顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

患者さんの施術感想

2013-11-24 20:04:30 | 施術日記
何人かの患者さんに感想文の作成をお願いしたところ、77歳のおじいちゃん

が、一番最初に持って来てくれた。このおじいちゃんは、腰部脊椎管狭窄と顎関節症

の両方を患っていた方だ。71歳の時に初めてやってきたのだが、その頃は

脊柱管狭窄からくる間欠性跛行もみられ、かなり厳しい状態であった。

通常、脊柱管狭窄症は変形性の場合、我々整体師には治療は不可能である。

ところが、この方の場合、腰椎分離によるすべり症狭窄だったために、

前にすべった腰椎を後ろに戻すことで症状が劇的に改善した特殊な例である。

では、以下がその方の施術感想である。


東京都 杉並区  水嶋(本名) 昭和11年生まれ  77歳

「私は19歳から68歳までの50年間、籐工芸の職人として、ほとんど板の間に座るか、

15センチ程度の低い椅子に座って仕事をする毎日でした。65歳のころから、仕事を

終えて立つときに腰を伸ばすのが難儀だったり、歩行中に痛くてかがみこむように

なってきました。徐々に右腰を中心に右足の状態が悪くなり、平成14年6月から

整形外科に週4~5回通院するようになりました。佼成病院で調べたところ脊柱管狭窄症

との診断でした。薬を処方されたり、鎮痛薬を貼ったり、コルセットをしたり、主として

首と腰を牽引する治療でした。約4年間治療しましたが状態は一向に良くならず、時には

悪くなっていくこともありました。そんな折、整体治療を知人に紹介されて先生の所に

施術を受けにくるようになりました。最初は少し恐怖心もありましたが、先生の気の置けない

性格と私に合った適切な施術をしていただいたことで、病気に対しても前向きになれ、今では

以前のような症状を感ずることは殆どありません。腰部脊柱管狭窄症の施術の方は丁寧に根気よく

やっていただいておりますが、顎関節症の施術の方は、意外にあっけない感じで、

3回程度の施術で顎の音もしなくなり、少し顔の歪みも治り、噛み合わせまで調子よく

なりました。施術の痛みはほとんど無く、どちらかといえば私には気持ち良い施術の

方が多いように感じます。

丁寧な病状の説明と患者に合った施術法、その後の運動法、私に合った治療法に

巡り会えたと感謝しています。若いころから全く太れなかった私が先生のトレーニング法の

おかげで、51キロから58キロに体重を増やせて、心なしか少し若返ったようにも思います。

適正な施術と毎日根気よく運動を続けることが今の私のすべてです。」


 以上、原文そのまま