平成27年度の第3学期の終業式が行われました。
終業式に先立ち,表彰式が行われ,3学期クラスマッチ優勝クラスや実用英語技能検定合格者をはじめ,体操競技部,水泳部,音楽部,吹奏楽部,演劇部,書道部,美術部から多くの生徒が表彰されました。
終業式では,田淵校長先生が平成27年度を振り返り,式辞を述べられました。
始めに,
入学式および1学期の始業式を振り返り,その際に1・2年生に向けて述べた,「この1年で生徒諸君に実践してほしいこと」を再確認しました。
その上で,「人生の中で,最も貴重な時期である高校時代も,あと1年ないし2年です。反省すべきは謙虚に反省し,どうあるべきであったかを見いだし,新しい学年を迎えてほしい。」と述べられました。
次に,学校行事,部活動,学習活動の観点から平成27年度を振り返り,
「私は,これまで生徒諸君に高い目標を掲げて,その実現に向けて努力することを強く訴えてきています。皆さんは,未知なる可能性を秘めているのです。努力すれば,未知なる可能性が見えてきて,皆さんの世界が広がってきます。」
「生徒諸君の人生,これからの人生が,これまでの人生より遥かに長いのです。自分の今後の人生は,高校時代の3年間が大きく影響します。人生の基礎・基本は,高校時代に確立されるのです。高校時代の頑張りが,将来の人生に大きく左右するのです。」
と述べられました。
また,明治時代に日本の精神性の高さと深さを世界に知らしめようと,英語で出版された本の一つとして,内村鑑三の「代表的日本人」を紹介されました。
著書の中で,内村鑑三が,西欧社会に紹介したい代表的日本人として「西郷隆盛,杉山鷹山,二宮尊徳,中村藤樹,日蓮上人」の5人の偉人を取り上げていることに触れ,校長先生は,生徒に向けた最後の課題として
『貴方が考える,世界に誇れる代表的日本人を5人挙げ,その推薦理由を考えなさい。ただし,一つのジャンルに限定せず,多方面から挙げること。』
という課題を提示されました。
終業式後は,進路指導部および生徒指導部の各主任それぞれから講話がありました。
進路指導部主任の内西先生からは,
1.進路決定の時期は早い方がよい
2.いつ受験勉強を始めるのか
3.不得意科目の克服
4.春休みは基礎・基本の養成
の4点についてお話していただきました。
また,生徒指導部主任の田原先生からは,
「自分と相手の関係を意識し,自分が相手に何をしてよいのか,何をしてはいけないのかをしっかりと判断できる力を培ってほしい」
というお話をしていただきました。