午前は、バスに乗ってまず「ウィーン楽友協会」を見学に行きました。最初に、建物の前で、MC23期生全員で記念写真を撮りました。
案内人のエミリーさんが分かりやすく丁寧に建物内部について説明してくださいました。ご存知のとおり、ここにはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートが開催される「黄金のホール」とも呼ばれる大ホールがあります。ホールの材料は主に木材で、ホール全体が楽器のようにできており、残響が2秒程度あるとのことでした。ちょうどピアノの調律が行われており、その音がホールを満たしている感じでした。(建物の中は撮影禁止)
次に、分離派会館(ゼセッション)に行きました。ここには、ベートーヴェン・フリーズなどが展示してありました。
この作品は第九交響曲に基づいており、「幸福への憧れ」「敵対する勢力」「歓喜の歌」の3つの部分に分かれています。
午後は、カイザーホールでのノーマン・シェトラー先生によるピアノレッスンでした。ピアノ専攻4名の生徒が一人ずつ先生からユーモアを交えながらの具体的で分かりやすい丁寧な指導をしていただきました。
レッスンしてもらう生徒はもちろんですが、他の生徒たちも真剣にレッスンを聴講していました。さすが音楽科の生徒たちです。
シェトラー先生に対して、お礼にみんなで合唱しました。先生もたいへん喜ばれました。
最後は、19時~22時頃まで国立オペラ座で「セビリアの理髪師」を鑑賞しました。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏はもちろんですが、役者の方々の魅力あふれる重厚な歌声も素晴らしいものでした。生徒たちの豊かな感性や鑑賞能力がさらに高まったものと考えます。