なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

昔話、≪鶴の恩返し≫

2010-05-15 | なにげな言葉
「幻創文庫」似て、昔話を書いてみました。
最近忙しくてね
本当は特集作品で書いたのに、入稿忘れ
場外だけど、掲載していただきました
元々の鶴の恩返しとは、、違うかもしれない
でも似ているかもしれないなぁ
どこかで、聞いたような・・・
そんな話にアレンジ・・

2部構成
1部は、≪鶴に恩返し≫

ある日の夜
高速を降り、抜け道になっている道を通り、家路を急いでいた。
気持ちはすでに、帰宅した後のことを思っていた。
特別、何をする予定があるわけではないが、一人運転して出かけた出張。
帰宅してゆっくりしたいと思っていた。
その時、薄暗い道で、白い物体が視界に飛び込んできた。
とっさに、急ブレーキをかけた。
あわてた。
すんでの所で、衝突する所だった。確認しようと、車外に飛び出して驚いた。
男にとって、それは衝撃的な光景だった。

「大丈夫ですか?」

そう声を掛けようとして、言葉を飲み込んだ程だった。

「鶴だ!」

衝突ではなく、引いてしまうところだった。
鶴は、体中泥だらけで、無数の傷があった。
普通とは思えないこの現状を、何とかしなければいけないと、男はとっさに思ったのだ。

「落ち着け、まず、状況を判断!」
「119!」
「119でいいのか?」

男は、その場で、ぐるりと一周し辺りを見た。

「落ち着けよ・・・落ち着け!」

車のヘッドライトに映し出された状況を冷静に見ようと思ったのだった。
足元には、縄が落ちていた。

「事件か?110番!」
「警察になんと言う?」
「うぅ・・だめだ。」

疲れた頭で何かを考えようと思って、状況が良く把握できない上に、警察沙汰になっては困る。
見なかったことにしようかと思った。
しかし、鶴は死んではいないのだ。
見捨てるわけにもいかない。


2部 ≪鶴に恩返し≫

・・・
僕は、人の為にこれ程何かをしたいと思ったことは無かった。
鶴が禁断の世界に生きるなら、僕はその世界に行けばいい。
変態とか禁断と言うのは外から見た概念。
当の本人達には、真面目に取り組む理由もある。
愛する理由、生きる理由をもてるなんて幸せだ。
鶴の幸せは僕の幸せ。彼女を幸せにしたい。
そんな心を引き出してくれた鶴に恩返ししたい。

「ね。結婚しよう!」

鶴の瞳から、大粒の涙が流れ落ちた。
僕は、改めて、

「結婚してくれる?」
「私でいいの?」
「勿論だよ。君が良い。」

鶴が僕に抱きつき、泣き出した。

「大丈夫だよ。ずっと傍に居るから・・・・」



言いたい事、伝えたい事の一部分でも伝わればいいけどなぁ
作り出した作品に、自分の思いをこめれるって
物書きでも、仕立てでも、デザインでも、同じだね
隠されたメッセージ。
それが、やる気につながるのかなぁ


http://pc.kourai.jp/
より、どうぞ!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿