シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

その男、笹原友希!

2014年09月16日 | スポーツ
 昨日は、秋田出身、ソチ五輪スケルトン日本代表、笹原友希選手の壮行会&後援会発足パーティに出席!

高校OBとして、秋田県人として、応援しない理由がない!

ネイガーモデルのヘルメットと共に、秋田ごと平晶へ連れてって!


青森ワッツホーム最終戦終了!

2014年04月27日 | スポーツ
打上ーーっ!



俺にとってあまりにも刺激的すぎた青森での7ヶ月が終了した。

ホーム最終戦は見事劇的勝利!

開幕と最後をしっかり勝利で飾った!

言うことない!

アリーナDJを引き受ける事になったとき、一番最初に思ったのが

「秋田みたくなりたい!」

だった。

 未熟ながらも調子こいて、チームやフロントにいろいろご迷惑をかけてきたと思うけど、とにかく俺は、青森県民が誇りに思える地元のチームとして、たくさんの人に試合を見に来てもらい、感動と興奮を味わってもらう、心の底から楽しんでもらう、そのアシストをすることに全力を注いだつもりだ。

 なにより、ブースターの成長度がすごすぎて、僕が何をしなくても最高のブーストが毎回会場にコダマしていた!

青森ワッツブースターの皆さん、1年間ありがとうございました!

 そして様々な関係者の皆さん、ありがとうございました!

 あまりにも多くの新しい出会いが僕をまた大きく成長させてくれた。

本当「人」に恵まれたんだと思う!

何の因果かプレイオフの対戦相手はハピネッツ。

こんな事ってあるんだね!

なんか俺1人舞い上がってる(^^;)

そして僕にはまだまだ叫ぶべき誇りのチームがある!

 ブラウブリッツ秋田のさらなる勝利の積み重ねのため、引き続き秋田サポーターと共に全力で闘うのだ!

まずは、愉快な仲間たちに乾杯!

プレイオフに向かって!

2014年03月10日 | スポーツ
青森ワッツ!

土日は埼玉ブロンコスにホームで連勝!

どちらも、後半からぐいぐいまくるいつものパターンでの勝利!




 もちろん終始リードして圧勝するのがいいんだろうけど、こんな感じだから愛おしくてたまらない!

いずれにしても1敗も出来ない状況の中、最も必要なのはブースターの声。

ここまで来たら対戦相手がどうだ、アウェーがどうだ関係ない!

チームも全力、だからブースターも全力!

たとえアウェー会場に行けなくても、自分達に出来ることをやる!

青森県に住んでいることを誇りに思わせてくれるプロチームがある!

青森ワッツ!

絶対にみんなで一緒にプレイオフに行く!

白神ダービーと栄光の架け橋

2014年03月04日 | スポーツ
船に乗ったときから、必ずその日が来るのはわかっていた。

そして遂にその日が訪れた。

青森ワッツ vs 秋田ノーザンハピネッツ

思えば開幕早々、大内で行われた秋田のホーム戦。

観戦に行った俺は、終始、今まで感じた事の無い不思議な気持ちでいた。

まだ自分の中でどっちつかずだったのか、気持ちがうまく切り替わってなかったのか。

 ハピネッツブースターも、なんだか俺に話しかけていいのかわからない距離感があったり、よそよそしさというか、変なアウェー感というか。

そして試合が始まると「今年のハピネッツいいなぁ~」

なんて思いながら、1点を争う好ゲームに手を握りしめ、気がつけばワッツの勝利を心底願ってる自分。

この試合ワッツは僅差で負けた。

人の気持ちってそう簡単にかわれるものじゃ無い。

でも俺の中では、開幕からすぐ、ものすごく大きな力で変わっていったのだ。

正直ハピネッツのブースターであることは変わらない。

しかしこの試合を境に、青森ワッツが完全に俺の身体の一部になった。

それからのシーズンは、その身体に喜びと悔しさを刻み続けた。

そして自分のアナウンスミスは心の底から猛省した。

そうやって共に闘ってきた。

そして迎えた青森ワッツホームゲーム、対秋田戦。

 弘前会場と言うことも有り、相当の数のハピブーが来場されることは容易に予想でき、そして現実のものとなった。

2日間、会場の半分をピンク色に染めたハピネッツブースター。

bjリーグの楽しみ方から何から何まで知り尽くした、bjリーグ史上最強のブースター。

しかし俺の中でそれはそんなに問題では無かった。

すごいのはずっと前から知ってるからね。

 なにより、ワッツブースターの飛躍的急成長が、圧倒的なハピブーに十分太刀打ちできるレベルまで来ていたと思ったからだ。

 応援歴は違っても、まだまだ本当の楽しみ方は知らなくても、チームに勝って欲しいと言う思いはどちらも変わらず一緒なのだから。

こちらは史上最高の1年生ブースターなのだ!

その答えは、試合が始まってすぐ出始めた。

 案の定、DJブースのすぐ後ろから襲いかかるハピブーの声は、俺のそばのモニターから聞こえるディフェンスやオフェンスの音源を簡単にかき消した。

それは、俺がリズムを取れなくなるほどだった。

すぐさまモニターのボリュームを上げる。

ここで、一瞬でも問題視しなかった自分を恥じる。

それは、想像を超えるすごさだったから。

 この立場で、自分の地元の、しかもついこの間まで一緒に同じように声を上げたなじみのブーストを聞くこと等、1年前は想像もしていなかった。

「これはホームか?アウェイか?」

そしてDJブースの真ん前は、アウェイのHCが指揮を執る主戦場。

アウェイ中村和雄HCのパフォーマンスをこの位置から観るとは…。

 しかし、そんな俺の個人的内情など関係なく、その圧倒的なブーストと真っ向勝負したのがワッツブースターだった。

前半こそ大きくビハインドとなったが、ワッツの真骨頂でもある後半からの怒濤の逆転劇。

ワッツブースターのブーストは、次第に最強ブースターの周波数を上回り始めた。

この時点でワッツブースターのすごさは、俺の想像を遥かに超えていた。

そして、首位秋田を撃破!

その瞬間レベルメーターはピークを振り切った。

そして俺の目にはうっすらと涙が…。




翌日のセカンドゲームはしっかりやられた。

ハピネッツは本来のチームらしさを取り戻し、さすがの勝利となった。

 さらに増員されたハピネッツブースターにより、ワッツの試合では今期最高の来場者数となった。

そして俺は思った。

これが東北ダービーだ。

こんな最高の2日間はない。


さすがにいろんな方々から声をかけて頂いた。

ワッツブースターの皆さんからは、いつもの変わらず

「今日もがんばりましょう!勝ちましょう!」

試合終了後は

「ハピネッツブースターはやっぱりすごいですね!」


そして、よく知ってるハピネッツブースターの方々からは、

「やりづらいでしょ!」

「悪いけど秋田がもらうよーー!」

「シャバさんがんばってね!」


でも、本当にうれしかった言葉が一番多く聞こえてきたのだ。

「ワッツのブースターやばいね!本当すごい!」

「ワッツのブースターさんに、いろいろよくしてもらったよ。」

「場所教えてもらったり席ゆずってもらったり、青森の人っていいね!」

その声を聞いたとき本当にたまらなかった。

 俺がとやかくいうことでもなく、心配することでもなく、そこには青森県民としての人間性やマナーがしっかりあって、人を思いやるプライオリティの高さが、弘前会場を幸せな空間にしてくれたんだと。


秋田の皆さん、いかがでしたかこの2日間。

言葉は悪いかもしれませんが、40分間は、威信をかけた戦争です。

でも、それ以外は地域もなにも関係なく、ファミリーだと思ってます。

 今回の青森 vs 秋田は、試合以外の部分を含めても本当に最高の時間だったんじゃないかなって思う。

個人的には、秋田からボランティアさんがたくさん来てくれた時点で泣けましたが(^^)

 もちろん、会場の問題(土禁だったり、1階フロアで飲食できなかったり…)など、まだまだ課題はありますが、俺は俺の立場でもう少し、秋田の良いところを青森でもどんどん実現できるよう、そして、青森の良いところをどんどん引き出せるようがんばります!

 おこがましいかもしれませんが、それが今回俺が青森のMCを引き受けた大きな意味の一つでもあり、互いの栄光のための架け橋となれるよう、微力ながらがんばります!(たとえいろいろ言われてもね!)

さあ!次はプレイオフ!

こうなったら青森は6位ギリでなんて言わない。

4位でホーム権(修正(^^))を勝ち取り、そっからハピネッツに挑みます!

 青森には、この2日間クレイジーピンクから強烈に受けた影響をしっかり胸に刻んだ、ファンタスティックブルーブースターがついている!

だから待っててくださいよ!

必ずイースタンのてっぺんで!

Mr.Basketball!長谷川誠引退記念パーティ

2014年01月28日 | スポーツ
 1月25日、オールスター前日の長谷川誠メモリアルゲームからの引退記念パーティ。

 その人望から錚々たる方々ご出席の中、トレードマークのひげを剃り、11年間絶っていたアルコールを口にする長谷川さん!



本当ご苦労様でした&3月、青森が勝たせてもらいます(笑)

 そして、メモリアルゲームでMCをした、新潟アルビレックスBBのアリーナDJでありラジオDJでもある島村仁さんが超カッケーかった!



 最高の指導者の下、秋田産規格外のバスケ少年が、当時の日本人の最高位に挑み、日本のバスケ発展に大いに貢献した。

 そして次はBJリーグを盛り上げる為に一役買い、最後は、理想型である「地元」に貢献する。

 こんなカリスマアスリートを、今の環境、今の指導力、今の設備でどれだけ生むことが出来るだろう。

 子供達が胸をときめかせる事の出来るプロスポーツチームが秋田にある今、やるべき事はわかりきっているはず。

スポーツ立県を掲げるのであれば、もっと積極的に手をさしのべて欲しい。

 年がら年中意味不明な工事するよりも、スタジアム、アリーナ建設構想に目を向けて欲しい。

 お年寄りが暮らしやすい環境作りはもちろん大事だけど、そんなお年寄りを支える若者がその土地に魅力を感じなければ本末転倒。

だからといって若者目線で全てを先進的にスイッチしていくんじゃ無い。

 今の秋田に必要なのは、高齢者と若者がこれから何十年何百年と、バランス良く共存していける社会。

 PRの仕方間違いながら「あんべいいな~」ってばっかり言ってたら国民文化祭で全国に笑われますよ!

そう考えれば、第2の長谷川誠さんをたくさん生まないといけないんです!

そして元祖爆笑王さん!

 僕らは僕らでいろんなしがらみにとらわれない、秋田'sエンターテイメントを追求していきましょうね!

天まで届け!

2014年01月21日 | スポーツ
1月18日

吹雪の秋田市からマイナス13℃の青森へ。

弘前市青森県武道館で行われた年明け初ホーム、青森ワッツvsライジング福岡戦!

1stは、第4Q、オフィシャルタイムアウトからの大逆転劇!

ショータイムは最後にやってきた!

そして、弘前市青森県武道館のブースターがぶっ飛んだ!



見事勝利をつかんだワッツは、翌日の2ndゲームもやってくれた!

延長延長、ダブルオーバータイムの末歓喜の勝利!

2戦続けてあまりにもファンタスティックでドラマティックなひととき!

 今季のハピネッツのように、圧勝だったり盤石の試合展開もいいけど、常に1点を争い、最後の一秒まで勝つか負けるかわからない、スリリングな試合がほとんどの青森ワッツが、もう、愛おしくてたまらない!

この勢いでなんとか6位までに食い込みたい!



実は僕のばぁちゃんが弘前入りの前日天に召された。

96歳だった。

死に目には会うことができず、棺で眠るばぁちゃんの顔を見てから弘前へ向かった。
 
日曜日がが葬式だったがもちろん出席できなかった。

 秋田市内なので小さい頃からよく遊びに行き、何よりも僕がテレビに出ることを喜んでくれていた。

だからこそ僕はこの2日間、今自分のいるべき場所で戦った!

 近くだからばぁちゃんにはいつでも会えると思っていた軽い考え、そしてここ一週間大きく体調を崩していたという事実も知らなかった自分を心の底から悔やみながらも、この2日間チームの勝利の為に、ブースターと共に全力で声を上げた!

そしてチームは最高の試合を見せてくれた!

きっとばぁちゃんが勝利を呼び込んでくれたって、勝手に思ってる!

強いばぁちゃんから学んだこと。


「縁を大切に」


自分の仕事、これからももっともっとがんばるからな!

ばぁちゃん!ありがとう!


開幕!

2013年10月06日 | スポーツ
10月5日、遂にこの日がきた。

本当、先の話だと思ってたけど、気がついたら当日だった!



そして疲労困憊。

僕の頭の中にあるモノを無理矢理みんなと共有しようとしても、そう簡単にいくわけがない。

それを、自分なりに分かりやすい資料にしても、それが相手にちゃんと伝わるとは限らない。

 それでも、不安要素バリバリの中、本当にみなさんががんばってくれたおかげで、何とか開幕を無事に迎えられました!

しかも初日は最高のごほうびである初勝利!

これが全ての疲れを吹き飛ばしてくれるのだ。

始まったばかり。

応援もままならないお客さんが、2日目にして急成長を遂げた。

対戦相手が、岩手だったからだろう!

 青森ワッツブースターの、まだちょっと控えめな応援をモノの見事にかき消すブルズブースターのブースト。

 圧倒された初日とはうって変わって、何とかがんばってブーストしようと自発的に声を出してくれるワッツブースターが格段に増えたのだ!

2つ上野先輩が、ワッツブースターに身を以てブーストの仕方を教えてくれた。

こういうのがいいよね!

 そして何よりもうれしかったのは、ワッツの開幕だからと、生粋のハピネッツブースターが、ホームの開幕戦には行かず、わざわざ僕や、山口選手、ケント選手に会いに来てくれたこと。しかも2日間。

 「地元に根付く」とか「フランチャイズ理念」とかいろいろあると思うけど、僕にとっての地域密着とは、このように、もっとグローバルに行き来できる環境の中で地元を語り合うことだと思う。

 そういう意味でも、これからもハピネッツを愛しつつ、ブラウブリッツと拳を突き上げつつ、青森ワッツで青森を一つに出来るようがんばります!

報告します! ~覚悟と決意と変わらぬ思い~

2013年09月20日 | スポーツ
 今日は皆様にご報告です。

 すでにいろいろ既出しご存じの方もいる状況なので、改めてという形になってしまいますが、僕シャバ駄馬男は、BJリーグに初参戦となる青森のプロバスケットボールチーム「青森ワッツ」のアリーナDJとして、初年度お仕事させて頂く事となりました。

本日ワッツのホームページで公式発表されました。

 この日を迎えるにあたり、皆様にお話しておきたいことが山ほどあったわけですが、日を追うごとに連れ、様々な立場の方々や関係者、両県のブースターや友人知人など、僕自身の発言に語弊があったり、真意が伝わらなかったりしてはいけないと考え、活字にて今の思いをお伝えしたいと思います。

長文になりますので、興味のある方だけ読んでください。

まずこれだけは言いたいこと3つ。

・僕は秋田県民であり、秋田、そして秋田のスポーツを愛し、延いてはスポーツで東北全体を盛り上げたいという思いは、今までも、そしてこれからも何ら変わらないと言うこと。
・青森県は僕の個人的な第2の故郷であり、ずっと恩返しをしたいと考えていたと言うこと。
・僕はプロのしゃべり手であるということ。

もちろん今回のお話を頂いたとき、二つ返事で快諾したわけではありません。

僕なりにいろんな事を考えに考え抜き、出した結論です。

 青森という地は、9年前、地元テレビ局の深夜番組のメインパーソナリティとして、青森では何一つ知名度のない僕を快く受け入れてくれました。そこで多くの仲間も出来、シャバ駄馬男という名前も少しずつ浸透し、ここで過ごした6年間は本当に最高の思い出となりました。
 
 ひとたび離れ2年以上のブランクが空きましたが、その間ずっと多くの方々とはいまだに交流もあります。

 本当によくして頂いた6年間の恩返しをいつの日か必ずしたいと考えていたときに頂いたのが、今回のワッツのお話でした。

 僕が仕事で関わることによって、テレビやラジオなど、媒体とのコミュニケーションがスムーズに行くのではないか。

 未だに「青森で番組見てました!また青森来てください!」といって頂けている方々に、今度はアリーナでお会いできるのではないか。

 そしてなにより、またあの頃のメンバーと仕事ができるのではないかということ。

 産声を上げた赤ちゃんを育てるのに必死な親がいて、頼られた親戚のおじちゃんはそれを見て見ぬふりが出来るでしょうか。

僕にはできませんでした。

今こそ、青森県のために、僕が出来ることをするときなんだと思ったのです。


ただし、そもそもなぜ僕にそのお話が来て、それを受けようと思えたのか。

 それは、人気も、DJも、会場の雰囲気も、そしてブースターも、間違いなく全国ナンバー1である、秋田ノーザンハピネッツというチームがあり、セカンドアイコンながら、そのチームと共にお仕事もさせて頂いていたからです。



 お仕事を頂けるのはもちろんありがたかったのですが、僕自身は、純粋に秋田県人として、地元のプロスポーツの熱狂的な1ファンとして歩んできました。

 何にも代えがたいあの会場の熱気と興奮は、秋田県民のスポーツ観戦の概念を覆しました。もしこれを青森の人達が地元で感じることができたならと。


 そしてなにより僕には、心の底から愛する、ブラウブリッツ秋田があったからです。

 こればかりは、サッカーが好きで好きで、とにかく試合が見たい、応援したいという強い思いから、結果的に仕事に発展していきました。

 サポーターと共有する勝利や敗戦のすべては、全て最高の思い出として刻まれ、上に見えるJ1への昇格という夢に、県民と共に歩んでいける幸せ。

 会場はもちろんですが、ラジオ番組を通じ、各選手を身近に感じ、仲良くもさせて頂き、見学者ホールに来て頂くサポ
ーターの皆さんとのコミュニケーションも楽しい、まさに地域密着です。

この二つのチームが今回の僕に強く影響を与えてくれたこと。

 それは、秋田が地元でもない、ゆかりもない選手達が、秋田県という看板を背負って、秋田に住み、秋田のために、秋田県民と共に、全力で戦っている姿に毎回感銘を受けていたからです。

もちろんそこに地元の選手が入ることによってさらに熱狂は高まる。


今回仕事でご一緒させて頂いた青森ワッツの北向選手と佐々木選手。



 北向選手は、地元出身でありながら、高校は能代工業、BJリーグでは埼玉ブロンコスで活躍し、震災の時はレンタルで、ハピネッツにも少しの間在籍しました。

 佐々木選手は、出身自体が秋田県大館市。高校以降は青森で過ごし、BJでは信州ブレイブウォリアーズで活躍しいよいよ地元凱旋。

 僕も含めた3人、秋田という共通点もあったわけですが、なにより、地元に対するアツイ思いを常に抱きつつも、自分を必要としてくれる場所では、そのチームや地域の方々のために全力で戦う。

このスタンスなんだ。

 この時、今回の件で真っ先に相談に乗って頂いた、秋田が誇る某プロスポーツ選手からの一言の意味がはっきりとわかったのです。

「自分自身、先方の提示内容に納得できたらいいんじゃないですか!」

 その時はただその言葉通りにしか読み取りませんでしたが、彼が言うこの言葉の意味には「プロの意識」というものが込められていたんだなと。

 自分の価値というものをちゃんと評価してくれ、その上でその力をぜひ貸して欲しいという相手に対し、納得した上で握手を交わす。

 まさに、彼がこれまでそうやって渡り歩いてきた、これぞ「プロ」という姿勢が必要なんだなと。

 僕はプロのしゃべり手です。そして、これ1本でご飯を食べている。そのプロ意識を改めて再確認させて頂いたからこそ、今回の決断ができたんだと。


 岩瀬社長はじめ、ブラウブリッツ秋田フロントの皆さんからは、快く今回の決断に賛同して頂きました。

もちろん、シーズンがもろにかぶるようなものであれば、今回のお話は当然のことながらお受けしていません。

 シーズンが真逆であることから、若干のバッティングはあっても、共に歩んでいけると。

 「今度はJ3ですからね!」と、早くも来季のにおいも漂わせ。これからも一緒にがんばりましょう!

といってくださり、心の底から感謝する次第です。


 ブラウブリッツ秋田サポーターの皆さん、何とか今回の決断をご理解頂いた上で、今後も一緒に闘わせてください!

ちらっと「ブラウ捨てるんですか!?」って言われたことがありましたが、絶対にそれはありません。

しがみついてでもJ1までついて行きます!

ちなみに青森ワッツのチームカラーは「青」です!


 そして、先日公式発表前に訪れたハピネッツのプレシーズンマッチのさい、事前に(とはいえ直前になり大変ご迷惑おかけしましたが)、ワッツのDJとして仕事をさせて頂く、というむねをご報告してからお会いしたハピネッツフロントの皆さんにも、激励の言葉をたくさん頂きました。

 今まで一緒にお仕事させて頂いたにも関わらず、形上は謀反を起こしたようなものであるかもしれません。

 一部からは「納得できない」と言うお声も頂きましたが、その思いは僕にも痛いほどわかります。
 
 だからこそ、改めて恩返しをする上で懸命にがんばり、ゆっくりでもいいので僕の今回の、決断に至った気持ちを少しでもご理解頂き、ともにがんばっていきたいと思っております。


そしてハピネッツブースターの皆さん!

 先日お会いしたときは、公式発表前でしたので歯切れの悪い回答しか出来ず、またご心配ご迷惑おかけしてスイマセンでした。

 今回僕は青森ワッツのアリーナDJとしてお仕事させて頂く事になりましたが、これからも何一つ変わらずハピネッツのブースターです。

秋田県人ですから!

 ただ、ここまで読んでくれた方ならわかって頂けると思いますが、プロ選手のように僕もプロのしゃべり手。地元に思いをはせながらも、自分を必要としてくれる場所では、そのチームや地域の方々のために全力で戦います。

なんとかご理解の程お願い致します。

 そして東北ダービー。特に秋田vs青森が特別なマッチになればと思っています。

その日を楽しみにしています!

 さらには、常に東北のそれぞれのチームの結果が気になり「自分達のチームは負けたけど、あのチームは勝って良かった!」みたいな、もっとグローバルでボーダレスな東北になっていって欲しいと思っています。

 地元の心配の前に、むしろ青森側で「なんで秋田県からくるんだよ!」と思ってしまわれるかもしれないですね(^^;)

 6年間番組に出演していたとはいえ、2年半のブランクで、忘れてしまった人もいることでしょうし、そういう意味ではまた1からやり直し。


 それを踏まえ、これからも賛否両論、いろいろ言われることもあると思いますが、全て覚悟の上です。

 変な不安やわだかまり、負い目なんかを持ったまま青森で仕事しても、チームに失礼!

こうみえてメンタル面はすこぶる弱い僕が決断しました。

 秋田のタレントとしての誇り、活動の場を少しでも広げられる可能性と、一歩前へ進む勇気。

 男性ローカルタレント激少の中、それでもローカルタレントに憧れ目指したいと思ってくれる人の、夢の架け橋になれるように、がんばります!

長文お付き合い頂きありがとうございました!

これからもシャバ駄馬男をよろしくお願いします!

シニアリーググループA最終戦!

2013年06月30日 | スポーツ
昨日は秋田市シニアリーグ最終節、こしゃるずレジェンド VS ニコニコFCシニア。

勝ち点10と8の上位決戦だったが、0-1でよもやの敗戦。

これが、超負けず嫌いの40過ぎのおっさん達が肩を落とす姿である。



この大一番に限って試合開始時間が6時台。

物理的に間に合わない人もいたりして(俺も)キックオフ。

 どうやら肉体的に満身創痍のメンバーもいたようで、チーム状態としてはベストではなかったかも。

 それでもキーパーのスーパーセーブなどもあり失点せず前半を折り返したのだが…。

後半相手に1発カウンターをくらい失点。

 個人的には、あいかわらず浮き球の処理にあたふたするものの、今まで何となく遠慮してきた競り合いとか(ぶつかって「おい!!」とかなるのいやなので)、手足も少し出るようになったし、身体で当たっていけるようにもなった。

 で、今までの試合の中でも、この日がなんとなく裏に抜けやすかったかなという大それた主観発言もでてしまう。

 サッカーは、見てる分にはなんぼでも好きな事言えるけど、実際ピッチの上ではそうはいかない。

 ただ、メンバーに比べ、技術的にも戦術理解度も劣っている俺でも、試合数を重ねることにより、多少なりともレベルアップすることが出来たんじゃないかと実感するのだ。

技術面や戦術理解などは短期間で飛躍的に向上はしないかもしれない。

 ただ、メンバーと数試合こなし、意思の疎通であったり、ゲーム中でのコンタクトの取り方だったり、終わった後の反省会だったり、いろんな物を共有する上で一番養われるのが、やはりメンタルの部分だと思う。

今季の俺はその部分の成長が最大の収穫だったような気がする。

 今までの、とりあえず左に張って、ひたすらサイド駆け上がってればいいというごっつぁんサッカーではなく、ちゃんと戦術の一部として働かせてもらった今季。

これは今後しっかりチームに貢献するためますます努力せねばなるまい!

 これでチームはグループAの2位通過となり、グループB1位のJR東日本と決勝かけたノックアウト戦だ。

ここで自分がどれだけ選手として戦えるか真価が問われるときだ!

で、肩を落としたおっさん達も、打ち上げが始まれば関係なしの大宴会!



もともと秋田南高サッカー部OBで作られたこしゃるず(俺は違うけど)

 今回は南高が初の自力インターハイ出場と言うことで、飲み代+寄付金までしっかり徴収された。

ん?これも、チーム戦術の一部として仕事したウチに入るのだろうか??

そして今回もYouTubeアップされてます!

小林さんありがとうございます!

後半、あわや同点か!という僕のループ気味のシュートをお楽しみください(笑)


こしゃるずR 対NicoNicoシニア 前半 (2013.6.28)


こしゃるずR 対NicoNicoシニア 後半1 (2013.6.28)


こしゃるずR 対NicoNicoシニア 後半2 (2013.6.28)



スポーツを楽しむと言うこと

2013年06月20日 | スポーツ
コンフェデレーションズカップのイタリア戦は3-4で惜敗。

得点シーンはワールドクラスなんだけど失点シーンがなぁ~…なんて言わない!

いずれにせよ、会場を埋め尽くした観客のほとんどが日本の善戦をたたえていた。



 選手や生粋のサポは死ぬほど悔しいと思うけど、サッカーというスポーツを楽しみに来た観客は、見応えのあるこの試合に感動したわけだ。

勝負事だから勝敗がある。

 だからこそ、結果を知るだけでなく、そのプロセスに一喜一憂してもらいたい!

それを生で見られたらどれだけ興奮するか!

 秋田にも、サッカー、バスケ、ラグビー他、トップスポーツを生で楽しむ事の出来る環境がある。

その楽しみを知ってる人達は、もうずっと前から一年中こんな興奮をしてるのだ!

 感動と興奮の共有をたくさんの人達とすることこそ秋田の未来を明るくする!と俺は思う!

おっと、選挙活動じゃないですよ-!

 選挙に立候補される皆さんも、聞いてるか聞いていないかわからないようなところで義務的に一生懸命さをアピールする演説より、秋田のチームの応援に来てサポーターやブースターと感動や興奮を共有してくれた方がめっちゃ親近感湧きますけど。

 この試合と同じ、どちらのファンでもないけどサッカーが好きっていう人達(浮動票)のハートをどれだけつかめるかって事でしょ!

ああ、でもやっぱ悔しいわ…(T_T)

こしゃるずレジェンド 2013シーズン第4節

2013年06月19日 | スポーツ
昨日はサッカーシニアリーグ第4節でBRFCと対戦。

 前節「香川だ!岡崎だ!前田だ!本田だ!」なんて言ってたチームは、今回みんながネイマール。

トラップせずダイレクトボレーでいこうという形が自然と実行されていく。

するとなんだね。

やっぱり思い切りって大事なんだなって改めてわかるわけです。

 ダイレクトを意識して数本シュート打つとそのうち2つのゴールが決まり、結果2-0で勝利!



あの場面、もし

「1トラップして~」

とか

「体勢整えて~」

なんて1秒時間かけただけで、ゴールにならなかったのかなって。

途中僕に3点目のチャーンス!

「俺もネイマールじゃぁぁぁ!」

と叫んで放ったボレーシュートは、枠をとらえず大きく左にスライスするのでした~。

それ以外でもさすがに4戦目。

 徐々に自分自身もいくらか役に立つプレイが出てきたんじゃないかなって気がするような気がする。ような気がする。

まあそれも、走攻守の「守」の部分を休ませてもらえているからだと思うけど(^^;)

 ただ今回、何気なく試合に出るだけではなく、自分なりにこれは徹底してやってみようという課題を設けて望んだ。

少しでもペナルティエリアに近いところまでボールを運ぶ為のその方法とは!?

「ディフェンダーのハイボールの処理ミスにより、裏に抜けたボール狙い作戦!」

 その状況自体そうそうあるわけでもないが、今回は狙う度にうまいことボールが裏に抜けてくれたので、何度か「おっ!」っていう場面を作ることが出来た。

 ただ、そうなると横を見る余裕がなくなるので、ラインを見なかったり、自分達のプレイにもかかわらず、俺の裏に出したパスに自分が飛び込んでしまったりでオフサイド連発。

5戦目ではもう少し余裕が出るかな?って、もう最後じゃん!

 これで3勝1分!いよいよ来週はグループ1位通過をかけ2位のニコニコFCシニアと対戦だ!

そしてまたしても、小林さんが動画撮影して下さいました!

ありがとうございます!

 後半僕の、幻のゴールシーン(やっぱり結果オフサイドだったみたい(T_T))もあります!


こしゃるずR 対B.R.F.C 前半 (2013.6.18)


こしゃるずR 対B.R.F.C 後半 (2013.6.18)

こしゃるずレジェンド 2013シーズン第3節

2013年06月06日 | スポーツ
昨日はこしゃるずレジェンド、シーズン第3節、VS 河辺シニア。



今シーズンは皆勤賞である俺だが、その成果、チームを苦戦を強いられている(笑)

 まあ、俺が関わってしまったが為に、もしくは、時には俺がいないものとしてプレイを選択しなければならない状況を作らなきゃならないために、すんなり勝てない試合が多い。

でも、俺は楽しいからいいのだ!

だって監督に言われたから。

「シャバさんは3トップの左、ウイング的な、まあ、昨日の代表で言ったら香川のポジションで!」

それだけでオッケーなのだ!

 とはいえ、これまで練習試合なんかで好き勝手やってきたサッカーとは、今シーズンはなんか違う。

やっぱりチームがディフェンディングチャンピオンだからか。

 そのチームに身を置く1人として、しかも戦力の1人としてしっかり勘定してもらっているだけに、やはりサッカーをちゃんとやらなきゃいけないんだって。

走るなら自信がある。

そしてこれまではそれだけで何とかなった。

でも今は違う。

ボールコントロールはもちろん、動き一つもごまかしがきかない。

 だってシニアの人達って、お年は召してても、かつてはさらにバリバリのプレイヤー。

走らなくても足下でしっかりサッカー出来る人達ばかり。

馬鹿みたいに体力消耗してグダグダにサッカーする俺とは対照的なわけだ。

だから、試合中はチームメイトにガンガン指示をもらいながら動く。

そうやって、シニアのサッカーという物を熟知していく必要がこれからはあるわけです!

まあ、こしゃるずに関しては、シニアにこだわると言うより、若手と台頭に戦えるおじさん達がたくさんいるので、本当助けられてる。

でもね、俺は楽しいからいいのだ!

それがサッカーの醍醐味!

 といいつつ前置きが長すぎたので、今回もご厚意で録って頂いたムービーアップ致します!

こしゃるずR 対 河辺シニア 前半 (2013.6.5)


こしゃるずR 対 河辺シニア 後半 (2013.6.5)


ま、試合は1-0で勝ち。

現在リーグトップ!

ますますプレッシャーじゃん!!

早く貢献しなければ!

がんばれ92番!

こしゃるずR シニアリーグ第2節

2013年05月24日 | スポーツ
昨日は秋田市サッカーシニアリーグの第2節。

対戦相手はAFCユーニアンシニア。

 全然治らない背筋通痛に腰痛も加わり、もやっといやな感じだけど、無性にサッカーがしたいというのと、今年は試合日程が自分のスケジュールにピッタリだというのもあって参加!
 まああいかわらず皆様にご迷惑をかける緩慢なプレイはあるけど、そこはいつも周りのスペシャリストが助けてくれる。

とはいえ相手のレベルが高いとチームとしてはそれは致命傷だ。

とにかく楽しくやろうと心がけても、ディフェンディングチャンピオン。

 絶対に負けられないという強い思いは共通認識なわけで、試合の流れが悪くなればニヤニヤもしていられなくなる。

 前半篠田監督のミドルで先制するも、その後追いつかれ、後半に逆転を許し、ここで僕は逃げるように交代。

負けられない意識はより強くなり、少々ハードな展開となっていく。

 よりアグレッシブにはなれど、なかなかシュートまで行かない中、時間は刻々と経過。

 そして残り時間も無くこれはやばいと思ったその時、事前に「ミラクル番長」と太鼓判を押されていた高嶋さんのミラクルな一発がゴールネットを揺らし同点!

「よっしゃーー!!」

結果2-2のドロー。



息子の前でゴールを決めた父ちゃんはかっこいいねぇ!

といいつつ、その瞬間息子さんは携帯でパズドラに夢中で見てなかったらしい(ToT)

それにしても今回も自分のポジショニングの悪さに反省。

左サイドから中を狙う動きがどうも…。

「シャバさん中に入って!」

と言われる事が多く、もっと自身もって入れば良いのに、そのタイミングが悪い。

結果、戻りオフサイド気味な場面も多く中途半端。

 その後途中交代で僕の位置にサイドバックの高嶋さんが上がると左右の攻撃も安定し、結果左サイドの高嶋さんが、ゴール右隅あたりで右からのクロスに絡み得点。

「行くときはこの感じなんだな~」

 サッカーは俯瞰(ふかん)で見てて言いたいことはなんぼでも言えるけど、実際ピッチに立てばそうはいかない。

 それでも周りをちゃんと見てプレイできるのは、やっぱり経験と実績&自信なんだね~。

毎回毎回勉強になります。

 リーグ優勝チームの中で、しかも実践で勉強させてもらえるなんてこんな贅沢な話はないわけで、だからこそもう少しはチームに貢献できるよう努力しないといかん!

というわけで、今回も動画がアップされていた!

これからシニアはこうやって録画放送を楽しめるのかな?

JFLよりすごいな!

さしあたって前半ですがおそらくまもなく後半も上がると思います!

こしゃるずR 対AFCユーニアン 前半 (2013.5.23)

秋田市サッカーリーグ開幕!

2013年05月11日 | スポーツ
さて、今年も秋田市サッカーリーグの開幕!



 そして、昨年はヤングシニアともW優勝の我らがこしゃるずは、シニアが先日8日が初戦!

 昨年はあまり顔出せなかったんで今年は出来るだけがんばろうと意気込んでいたら、集まった人数が11人ちょうどのためまさかの前後半フル出場。

 俺でなければ決まっていたであろうシュートを3本以上ハズしましたが、まわりのテクニシャンのおかげでチームは3-0の勝利!

 サッカーは見るのも応援するのもいいけど、やっぱり自分でやるのが一番楽しいね!

最後はふくらはぎをガッツリ蹴られ泣きそうになったけど楽しいね!

そしたら対戦相手だろうか。

 カメラを回していたのは知ってたけど、監督からメールが来て、YouTubeに試合がアップされていた!

秋田・旭川FCシニア 対こしゃるずR 前半 (2013.5.8)


秋田・旭川FCシニア 対こしゃるずR 後半 (2013.5.8)


 後半の5分50秒あたりから、左サイドからのクロスを左足でシュートするもキーパーにはじかれ、こぼれ球を押し込んでもらい得点となったが、シュートの時ふくらはぎを蹴られ痛がっている僕が映ってます(笑)

何してるんだハピネッツ!

2013年04月28日 | スポーツ
たまには正直に言ってみようかな。

 今日のブラウブリッツ秋田は、絶対的な存在である熊林が前節レッドカードのためこの試合欠場ではあったが、こんな時だからこそと、1人1人の選手が死力を尽くし、普段サブメンバーの選手はここぞとばかりに自分を存分にアピールし、アグレッシブに走り回り、最終的に全員で勝利をもぎ取った。

全選手にとてつもない気迫が感じられた。

桜は咲けどやや肌寒い空の下、1300人ほどの観客が勝利に沸いた。

試合終了後、多くのサポーターが県立体育館に足を運んでいた。

僕もその1人だった。

ついたときはちょうど第4Qが始まるところだった。

ブラウのサポはWフィニッシュを願い、ハピネッツの勝利を信じた。

 そしてなにより会場に集まるすべてのブースターが、秋田が世界に誇るバスケットボールプレイヤー、長谷川誠の地元での現役最後の勇姿を目に焼き付けようとアリーナを埋め尽くした数、実に4000人越え。

これはハンパない。

アリーナが揺れていた。

 しかし、僕がその場で観たラスト10分間は、長谷川選手の引退の花道を飾るにはほど遠い、残念ながら気迫が感じられないものだった。

 長谷川選手のおかげでこのハピネッツというチームが生まれ、最終的にはとんでもない数のブースターに囲まれプレイできているチーム。

 そんな長谷川選手に、勝って最高の花道をプレゼントしたいという気迫が感じられなかったのだ。

いつもの僕なら、

「残念ながらハピネッツは勝利出来ませんでしたが、本当にたくさんのブースターに囲まれすごかったです!」

 なんて、差し障りのないことを言うんだろうが、長谷川選手の最後の試合がこれだっただけにもうただ悔しくて、言わずにはいられなかった。

 それでも4000人のブースターは、長谷川選手の最後を見れて満足だったんだろうか。

 僕にしてみたらそれだけの数のブースターに応援してもらえるチームがうらやましくてならない。

 もし、ブラウブリッツ秋田が今日のハピネッツのような試合をしたら、次のホームゲームにはほとんどの人が足を運んでくれないだろうし、僕も同じようなことを言ってしまうだろう。

 勝負事だから勝ち負けは必ずあるが、今日の負けはただの負けじゃなかったんだ。
結局僕がこんなに言うのは、ハピネッツというチームが大好きだからです。

 4000人のブースターの1人もかけることなく、今なお有明へ行き優勝することを信じている。

選手達が必ず連れて行ってくれると信じている。

 だからこそ、その期待に応えるべく、選手は最後まで集中力を維持し、どうしても途切れそうなときは気迫と根性でカバーする。

かっこ悪くてもいい、泥臭く、意地でも勝利をもぎ取るという。

5月4日5日、プレイオフトーナメント、対戦相手は岩手ビッグブルズ。

おそらく2000人を超えるハピネッツブースターがアウェイの地に足を運ぶ。

これがどういうことなのか。

選手の皆さんには感じて欲しい。

しっかりしろ!

まだ間に合う!

秋田のブースター達の夢を叶えるため、もう一度気を引き締め、

「こりゃ有明いけるぞ!」

と思えるような心揺さぶる熱いプレーを今一度見せてください!

これまで幾度となくそんなプレイを見せてくれているチームなんだから!

ビッグブルズの皆さん!

秋田はとんでもない数でアウェイ戦に臨みますよ!

覚悟しといてくださいよ!