二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

9月21日(土) COL(H) 第2戦

2024-09-22 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/rockies-vs-dodgers/2024/09/21/746096/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746096
https://sports.yahoo.com/mlb/colorado-rockies-los-angeles-dodgers-440921119/

ポジティブ
LAD:当たりが止まっていたBetts、Freemanが2安打と復調気味。

大谷:3-1 1得点 1四球 1死球 1盗塁(9回裏 3点ビハインド 1outから) 
 5PAで3出塁と1番打者として結果を残す。
 盗塁は絶対失敗できない場面での試みだった。ただ、最近はあまり良いスタートが切れていない。カバーした野手が送球を捕球できず成功。捕球していたら微妙なタイミングだがセーフ。 
 盗塁時、投手が足を上げ始動しているのに、大谷はスタートを切れていない。MIA戦と同様、ここ最近、反応が遅れている。

9回裏【3-6】Seth Halvorsen (R) 先頭打者 [1] ①外角中SNK[98.4] B*2 左中間H [87 24 309] (LFダイブするも届かず)

  重要な先頭打者の出塁となったが、最終打席でもB球に手を出す傾向(昨日のHR、今日の第一打席ともに)は、明日の試合に向けて修正しないといけない。
 どれだけ偉大な打者でも、B球を打ちに出てインプレーにし、ヒットにし続けるのは不可能だ。


ネガティブ

08:13 スポニチ 大谷翔平 術後8度目ブルペンで30球 指揮官「いい状態に見えた」今季中の実戦形式登板も示唆
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/09/22/kiji/20240922s00001007094000c.html
> スプリット、ツーシーム、カットボールを交えて術後最多タイとなる30球の投球練習

審判: 主審のJeremie Rehakの広すぎるストライクゾーンに影響され、誤審で見逃し三振が多くなってしまった。この審判はMLBに全くふさわしくない。3Aに落とすべきだ。

Buehler:またしても初回から乱調で、自らの本塁悪送球もあり、失点を喫す。2回で3失点と最下位のCOLに試合の主導権を握られてしまう。
    味方が4回裏に3-3の同点に追いついたにも関わらず、2outからソロHRを打たれ、再び勝ち越されてしまう。
    LADの打撃陣は初回から最後まで、常にビハインドの状態で打席に立っていた。相手に初回から先制点、序盤で崩れ追加点、味方が追いついたのに失点と最悪のパターンだ。
    新人捕手のFeducciaも役に立たなかった。WPや二塁悪送球(一塁走者はSS:Rojasの偽装Playに騙され三進できず)。

Hudson: 37-197dと高齢であり、3試合連続で被本塁打、ERAが2.48→3.10まで上昇。9回表 3-4[1点差]→3-6[3点差]と致命的な結果に。
     彼が登板すると、まずコントロールに苦しみストライクが入らず、信頼性が全く無い。(Joe Kellyもそうだ)
     ただ、本来、9回表の場面は、怒りに任せて拳を傷つけた左腕のBandaが投げるべき場面だった。[左-左-右-左]
     彼の不在は致命的なものとなっている。(左腕が現在、Vesiaしかいない)

大谷翔平
1回裏【0-0】Quantrill (R) 先頭打者
2-2[5]☓ ①外角低中(右上)SNK[92] 見逃し☓ ②外角中CUT[88.9] B*1.1 ③外角高SNK[93] B*3外角低SF[87.3] B*1.2→S(誤審 3-1→2-2) ⑤外角高SNK[93.8] B*1.7 三塁ゴロ(シフト)[102.4 3 94 .570]

①この甘いSNKを見逃したのは痛かった。だた、1回表Buehlerが27球も投げていたので、休ませるためにも投球を見る必要があった。味方先発の投球が味方打線に悪影響を与える好例。
④誤審であり 3-1のところが、2-2となり、追い込まれてしまった。
⑤高めに外れたB球だったが、手を出し、HHしたものの、シフトで三塁手の守備範囲となった。悪球打ちが気になるところだ(調子を崩すきっかけとなる)。

4回裏【3-3】Quantrill (R) 9番Feducciaのタイムリーで同点に追いつき、単打で勝ち越し【4-3】、HRなら【6-3】となる重要な場面。

2out一三塁  2-2[5]☓ ①外角中下CUV[80.5] E F ②外角高SF[86.9] B ③外角低CUV[76.1] B*1.7 空振りS☓ ④外角地面CUV[71] B ⑤真ん中低SNK[94.4] 見逃し三振☓☓

 基本的に相手バッテリーは⑤以外、ストライクを投げず、四球で歩かせても良いという配球だった。
「打ちたい、打ちたい」という気持ちを制御できず、①、③とBのCUVに手を出し、カウントが悪化。
 4球連続で変化球で2-2。そろそろ直球系(SNK)がくるなと思っていたら、案の定、大谷翔平は甘い真ん中低めSNKを見逃し、三振に。
 大谷は変化球を待っており、全く手が出なかった。振りに行っていれば、外野へのライナー性の単打になっていただろう。
  最近、チャンスで見逃し三振が多すぎる。直近、絶好調で“打ち出の小槌”、“魔法の杖”状態だったのだから、バットを振らないといけない。観客にとって最悪のAt Batになってしまった。
 味方の士気を下げ、相手の士気を上げてしまった。相手投手のQuantrillは80球に達しており、勝ち越しタイムリーを打っていれば、ノックアウトも可能だったろう。
 (結局、4回2/3で降板)

LAD:西地区は今日、ARIが既に勝っており、SDPが勝ちつつあった。そうした中の痛恨の敗北[Game差 3.0]となった。
   ただ、FangraphsのPlayoff OddsではLADの地区優勝確率は、現時点で、5%ほど低下してしまったが、依然高く『89.4%』だ。

  明日の試合は、デーゲームであり、山本由伸が投球制限がない中での登板となる。
 疲弊したBullpenを救うため、球数を抑え長いイニングを投げるには、ストライク先行で“打たせて捕る”のが一番だ。(多少ヒットは打たれても)
 Home Gameなので初回は無失点に抑えたい(出来れば三者凡退で)。そうすれば「今日は行ける!」とチームの雰囲気になり、打撃に良い影響があるだろう。
 BuehlerやMillerのように初回から毎度苦しみ、相手に先制点を与えるのは、避けなければいけない。
 明日、1回でも長く投げれば、Bullpen投手一人温存することになり(=2日連続休み)、エースとしての資質を問われることになる。
 球数を抑え、6回3失点以内のQS、あるいは7回2失点以下のHQSを見てみたい。

24/09/19(木)終了時 シリーズ開始前、MLB順位
   打率  BABIP OBP SLG  OPS AB/HR 打点 四球  三振  盗塁  CS  SB-CS  差
COL 18位  3位◎ 25位 15位  18位T 17位  19位  26位  29位● 24位 20位T 81-30 +51

 ちなみにこのシリーズ前のLADの投手全体の被HRは、25位、Bullpenは23位タイだった。

前回対戦
24/06/01(土) 山本由伸 vs COL https://www.mlb.com/gameday/rockies-vs-dodgers/2024/06/01/746138/final/box
[中5日] 101-67[66.3%] 6.0回 7H 1ER 1BB 7K シリーズ3戦の2戦目に登板。1連敗を止め、タイにし、最終的に2勝1敗に。

ちなみに当時投げた日の前日登板もBuehlerだった。
 Buehler 92-56[60.9%] 6.0回 6H 4R 3ER 4BB 7K 1HR で負け投手。