先日からの不安な気持ちの原因は、
友人の死
学生時代からの友人
一時期は、お付き合いもした。
でも、彼の海外勤務で、疎遠になり、終わった。
だから、彼が、嫌いと言うことで終わっていない。
日本に、帰国後、再び連絡を取っていた。
「お茶しようよ!」
そう言って、紅茶とコーヒーを手にやってきた。
彼は、まさに日本人
硬派だね。
私の周りには少ないタイプだったけど、それが、魅力でもあった
優しくない訳じゃない
ずっと、私は紅茶以外のもない事を覚えていてくれる。
優しいのは知っている。
優しいけれど、表立った表現が少なかった事は事実。
当初は、それが、新鮮であったけれど、元々私は、ストレートに表現して欲しいほうだから
「好きといわれなきゃ、好きじゃないの?」
と言う。
「言わなくても分かるだろ?」
と言う彼に
「言わない者を分かれって、都合のいい事言うのね。
じゃ、私、貴方の事どう思っているか分かる?」
と言い返し
「僕の事嫌い?」
「ほらね、自分ではっきりと分からないでしょ。
なぜ、私に聞くの?言わなくたって、分かっているんでしょ!」
そんな彼も、帰国後は、結構頻繁に連絡をくれるようになった。
彼は、ずっと独身
何故って聞いても、答えなかった。
数ヶ月前のおはようメール
「癌だって、余命半年らしい。」
私はそのメールで、愕然とした。
彼は、どう受け止めたのだろう
電話しようと、携帯を手にした
でも何て言おう・・・
私は、携帯メールをもう一度見た
「癌だって、余命半年らしい。」
やっぱり、電話しよう
携帯のアドレス帳を開く
本当は、アドレス帳なんか見なくたって、暗記している。
何処からだって、彼の自宅も、携帯も電話できる。
アドレスだって暗記している
でも、自分の中で、時間が欲しかったから・・・
1コール
2コール
3コール
え?
10コールで出なかったら、止めよう。
8コールで、彼の声
「もしもし!」
「メール見た!」
「直ぐ電話よこせよ!」
「馬鹿!」
私は、涙があふれた。
「お前が泣くな!」
「だって・・・」
「お前が泣くと、こっちも泣けるだろ!」
「ごめんね。傍に行っていい?」
「駄目!」
「どうして?」
「僕、忙しいから。」
「どうして?」
「仕事、残せないからね。」
「病院は?」
「もう、出来ること無いんだって、だから、通院と検査だけ。」
「逢える?」
「逢えるよ。」
「何時?」
「今日、お昼なら空いてるよ。」
「行く。逢いたい。」
「分かった。待ってる。」
彼との昼食、楽しかった。
彼がこれ程明るい人と思わなかった。
彼の本当の姿を忘れちゃうぐらい、彼は明るく陽気だった。
「もしかして・・・私の為に無理して明るくしてる?」
「馬鹿、お前の為じゃないよ。自分の為。
永遠は無いからね。今を楽しもう。」
やっと、彼と私の考えが、合致した。
「でしょ!今を真剣に生きないと、明日なんかわかんないよ。」
そう、私は、永遠を信じていない
信じていないから、自分で永遠を作るしかないと思っている。
病弱だったから、大人になれないと思ってた。
大人になっても、幸せは遠いのかなぁって思ってた
「毎日楽しく生きれればいい!」
その言葉に支えられ、大人になった。
恋もした。
結婚もした。
子供も居る。
これは、自分で作り出した喜びだって知っている。
彼も私の気持ちが少し分かったと言った。
「理解するのに、時間かかりすぎて、タイムリミット来ちゃったけどな!」
「ねぇ。ママ、大丈夫?」
「凹んでるな。連絡してくれるか?」
「分かった。」
彼のママとは、彼と付き合っているときからの仲良し
別れた訳なのに、ママとは時々お茶したりショッピングしたりしていた。
早速、彼との昼食後、ママに連絡した。
「ママ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないけどね。泣いたら駄目でしょ。母親ってつらい。」
今は私だって母だもん、気持ち分かる。
だから、
「ママ、お家行っていい?」
「いいわよ。」
ママは、ちょっと痩せた。
「貴女と結婚して欲しかったのになぁ。
娘欲しかった。」
「ママは、私のママだよ。ずっと、連絡してたでしょ!」
「ありがとう。」
「ママ、知ってた?パパがね生きてた時、私の末っ子を妊娠した時、
早い時期に、男の子だって分かったらね。
その子、パパの養子にしてくれっていったんだよ。」
「知らなかった。」
私は、嫁には行けなかったけれど、彼の両親に、ずっと可愛がられた。
今でもそう、何かと言うと連絡をくれるし、一緒に遊びに行く。
ずっと、私のパパとママ。
そして先々週、おはようメールが来た
「逢いたい。」
それだけのおはようメール。
私は、彼の居る病院にいった。
彼は、先月で会社を退職し、今は、病院と自宅を行ったり来たり。
「僕さぁ。結婚しなかったじゃん。
お前好きだったんだぞ!
結婚しようと思ったのに、別れちゃった。
待っててくれとも言わなかったから、仕方ない。
馬鹿だったなぁってずっと、思ってたんだぞ!」
「何で今言うの?」
「今言わなかったら、もう言えないだろ!」
「分かるけど、私は、何もいえないよ。」
「分かってるって、僕が好きだって言わなかったからね。
今なら素直に言えるのになぁ。残念だよ。」
「馬鹿!」
彼は、饒舌に話し続けた。
元々指摘されていた不整脈の検査と癌の検査の為の、短期入院
余命半年と言われてから2ヶ月
病人だって言われなきゃ、わかんないかも知れない程元気に見える。
夕方まで、病院デート。
「明日もメールするよ」
彼に、明日は無かった。
「昨夜、亡くなった。」
と、ママから、電話が来た。
彼が言っていた言葉を思い出した。
「全身癌に侵されて、何も分からなくなって死ぬのは嫌だな。
出来れば、今の、この気持ちのまま死にたいな。」
「癌より先に、心臓が止まった。」
そんな声が聞こえそうだよ。
友人の死
学生時代からの友人
一時期は、お付き合いもした。
でも、彼の海外勤務で、疎遠になり、終わった。
だから、彼が、嫌いと言うことで終わっていない。
日本に、帰国後、再び連絡を取っていた。
「お茶しようよ!」
そう言って、紅茶とコーヒーを手にやってきた。
彼は、まさに日本人
硬派だね。
私の周りには少ないタイプだったけど、それが、魅力でもあった
優しくない訳じゃない
ずっと、私は紅茶以外のもない事を覚えていてくれる。
優しいのは知っている。
優しいけれど、表立った表現が少なかった事は事実。
当初は、それが、新鮮であったけれど、元々私は、ストレートに表現して欲しいほうだから
「好きといわれなきゃ、好きじゃないの?」
と言う。
「言わなくても分かるだろ?」
と言う彼に
「言わない者を分かれって、都合のいい事言うのね。
じゃ、私、貴方の事どう思っているか分かる?」
と言い返し
「僕の事嫌い?」
「ほらね、自分ではっきりと分からないでしょ。
なぜ、私に聞くの?言わなくたって、分かっているんでしょ!」
そんな彼も、帰国後は、結構頻繁に連絡をくれるようになった。
彼は、ずっと独身
何故って聞いても、答えなかった。
数ヶ月前のおはようメール
「癌だって、余命半年らしい。」
私はそのメールで、愕然とした。
彼は、どう受け止めたのだろう
電話しようと、携帯を手にした
でも何て言おう・・・
私は、携帯メールをもう一度見た
「癌だって、余命半年らしい。」
やっぱり、電話しよう
携帯のアドレス帳を開く
本当は、アドレス帳なんか見なくたって、暗記している。
何処からだって、彼の自宅も、携帯も電話できる。
アドレスだって暗記している
でも、自分の中で、時間が欲しかったから・・・
1コール
2コール
3コール
え?
10コールで出なかったら、止めよう。
8コールで、彼の声
「もしもし!」
「メール見た!」
「直ぐ電話よこせよ!」
「馬鹿!」
私は、涙があふれた。
「お前が泣くな!」
「だって・・・」
「お前が泣くと、こっちも泣けるだろ!」
「ごめんね。傍に行っていい?」
「駄目!」
「どうして?」
「僕、忙しいから。」
「どうして?」
「仕事、残せないからね。」
「病院は?」
「もう、出来ること無いんだって、だから、通院と検査だけ。」
「逢える?」
「逢えるよ。」
「何時?」
「今日、お昼なら空いてるよ。」
「行く。逢いたい。」
「分かった。待ってる。」
彼との昼食、楽しかった。
彼がこれ程明るい人と思わなかった。
彼の本当の姿を忘れちゃうぐらい、彼は明るく陽気だった。
「もしかして・・・私の為に無理して明るくしてる?」
「馬鹿、お前の為じゃないよ。自分の為。
永遠は無いからね。今を楽しもう。」
やっと、彼と私の考えが、合致した。
「でしょ!今を真剣に生きないと、明日なんかわかんないよ。」
そう、私は、永遠を信じていない
信じていないから、自分で永遠を作るしかないと思っている。
病弱だったから、大人になれないと思ってた。
大人になっても、幸せは遠いのかなぁって思ってた
「毎日楽しく生きれればいい!」
その言葉に支えられ、大人になった。
恋もした。
結婚もした。
子供も居る。
これは、自分で作り出した喜びだって知っている。
彼も私の気持ちが少し分かったと言った。
「理解するのに、時間かかりすぎて、タイムリミット来ちゃったけどな!」
「ねぇ。ママ、大丈夫?」
「凹んでるな。連絡してくれるか?」
「分かった。」
彼のママとは、彼と付き合っているときからの仲良し
別れた訳なのに、ママとは時々お茶したりショッピングしたりしていた。
早速、彼との昼食後、ママに連絡した。
「ママ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないけどね。泣いたら駄目でしょ。母親ってつらい。」
今は私だって母だもん、気持ち分かる。
だから、
「ママ、お家行っていい?」
「いいわよ。」
ママは、ちょっと痩せた。
「貴女と結婚して欲しかったのになぁ。
娘欲しかった。」
「ママは、私のママだよ。ずっと、連絡してたでしょ!」
「ありがとう。」
「ママ、知ってた?パパがね生きてた時、私の末っ子を妊娠した時、
早い時期に、男の子だって分かったらね。
その子、パパの養子にしてくれっていったんだよ。」
「知らなかった。」
私は、嫁には行けなかったけれど、彼の両親に、ずっと可愛がられた。
今でもそう、何かと言うと連絡をくれるし、一緒に遊びに行く。
ずっと、私のパパとママ。
そして先々週、おはようメールが来た
「逢いたい。」
それだけのおはようメール。
私は、彼の居る病院にいった。
彼は、先月で会社を退職し、今は、病院と自宅を行ったり来たり。
「僕さぁ。結婚しなかったじゃん。
お前好きだったんだぞ!
結婚しようと思ったのに、別れちゃった。
待っててくれとも言わなかったから、仕方ない。
馬鹿だったなぁってずっと、思ってたんだぞ!」
「何で今言うの?」
「今言わなかったら、もう言えないだろ!」
「分かるけど、私は、何もいえないよ。」
「分かってるって、僕が好きだって言わなかったからね。
今なら素直に言えるのになぁ。残念だよ。」
「馬鹿!」
彼は、饒舌に話し続けた。
元々指摘されていた不整脈の検査と癌の検査の為の、短期入院
余命半年と言われてから2ヶ月
病人だって言われなきゃ、わかんないかも知れない程元気に見える。
夕方まで、病院デート。
「明日もメールするよ」
彼に、明日は無かった。
「昨夜、亡くなった。」
と、ママから、電話が来た。
彼が言っていた言葉を思い出した。
「全身癌に侵されて、何も分からなくなって死ぬのは嫌だな。
出来れば、今の、この気持ちのまま死にたいな。」
「癌より先に、心臓が止まった。」
そんな声が聞こえそうだよ。
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