正覚ノ門 徒然帖

正覚者の言葉、日々の雑感。
・金剛般若経・無著頌 R2/1/7〜3/11 7/20〜
・長老偈経 3/14〜7/17

金剛般若経 十六c

2020-08-26 06:09:19 | 日記

おはようございます。


十六c また、スブーティよ、もしもわたしが、これらの立派な若者たちや、立派な娘たちの積む福徳について説明するとしたならば、その際にこれらの立派な若者たちや立派な娘たちが、どれだけ福徳を積んだり、身に着けたりするかを聞くに及んで、人々は気が変になったり、心が錯乱したりするようになるだろう。さて、また、スブーティよ、実に、この法門は不可思議であると、如来は説かれたが、その酬いも不可思議であると期待されるのだ。
(中村元 紀野一義 訳  岩波文庫)

頌40c-d  (人々に"軽蔑される"ことによって)あらゆる障りが浄化され、(過去の諸仏につかえた功徳として)速やかに神通性を得るということがある。
頌41  また("報いもまた思議を超えたもの"であって)さまざまなる世間的な繁栄という、大きな果報(も予期されるもの)である。以上これらのことが、教えにおいて修行することの作用(はたらき)であると言われる。
(無著造 世親釈 長尾雅人訳注 中公文庫)