筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

●嘉麻市05 万葉の歌碑/巻3-0337/福岡県嘉麻市 鴨生公園

2025年03月12日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉の歌碑を訪ねて


歌碑の設置場所/福岡県嘉麻市鴨生418番地6 鴨生公園

万葉集/巻3-0337  作者/山上憶良(やまのうえのおくら)

憶良らは  今は罷(まか)らむ  子泣くらむ
                  それその母も    我(わ)を待つらむそ 


【意味】この憶良めはもう帰りましょう 子供が泣いているでしょう
    それにそうそうその子の母も 私を待っているでしょう

 ※「それその母も」という照れくさそうな素振りがよい。
 ※「山上憶良」702年遣唐使として中国に渡り儒教や仏教などの学問に励んだ。のち筑前守に任ぜられて任国に下向。同じころ大宰帥として下った大伴旅人と交遊を深めました。

写真下 歌碑が置かれている鴨生公園の万葉の看板

写真下 歌碑の全景。

万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。


現在全国各地に設置されている万葉歌碑は2,000基を越えていると言われています。
歌碑の過半数が実際に歌碑が詠まれた場所、または歌碑に関連する場所に設置されており、「歌碑を訪ねる」=「実際に万葉の故地や史跡を訪ねる」ことになります。

私の地元「福岡県」は、大宰府政庁に関係する歌や防人の歌があり、万葉の歌碑も多くあります。
万葉歌碑から万葉の時代にタイムスリップし、万葉人に会える旅へ出かけてみましょう。!

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