こんばんは、M氏です。
久しぶりのM氏の金言の更新となりますが、次は気性についてを書いていきたいと思います。
馬体、動きが良くても、走らない場合に問題になるのが気性であり、気性の良し悪しが競争能力に大きな影響を与えるのは言うまでもありません。
ただこの気性を判断するのは馬体、動きを見るよりもかなり難易度が高く、苦しんでいるのが正直なところです。
そこで去年の冬あたりから今まで以上に、この気性の良し悪しをより判断出来る精度を上げる為に色々と勉強しました。競馬としてでなく、馬が持っている生態や本来の習性や仕草の意味などを再度学び、その知識を競馬に応用する形を取ろうと思っています。
しかし一口馬主の知れる情報から細かい馬の性格まで判断する事は不可能ですし、牧場で育成している人やトレセンで馬に携わるホースマンですら、完璧に判断する事は不可能だと思います。
ただ分からないからとそこに目を向けないでいるのと向き合って答えを探すのでは、結果が違ってきます。なので、私は今年のレビューから今まで以上に気性についてをレビューに反映して、書いていこうと思っています。
皆様もご存知かと思いますが、2年前から気性に関しては必要性を感じて、レビューに体質と共に気性を◯、△、×で記載してきました。
ただまだ漠然として評価でしかなく、馬体や動きと比べたら、しっかりと言語化出来ていないのが残念ながら、事実だと思います。
そこで3段階の印以外の言語化について、レベルアップさせたいと思います。
具体的には◯、△、×の意味合いとして
◯→問題なし △→やや問題あり ×→問題あり
というニュアンスになるのですが、どの印であれ、気性に関しては全てその理由について記載するようにします。
その判断材料としては、今まで同様に耳の動きについてと集中力については継続します。
それにプラスして、尻尾の動きについて、目つき、顔つきについての2要素をプラスします。
馬という動物は私達と言葉を話して、コミュニケーションを取る事が出来ません。これは他の犬や猫も同様ですね。でも言葉が話せないからこそ仕草や動きで色々と反応し、伝えてきます。それはすなわち馬の性格であり、気性に繋がるヒントになります。
馬は他の動物同様に耳や尻尾で色々な反応を見せます。ただ犬や猫ほど鳴いたりしませんし、反応も薄いように思います。
ただそれは馬が犬や猫よりも穏やかな動物であり、草食動物であるからです。
なので、反応が受け身になりがちです。また攻撃的な反応を見せるようなシーンが動画に映る事はありません。募集馬ツアーに参加しても、そのような反応を見せる事はごく稀でしょう。
それくらいに馬は賢いですし、思いを内に秘める動物であるのです。
また馬の記憶力はかなり高く、人に対して、従順です。だから1歳時の募集の時期には牧場でしっかりと教育されていますし、人に対して従順であるので、優等生に見えます。
だからこそその些細な反応に対して私達人間は察して上げないといけないですし、その反応の意味を理解してあげないといけません。
ただ私達一口馬主は牧場で馬を育成する側の人間ではありませんし、世話をする側ではありません。なので、そこまで知る必要性はないかもしれません。
しかしこの部分を理解する事がより馬を理解する事に繋がり、馬の資質を判断する事に繋がると私は考えたので、去年の冬あたりから今まで以上に真摯に取り組んできました。
そこから色々と見えてきた部分が多々あり、実用化出来ると判断出来るまでのレベルになってきたと思いましたので、新しい領域へ挑戦しようと思います。
情報量が増える事はレビューを購入される会員様にもプラスになると思いますし、今まで以上に結果に対して、納得して頂けるのでないかなと思います。
またこれ以外にも今年から進化させる要素があるので、それらに関しては19年産駒の募集の前までにブログで記事にして、レビューにも記載するようにしますので、よろしくお願いします。