筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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防人の歌  万葉集/巻20-4425

2023年08月11日 | 20.万葉の花鳥風月

防人の歌 (万葉集より)

万葉集/巻20-4425  作者/不明 

防人に 行(ゆ)くは誰(た)が背(せ)と 問ふ人を
      見るがともしさ物思(ものも)ひもせず

【意味】防人として旅に出るのは どなたの夫なの」と問う
    人を見るのはうらやましいな 何の憂いもない顔で

 ※「見るがともしさ」〈ともし〉うらやましい。
 ※「ものもひ」思い悩むこと。心配すること。

「万葉の歌」に触れて、万葉時代にタイムスリップしてみませんか。


防人・・・➡「 崎 さき 守 もり 」の意味

古代、筑紫(つくし)・壱岐・ 対馬 など北部九州の防備に当たった兵士。 663年の 白村江 はくそんこう の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のちには東国出身者に限られるようになった。

防人歌(さきもりのうた)とは、九州沿岸の守りについた防人の詠んだ歌。 また、その家族などが哀別の情を詠んだものをもいう。 万葉集の巻14・巻20にあります。

 

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