しばわんこ・ふく

柴犬・ふくのお散歩日記です。景色やお友達わんこをご紹介します。プラス天体写真もご紹介です。

かぎろひ(い)

2018年04月21日 09時37分25秒 | しばわんこ

今朝は朝から快晴で・・・少し肌寒く感じましたが、しばわんこ・ふくとプチは元気にお散歩に出かけました。スタート時は薄ら東の空が白々とし始める時刻でしたが・・・10分程度も過ぎると東の空の薄明が秒単位で進んでいくように感じました。

今日は、「かぎろひ(い)」をご紹介したいと思います。

「かぎろひ(い)」は、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが・・・少し調べましたので・・・

万葉の歌人・柿本人麻呂はご存知の方も多いと思いますが、西暦692年(太陰暦11月17日)に当時、奈良に阿騎野(あきの)と呼ばれていたところ(現在の奈良県宇陀市大宇陀と言われている)で、当時9歳、後の「文武天皇」の狩りに随行した時のこと・・・朝早かったのだと思いますが、「東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ」を詠んだとされ、この中に「かぎろひ(い)」がでてきます。

特に厳冬期の夜明け前、東の空が燃える様な赤、オレンジ・・・に染まる情景を言います。

4月の今・・・厳冬期とは言えませんが、今朝のような少し肌寒い快晴の夜明け前は、そう言ってもよいのではないかと思います。


【参考】
万葉仮名の原文は「東野炎立所見而反見為者月西渡」とあり、直訳では、「東の野に炎が立っているのが見え、振り返って見ると月が西に渡る」となります。原文のままでは五、七、五・・の短歌にならないため、東を「ひむがし」、「炎」を「かぎろひ」としたようです。「炎(かぎろひ)」については、特に意味があったのか(単に炊事の火との意見もあり)?風景描写だけなのか?様々な憶測がされています。

↑ 肉眼ではもう少しオレンジ色の層が広かったのですが・・・綺麗でした。左の山並みは、源平合戦の主戦場の一つ「三草山」です。

↑ ふくとプチのシルエット・・・約30分歩いたところです。足元は露で汚れています。

↑ シルエットでは、どこか不思議な場所のようですが・・・実は単なる農道でした。

↑ おまけ・・・4月17日の夕方7時過ぎの西空です。右下の☆は「金星」です。ちょうど「宵の明星」となりますが・・・そう目立つ状況ではありません。今年の1月くらいに太陽の(地球から見て)向こうを回ってきて・・・今、近づいている最中となります。6月から7月にもなると、堂々と「宵の明星」と言えるほどの輝きを見せてくれそうです。

↑ おまけ2・・・地球照です。少し露出オーバー目に撮影しましたので、太陽の光が当たっている部分は・・・白とびです。画質は良くありませんが・・・月面に地球が反射した太陽光を受けて薄らと見える現象です。実は、前日の16日が新月で・・・この日の月齢は「1」となります。月は新月から次の新月までつまり「1朔望月」と言いますが、29日と13時間弱となります。・・・新月等は、年間約12.4回見ることができますが、このうち西空に雲一つない状態など条件がそろわないと遭遇できませんので・・・ある意味貴重な一場面であったといえます。

↑ おまけ3・・・ブルーベリー「ノウザンカロライン」その後です。前回ご紹介しました「芽」の倍以上にはなったでしょうか?順調に復活しています。とりあえずは、沢山の実を付けるために、数年間は、枝と葉っぱを如何に成長させるかが大切となります。