二刀流 (角田裕毅と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

9月18日(水) MIA(A) 第2戦

2024-09-19 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-marlins/2024/09/18/746014/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746014
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-miami-marlins-440918128/


大谷翔平 5-1 2三振 1盗塁(初回得点機会の創出*1回) 3残塁(チーム最多タイ)

      回  点差  状況   対戦投手     カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯)  スイングスピード EV LA 距離[ft]
第一打席 1回表 0-0 0out なし Weathers (L) 1-0[2]◯ ①外角低4S[97] B ②内角中4S B*3 LF前ポテンH  Bettsの打席で二盗[#49]-送球E-三進 0out三塁の得点機の創出

  内角のB3つ離れた悪球に手を出す。この事自体がそもそも悪い。インサイドアウトでラッキーなLF前ポテンヒット。
 初球から試み、二盗[#49]に成功したが、タイミング的にはアウトだった。投手の始動に対して、通常よりもスタートが遅かった。反応が遅れたのは、疲労があるかもしれない。
 二塁手が1バウンドの送球を弾いて助かった。

第二打席 3回表 1-0 1out なし Weathers (L) 1-0[2]◯ ①外角低め4S[95.8] B ②内角中CH[86.5] SSフライ[86.6 61 173]☓

②内角中CH[86.5] はHRボールだった。「49-49」絶好の機会を逃す。


第三打席 4回表 6-0 1out 一塁 Weathers (L) 2-2[5]◯ ①内角高CH[87.5] B ②真ん中高4S[95.6] B ③ど真ん中4S[96.1] 見逃し☓ ④真ん中低SWE[85.6] F ⑤真ん中低上4S[96.6] 見逃し三振☓☓

 1打席の中でど真ん中付近の球が3球続いたのにもかかわらず、見逃し三振。痛恨の打席。2-0からど真ん中4Sを、なんと見逃してしまう。日本全国が叫んだ瞬間! 相手投手は大量失点しマウンド上で苦しんでおり、極めて有利な状況だった。
 愚かとしか言いようがない。山本由伸との対戦でコメントしていたJudgeの方が賢い。(配球を読みながら打席に立っている) 大谷はただ、来た球を何も考えずに振っているだけ。
ただ、その積極性すら失われてしまっている。2-0なら直球系待ちなのはセオリーというか、野球の鉄則だ。スラッガーならなおさらだ。なぜ見逃すのか?
打席で決定球に対して変化球待ちなのと、以前から散見されている左腕のSL/SWEの軌道と4Sの軌道が判別できてないのだろう。

 試合が6-0でほぼ勝敗が決しており、安心して見れているのが幸いだ。これで同点やビハインドだったら悲惨なことになっていた。
やはり、大谷自身の打撃の状態は悪い。連続出場を続けている疲労と、「50-50」を追いかけているので理想のバッティングではない。三振かHRか、みたいになっている。
今日を含めて残りの11試合で、この悪い打席内容を改善しないと、相手の出力が上がるポストシーズンで全く打てなくなっても不思議ではない。

 大谷は味方が集中打で厄介な左腕を序盤で降板させてくれたのに感謝しないといけない。あとは敗戦時に登板する弱い投手から打てる有利な状況だ。

第四打席 7回表 6-0 先頭打者 Xzavion Curry (R)
2-2[6]◯ ①内角高4S[92.1] B*4 ②ど真ん中CUV[74.3] F☓ ③真ん中高4S E 空振り☓ ④内角高4S B*1.5 F☓ ⑤外角高CH B*3.5 ⑥外角低SL[87.7] 右翼後方ライナー[75.7 ⚡️109.3 18 344 .770]

  決定球は⑥外角低SL[87.7]を上手く捉えたが、角度が上がらず、右翼の後方へのライナー。LAがあと+10°だったらHRになっていた。
 それよりも、②のど真ん中CUVを右翼線にライナー性のファウルした場面だ。これは捉えるべきだった。HRボールであり、絶好球だった。
 つまり、今日の打席は、絶好球の4Sを見逃し、CUVもファウルで打ち損じる、悔やまれる打席になってしまった。
  明日のEdward Cabrera (R)は生き残っているMIAの先発投手としてはタフな相手であり、高速CHが特徴だ。
 それでもLAに戻る前にHRを1本打っておきたい。リーチの状態のCOL戦は大谷の打席は常に熱狂の渦だろう。

 安心して見れている・・・としたが、初めて見る左腕が登板し、速攻攻められて降板、Treinen (R)があとを継いだが、【6-3】になってしまい、またエラー(3B K.Herの送球)だ。
 イライラする展開で、エラーが出やすい。直近、Smithは二塁への送球Eを連発させている。Pagesが救ってくれた。

第五打席 8回表 8-3 2out一二塁 Mike Baumann (R) 0-2[3]☓ ①真ん中高4S[96.3] 空振り☓ ②外角高4S[97] B*1.7 F ③真ん中低KC[89.3] E 空振り三振☓☓

 9.Taylorのタイムリーが出て【8-3】となり大谷は気楽に打てる場面。 Petersen (R)からBaumann (R)に交代したが、5.43ERA、1.49WHIPの右腕に過ぎない。
 初球の最も甘い球を打ち損じ、2球目高めB球に手を出しファウルでカウントを稼がれ、最終球は計算通りのKCで空振り三振。

  初球で勝負あった。大谷翔平は4Sが打てない。打てなくなってしまっている。極めて深刻な事態だ。Troutが直球系が打てなくなったことがあったが、それとは違う理由だろう。
 2out一二塁 で打者有利の場面。4S or KCという配球で、4Sを待つべきだった。初球 46.5% [.468 xBA .626 xSLG] だった。
 『腰を痛めている』説は高めのゾーンの直球系が打てなくった理由の一つだが、最初からマインドセットが間違っている。
 MLBで広く、『大谷は昨季に比べて高めのゾーンの直球系[4S/SNK]が打てなくなった』と知られてしまっており、初球や最終球で使われることが多くなっている。
 (MLBで最も多用される直球系「4S/SNK/(CUT)」が打てないので、打率が大きく低下。昨季は直球系にめっぽう強く、それが高打率に繋がった)

  問題は、大谷やLADがそれに全く対応できていないことだ。この球を打たなければ、残りのレギュラーシーズン、ポストシーズンで打つまで執拗に同じ攻め方をされる。
 ファンは大谷がどう攻められているか、はっきり分かっているので、対応できないのは、本当にもどかしい。誰か適切に助言しているのだろうか。配球は素人でも分かることなのに。
 大谷が4Sに振り遅れるのは、まるでかつてのTroutの不振を見ているようだ。(高い確率で4Sが来ると分かっているのに打てない)
 まだ年齢による衰えは考えにくいが、改善しなければ、『加齢による衰え』と流布されてしまうだろう。

  あぁ、そうだ。大谷は投手のリハビリで試合前に30球投げ込んでいたそうだが、この打席内容では、投手のリハビリをする価値は全く無い。(何球投げようが、球速が何キロでようが、無価値)
 連続出場による疲労、連戦による疲労、投球練習による疲労(Bullpen投手と同等の負荷)で、試合開始前からすでに疲れている可能性が高い。
 動体視力-連動した体の反応が最も要求される直球系[4S/SNK]に振り遅れるようになり、捉えられないのも、極めて当然だ。つまり、自業自得なのだ。


・加齢による衰え   かつての名DHエドガー・マルティネスは、動体視力のトレーニングを欠かさず行っていたようだ。
           一般に衰えは足腰やスタミナ、回復力に来ると言われるが、実は視力だ。近年、球速が向上している投手の球が見えなくなったら、打者としておしまいだ。  
           乱視を眼鏡で矯正したチームメイトのK.Herの例もある。   

・配球を読めていない     → 大谷はそういうスタイルではない。投手が投じた球に反応して打つだけ。

・投球練習で試合前から疲れている → 本人の認知しないレベルで疲れている。あるいは、本人は疲労を認めない。「50-50」記録がかかっているので、PS前に休めない苦しい状況。

・LAA時代からあったことだが、大谷翔平が選手として大物すぎて、打撃不振に陥った時、打撃コーチやデータ分析担当等が、適時、適切にアドバイスしているかどうか、疑わしい。
 つまり、「本人に任せている。そのうち打ってくれるだろう」と放任している可能性がある。
 こういう場合は、個人で (自分専任の) 打撃コンサルタントを雇えば良い。MLB選手でも自身をよく知る高校や大学の元コーチを雇ったり、助言をもらっている場合がある。
 ただ、当然ながら、ベンチには入れないのでリアルタイム性はない。

 「50-50」達成されるだろうが、その代価はPSの打撃不振となって支払われないか、心配だ。
 (実は大谷以上に心配されているのが、後を打つBettsだ [直近7G .138/.161/.207]。この重要な時期に復調しないでPSに入ると、二人して昨季のPSの再現となる可能性がある)


 [追記]

 明日の先発:Edward Cabrera (R) 26-159d 196cm/98kg DOM 4年目 https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/edward-cabrera-665795
登板動画:https://www.mlb.com/marlins/video/?q=PlayerId+%3D%3D+%5B665795%5D+Order+By+Timestamp 

強み:FB速度 84、GB% 80[-17]、Ex 70、K% 75、Whiff% 68[-15]
弱み:HH% 4[-71]、BB% 13[+12]、FB RV 16[-31]、投球RV 16[-45]、xERA 28[-38]、EV 24[-54]、Brl% 40[-28]、Chase% 39[-32]、CH RV 38[-57]、xBA 53[-40]、CUV/SL RV 43[+20]

 投球内容は昨季から大幅に各数値が悪化している。

    球種[mph](割合) (Whiff% K%) [.xBA .xSLG] ★=被HR数 評価±
対LHB:CH [92.9](36.0%)(26.1% 20.0%)★★ -2、4S [96.1](32.5%)[.280 .512]★★★ -6、CUV [84.7](24.4%)★★ -1、SNK [96.4](6.0%)[.287 .500★] ±0

 左打者は、外角のB/Sの見極めが重要になる。シュート回転するCHと4S。CUVは変化が早く地面を打つことが多い。
従ってCHと4Sは左翼~左中間方向へ狙って打つこと、CUVはゾーンに留まる甘い球を打つこと。左打者に対して四球が多いので、待球作戦が有効だ。
 右打者は内のBゾーンに入ってくる4S/SNKを振らないこと。打つと内野ゴロになってしまう。
 BB% 13なのでしっかりボールを見極めれば、HH% 5、Brl%も40なので被HRも多くなる。
球数を稼いで5回程度で降板させたい。QS率は低く18先発で27.8%だ。ただ、AS以降、好調で11先発、3勝4敗、2.82ERA、.204AVG、1.20WHIPとなっている。
さらに9月の2先発(PHIと@WSH)は、13.0回、0.00ERA、0.93AVG、0.46 WHIPと絶好調だ。

最後の対戦試合 23/09/06 LAD 4-11 MIA 4.0回 0ER 8K 2BB
相性良い:Muncy  .500[1.500★ 4打点]/6
  悪い:Freeman .000[.250]/6     Betts .200[1.133★]/5 大谷 .000[.400]/3 T.Her .000[.333]/2 Kiermaier .000[1.000]/2 Lux .000[.500]/2 Smith .000[.333]/2 Rojas .000[.500]/1 Pages .000[.000]/1

 LAD打線とはMuncy以外、相性が悪い。Cabreraが当日、好調ならば、3打席犠牲にしてでも球数を投げさせ、降板した後のBullpen投手から、HRか、盗塁を積み上げたい。
鍵はLAD先発のJack Flahertyが試合の均衡をどれだけ保てるかということになる。