こんにちは、M氏です。不定期更新のM氏の金言ですが、次は告知した通りに時系列で馬を見る大切さについてを書いていきます。
一口馬主から大半が1歳時に出資をして、そこから引退までの何年かを愛馬と共に過ごす事になります。
前から言っていますが、1歳時にこれから先の競争馬になる姿を想像して、出資をしないといけない難しさこそが最大の課題です。
出資時は素晴らしい馬体をしていたのに、デビュー時には別馬のようになっていた、思ったよりも成長しなかったなどそういう事をほとんどの方が経験していると思います。
成長を完璧に予測する事は不可能な事ですし、人が馬を育てる、つまり育成の仕方で馬は良くも悪くも変わります。育成先、厩舎は事前に分かりますが、誰が育成し、誰が担当するか?その誰がの育成レベルがどれくらいあるのか?当然になりますが、この部分を知る事も不可能な事です。よく知っている人のレベルで例としてになりますが、ノーザンファームの空港or早来の◯◯厩舎で育成されるくらいまででしょう。
つまり、我々はこの不透明な部分に関しては信頼して、信じて、任せるしかありません。
ただこれでは何も解決にはなりません。ではどうしたらいいか?という話になります。
そこで我々は馬を見て、資質を確認して、厩舎、血統を確認し、出資する馬を検討します。これは当然の事ですし、誰でもしています。
そこで次に今回のテーマの成長を予測するという話になります。
前置きが長くなりましたが、そこで成長を予測する為にはどうしたら良いか?それが今回の時系列で馬を見る大切さになります。
この時系列で馬を見るという事は1歳時から引退までどういう風に馬が育成されて、レースをして、結果引退に至ったのかを振り返る事で知識を得る事になります。
その知識の蓄積が経験となり、ノウハウになるのです。
簡単に書いていますが、この事を継続していく事は容易ではないですし、厳しい道のりになる事は先に書いておきます。
また過去の愛馬について見るだけでなく、過去の名馬や自分が1歳時に良かったと思ったが、走らなかった馬についてなと様々なケースを見る必要があります。
何故なら成功例だけ見ていては何が成功した要因なのか?分からないですし、失敗例だけ見ていては何が失敗した原因だったのか?分かりません。
大切なのは贔屓目なしに見る事です。名馬を見る場合にはこの馬は凄い馬だったと思うとより凄く見えてしまいますし、愛馬だとジャッジも甘くなってしまうのが普通です。
その感覚を超えるくらいに数を見て、この時系列で馬を見る習慣をつけるようにして下さい。
ブログで公開している、新馬戦レビュー出走馬や重賞レビュー出走馬や有料レビュー回顧はこの習慣の一環ですし、皆様に結果をご報告するだけでなく、私のレベルアップの為にやっているという部分も含まれています。
ここまでストイックにやっているブログは他にありませんし、評価をつけて終わりがほとんどで走った馬だけ後で記事にするのがほとんどです。これでは残念ですが、今よりレベルアップは出来ませんし、精度を上げる事は出来ません。
では次にその時系列で馬を見る方法論について書いていきます。
時代は便利になり、データはJRA-VANやネット競馬や一口DBでいくらでも調べる事が出来ます。このデータを自分のレベルアップの為に利用しない手はありませんね。
私のように毎週のように馬を見て、パドックを見て、結果を見て、回顧して、気になるレースはリプレイを見て、また来週に向けて、準備して、予想して、また馬を見て、パドックを見てとループするのがベストですが、これを毎週やるのはなかなか大変ですし、私も当然ですが、競馬以外に用がある事もありますし、他の趣味を楽しむ事もありますし、毎週競馬をリアルタイムで見る事、ずっと見る事は正直にやれていません。
でもそれが出来なくて、今は便利な時代です。後から見れますから、大丈夫です。大切なのはこのループを習慣化する事にありますから。
でもその見るだけのノウハウがあるかは各個人で差がありますし、知識量にも差があります。
この差を埋める方法論についても書いていきます。
先に書いたように名馬や愛馬や他の馬について、1歳募集時の馬体写真や動画を確認します。ここから更新されていく馬体写真や動画を公式の牧場コメントと共に見ていきます。
そして、デビュー戦はJRA-VANやネット競馬のパドック動画、レース映像を見ます。これを全て、引退までのレースまで全て行います。
そこから自分なりに変化点を探していきます。走る時と走らなかった時のパドックの違いや騎手や調教師のコメント、これは可能ならレース前とレース後共に確認して下さい。
これをやる場合により効果的なやり方は名馬なら様々なパターンの馬を見る事です。
最初から強かった馬、途中から本格化した馬、3歳時から走らなくなった馬、最初は走り、途中走らなくなり、復活した馬など例を挙げたらキリはありませんが、変化があるという事は必ずその変化に対しての変化点があります。それを見つける努力をする事ですね。
愛馬の場合も贔屓目なしに走った要因は何か?走らなかった原因は何か?数字としてのデータではなく、生の馬の姿を見て、しっかりと判断して下さい。
走らない事を騎手や調教師や育成先のせいにするのは簡単ですし、それがたとえ事実だとしても、その馬に出資したのは自分自身ですし、強制されたわけでなく、自分自身で決めた事だという事を忘れないで下さい。
厳しいようですが、この結果の部分から逃げていては本質は見えてきません。
最後にこのテーマで最も大切な事を伝えて終わります。
【それは数字としてでなく、馬本体を視覚で見る事です】
大変ですが、共に頑張っていきましょう。
時間がない方は私のブログで私目線ではありますが、記事にしていますし、募集時には有料にはなりますが、募集馬レビューも販売していますので、有効に活用して頂けたら幸いです。