二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

SDPシリーズ展望

2024-09-24 | ドジャース
24/09/23(月) 現地時間 Dodger Blue デーブ・ロバーツ、パドレスの激しさと集中力をドジャースも期待 https://dodgerblue.com/dave-roberts-padres-series-will-bring-out-the-best-in-dodgers/2024/09/23/
> ドジャースはパドレスに対して3勝7敗で、両チームが同成績で終了した場合、サンディエゴがタイブレーカーでナショナルリーグ西地区優勝を果たすことになる。
 ​​ドジャースはパドレス戦に1勝するだけで[+4G 差]、26日(木)までの(シリーズで)NL西地区首位が確定する [シリーズ1勝2敗、残り3試合 +2G 差]。 
 (SDP戦でスウィープを避け[最低 1勝し]、COL戦で2勝1敗ならば、LADが地区優勝)
 [LAD vs COL:LADが全敗・SDP vs ARI SDPが全勝の場合と、LADが1勝2敗、SDP 全勝の場合 同率TBで、SDPが逆転地区優勝]

  ドジャースが2勝すれば[+5G 差](その時点で)、NL西地区首位が確定する。[シリーズ2勝1敗、残り3試合 +4G 差]

24/09/24(火) 02:32 MLB パドレスとドジャースがLAで対戦。 https://www.mlb.com/news/padres-dodgers-series-preview-how-to-watch-game-times

 Tuesday : Michael King vs. Landon Knack
 Wednesday: Dylan Cease vs. Jack Flaherty
 Thursday : Joe Musgrove vs. Walker Buehler

https://www.fangraphs.com/standings/playoff-odds どちらかが1勝するたびに大きく変動。残り6Gで3差は、実際、追い込まれているのはSDPの方だ。
    地区優勝
Dodgers 91.1%
Padres  8.9%

 LADの先発投手陣に怪我が相次ぎ、代替となる昇格させた/させるはずだった若手投手にも怪我が相次ぎ、LADは大惨事となっている。こうしたことからファンの見方は悲観的な見方が多い。

 Tuesday : Michael King vs.  Tyler Glasnow (R)
 Wednesday: Dylan Cease vs. Clayton Kershaw (L)
 Thursday : Joe Musgrove vs. 山本由伸 (R)

  本来であれば、先発のマッチアップは、登板日の調整をして、こうなっていただろう。
 今オフの補強で、LADはNYYのフアン・ソトを狙っているといった観測記事が出ていたが、はっきり言って論外だ。

  現況、Tyler Glasnow (R)はLAAのRendon並の不良債権となる可能性が高く(毎年プレーオフで投げられない)、昨オフの避けないければいけない投手だった。
 若手二人とトレードしたうえで、複数年契約[5年]を結び直したのは、大失敗だったと言える。高額年俸、契約年の長さなど財政的にも負担が大きい。
 レギュラーシーズンでしか貢献できない、レギュラーシーズン中も、怪我などで登板数が制限される、など使い勝手が悪い。
  一方、Glasnow自身は故郷の球団、(来季以降、大谷が先発復帰するので) 先発6人制で身体的に楽な環境と、契約上の大勝利だ。他の球団なら彼のリスクは避けたはずだ。
 これは編成のフリードマンが賭けに負けたのではなく、最初から賭けてはいけない、負けるのが必至の案件だった。

  LADは球回最高のエースでなくても、計算できる手堅い先発投手が必要だ。特にKershawの健康問題、いつまで現役を続けるのかというモチベーションなど、左腕が必要だ。
 現在、LADの若手投手は右腕が多く、編成上でもバランスが悪い。かつてはKershawと共に韓国の柳賢振[2013-19]、DV問題が露見したのフリオ・ウリアス[2013-23]などがいた。
  投手部門では、身体的能力を高め、球速や回転数を限界まで引き上げるやり方ではなく、体が壊れない範囲で最大のパフォーマンスを引き出すというアプローチに切り替えるべきだ。
 そうでないと、来季以降も同様の問題が頻発するだろう。
 また、現在怪我からのリハビリをしている投手が復帰したとしても、多すぎる先発投手に比して先発枠の問題がある。その場合、バックアップは必要だが、取捨選択が必要になる。
 
  打撃部門では年俸的に、30代前半のMV3の三人がトップヘビーになっており、CT、K.Herあたりの役割は若手のプロスペクトが代替しないと、いつまで経っても世代交代が進まない。
 T.Herとシーズン中に契約延長しないのも、より若く長く拘束できるPagesに成長して欲しいからだろう。
 万一、LADにソトが加入しても、効果は薄い。既に十分左打者がいるからだ。(大谷、Freeman、Muncy、Lux) 
 同地区のチームはLAD対策として、先発左腕やBullpen左腕を積極的に補強しているだけに。

24/09/22(日)終了時     残 直近10試合     勝敗  ±   打率  BABIP OBP  SLG  OPS  AB/HR 打点  四球  三振  盗塁  CS  SB-CS ±
SDP NL西2位[90-66] 6G 8勝2敗[4連勝中] Away  45-30 +15   1位★  7位  4位  7位  5位T 10位  9位  24位  1位★ 14位  14位T 115-27 + 88
LAD NL西1位[93-63] 6G 6勝4敗[1連勝中] Home 50-28 +22  5位  8位T  3位◎ 1位★ 2位☆ 2位☆  2位☆ 2位T☆ 12位  12位  4位T 127-22 +105 [大谷:55-4] 

   防御率 WHIP 被打率 被HR SO/9 BB/9 K/BB SAVE SAVE率
SDP 11位   7位   9位  7位T  4位  9位  6位  9位T  64.6%
LAD 15位    9位  7位T  26位  15位 19位  17位  5位   61.8%

Bullpen ERA ERA   SV   H  ER WHIP  HR  BB SO   
SD        11  5    12  9   8    9T  2  13 
LAD        8   9T   17  15T  6   24  20  11
差 LAD+     +3            +2         +2
            -4  -5   -6     -15  -18

 LADは投手陣全体、Bullpen共に非常に被HRが多い。野手が関与できず、試合の流れを一振りで変えられてしまう。
相手が上手く打ったといえるHRは少なく、ほとんどが、ど真ん中か、高め、内角への失投である。

SDP 捕手     G  Arm  Exchange Avg Pop CS Above Avg  Pop Time
Kyle Higashioka 78  76.3    0.62   2.03    8→ 27[+19]  36→ 9[-27]  LADは出塁したら積極的に盗塁を仕掛けたい。フレーミングに定評。
Elias Díaz    10  84.1    0.65   1.90   90→ 76[-14] 70→86[+16]  肩は強いが、昨季、捕手ではMLB最低のDRSだった。元COL。
 
  依然、地区優勝はLADが有利だ。SDP戦シリーズでは最低1勝したい。
 初戦が最も重要で、初戦を取れば、SDPにリーチがかかり、残り2戦はLADに対し全勝が最低条件となる。


Landon Knack (R) 2QS[18.2%]/11GS/13G 61.0回 3勝4敗 3.39ERA 1.066WHIP 1.0/0.5⑪ 116ERA+ 3.67RS
Home 6GS 30.0回 3.00ERA .168AVG 0.87WHIP
RHB[.250AVG 1.24WHIP HR 6.6%] 9月:3GS 4.85ERA .235AVG 1.31WHIP 4S:計9HR RHB:CUV(12%)[.371 .647 1HR]

強:CUV SR 92、4S SR 91、xOBP 84、xBA 79、CH RV 70、BB% 68、xERA61、K% 60
弱:GB% 4、Brl% 6、Ex 7、xISO 8、Chase% 14、HH% 19、EV 10、Whiff% 30、FB速度 38

Landon Knackと対戦経験があるのは、当時SFGに所属していた Ahmedのみ .000[.000]0/2

SDP先発:Michael King (R)   打率[OPS 打点 ★]/AB ★=HR数  今季登板動画:https://www.mlb.com/padres/video/?q=PlayerId+%3D%3D+%5B650633%5D+Order+By+Timestamp
相性良い:T.Her .263[.721★3打点]5/19 大谷 .417[1.667★★★4打点]5/12 Muncy .250[1.083★]2/8 Betts .286[1.587★★5打点]2/7 K.Her .500[1.000]2/4 Rojas 1.000[2.000 1打点]1/1 
  悪い:       Smith .111[.222]1/9  Freeman .250[.583]2/8 Lux .000[.000]/7   Kiermaier .167[.542]1/6  Taylor .000[.000]/3 Edman .000[.000]/2 Pages .000[.667]/1 

今季の対LAD戦 
3/21(韓国)   75-43[57.3%] 3.1回 4H   3ER 1HR 3BB 5K 1.50GO/AO ◯ 8.10ERA 2.10WHIP .286AVG 中継ぎ https://www.mlb.com/gameday/padres-vs-dodgers/2024/03/21/746175/final
4/12(Away) 96-65[67.7%] 5.0回 6H 7R 4ER 4HR 2BB 4K 0.90GO/AO ― 4.19ERA 1.50WHIP .213AVG https://www.mlb.com/gameday/padres-vs-dodgers/2024/04/12/746162/
5/10(Home) 106-74[69.8%] 7.0回 2H   0ER   3BB 11K 0.94GO/AO ― 3.67ERA 1.31WHIP .214AVG https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-padres/2024/05/10/745421/     


 三先発の中では、初戦のKingが大谷と最も相性が良い。 King(NYY)とCease(CHW)はALに所属していたため、対戦経験も多くなり必然的に平準化される。
NLに所属していたJoe Musgroveとはやや分が悪い。

 LADが初戦に勝利するかは、先発のLandon Knack次第だと思われる。これまでのLAD先発の傾向として、3回までに3~4失点だと厳しくなる。
5回1~2失点ならば、勝利する確率が大きくなる。その場合、今後のプレーオフの登板も予定されるだろう。新人ルーキーには酷なことに思えるかもしれないが、とても名誉なことだ。
KnackはHomeでは相対的に好投しているので期待したい。

 初戦を取れば、流れがLAD側に大きく傾き、残り2戦以降は打撃陣はリラックスして臨めるだろう。
2連勝ならば、予測できない不安定さのBuehlerの登板日前の地区優勝となり、第3試合以降は、記録がかかっている大谷以外は、PS向けての調整試合のような形になるだろう。
SDPは大谷翔平に対し、まともに勝負をしないか、死球も厭わない攻めか、両極端になるかもしれない。
 大谷翔平はMIAで見せた集中力を見せてほしい。標準的な活躍でも、十分だ。何より出塁する事がポイントだ。
また、LADの7-9番打者は、長打よりも、単打と四球で出塁することが重要となる。
打線では直近、不振に陥っている、Smith、Lux*、Edman# は奮起したい。

 守備面では、エラーをしないこと。このような重要な試合やPSの試合では、エラーが試合を分けることが多い。
これまで酷すぎるエラーを犯してきたのが、LADの野手陣だ。
先発投手の怪我や不出来もさることながら、エラーで投手の足を引っ張り、長いイニングを投げなくさせ、勝ち星を落としてきた事が、今の現在地である。

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