春(はる)がやって来たようです。朝日がさす春日(かすが)の山に霞(かすみ)がたなびいています。
万葉の時代の季節感は今の私たちの感覚とどう違っていたのでしょう。 万葉の時代の暦は、旧暦(きゅうれき)と言われ、私たちが現在使っている太陽暦とは違っていました。旧暦でいうところの、春・夏・秋・冬は、私たちの今の感覚からすると「ちょっと早いんじゃないの?」って感じです。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
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