~色のGIFT~ Silent Color

2023年6月 横浜→福岡糸島へお引越ししました。
ニャンドゥティとオーラソーマとにゃんこと日々あれこれ綴ります

父の旅立ち・・・

2020-10-25 18:17:24 | 家族

です。

すっかりご無沙汰してしまいましたm(__)m

10/16の金曜日に父が亡くなりました。そして昨日、10/24が葬儀でした。

 

父は94歳。自宅の自分のベッドで、眠るように亡くなっていたそうです。老衰でした。

 

今朝、ウォーキングをしていてみつけた、道端のコスモス。

なんとなくこの白い花が父っぽいと思いました。

 

元々父と私は、血のつながった親子ではありません。

母が再婚し、私が11歳の時に父となりました。

その後家族として暮らした時期もありましたが、20年以上前に父は私たち家族の元を出て、それからはずっと自分の実家で実の弟さんと2人暮らしをしていました。

以降も交流がなかったわけではなく、母のところ(私の実家)へは週に2回、夜ご飯を食べてお風呂に入って帰っていくという生活を続けていました。

それぞれの家庭にそれぞれの事情があるように、我が家も複雑な事情があり、私には父を許せないと思う怒りの時期もありました。

でも今は、11歳から大人になるまで、特に不自由もなく生活できたのは父のおかげだと感謝しています

 

今年に入ってからは、ほとんど歩けなくなり、寝たきりの生活。
耳もかなり遠くなり、目もあまり見えていないと聞いていて、2-3ヶ月に一度くらいは父の顔を見に行くようにしていました。

9月の後半に入ったころ、弟さんから「食べさせようとしても、食べたがらなくて困っている」と聞き、喉通りの良いフルーツジュレのドリンクを持って父に会いに行きました。

その時は、ベッドの上から私と夫を見て、左手を上げて(これは父が良くやるポーズでした)、「まだまだ大丈夫!」と小さな声ながらも、少し笑顔で言ってくれたので、少し安心して帰りましたが・・

 

結局その時が、父の生きている姿を見た最後の時になりました。

 

80歳過ぎても元気で、良く食べ、

『俺は100歳まで生きるから!』といつも自身満々に言っていたのに、あと6年・・足りなかったね。

でも、この時代に、
病気になって入院することもなく、
自分のベッドで、
私たち家族の元を出て行ってまで面倒を見てあげたかった、最愛の歳の離れた弟さんのもとで、
眠るように亡くなる

・・・・と言うのは、父にとっては最高に幸せな逝き方だったのではないかと思っています。

 

痩せて小さくなった父の亡骸、冷たい額に初めて手を当てて撫でました。

・・・お父さん、色々あったけど感謝しているよ。ありがとうね・・・と心でつぶやきながら、父の額を撫でました。

 

葬儀は本当にごくわずかな親族のみの家族葬でした。一日で終了するお葬式です。

お坊さんがお経を唱えてくださっている間、遺影を見ながら父との思い出を回想していました。

・多感な小学5年生で急に新しいお父さんができて、「お父さん」と呼べるようになるまで2年もかかってしまったこと

・日曜日になると朝早く起きて、葉山へ磯遊びに連れて行ってくれたこと

・私が一人暮らしをしていた時、実家で父・母・私の3人で夕飯を食べ、帰りは父の車で送ってもらったこと

いつもポジティブで、笑っていた父の姿。

 

父はとてもお洒落が好きな人で、昔から仕立ての良い服を着ていました。

バーバリーやダックスが大好きで、棺の中にも素敵なシャツとブレザーとマフラーを入れてもらっていました。

あちらの世界では、あのお洋服を着て、颯爽と歩いててほしいな

 

元々はとても善良で優しい父。
その優しさゆえに、人を自立できなくしてしまったり、人を傷つけたりしたけれど、彼はずっと誰かのために生きていた人でした。

あの世では、目いっぱい自分のために楽しんでほしいです。

 

ちょうど父の肉体が無くなった昨日、半年ほどかけてゆっくり作っていたニャンドゥティの作品が出来上がりました。

シードオブライフと言う模様です。

  

この模様は、生命の創造のパターンを形にした、神聖な模様。

この模様を作ろうと思ったときは、今の状況は予想もしなかったけれど、父が骨になった日に完成するというのも、何か意味深いなぁと感じます。

父に感謝しながら、糊付けして木枠から外す、最後の仕上げをしようと思います。

これからずっと、この作品を見るたびに、父のことを思い出せそうです。

 

誰かを見送るたびに、改めて感じること。。。

人の命は、私たちの肉体は、限りあるもの。 いつかは消えてしまう。

だからこそ、今の自分として生きている時間、その命のエネルギーを何に使うのか?

その使う先を間違えることなく、後悔することなく、自分のハートに問いかけながら、目いっぱい使っていきたいなと感じる私でした。

23日の金曜日は、京急百貨店でオーラソーマの体験講座だったので、この日は全身真っ白。

24日の土曜日は、父の葬儀で全身真っ黒。

極端な服装の2日間でした(笑)

~フ~

SilentColor

 

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 ※10/31の担当はFusamiになります
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★場所 SilentColor上永谷サロン  ★講師 藤本弓子先生 ※木村同席   
★参加条件  なし。ニャンドゥティにご興味のある方はどなたでも大歓迎です!  

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 【夜の部】ニャンドゥティ教室   体験としての単発参加も受け付けます(参加費は同じ)
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★日時  11/11(水).11/20(金) 18:30-21:00   →以降 第2水曜日と第3金曜日 で開催予定です
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※お教室として通われる際、はじめての方は、初回のみ、ニャンドゥティに最低必要なスターターキット代として別途4,500円がかかります。
※ワークショップ参加の場合はキット代はかかりません。(木枠はお持ち帰りできません)  
★場所 SilentColor上永谷サロン  ★講師 木村ふさ美   
★参加条件  なし。ニャンドゥティにご興味のある方はどなたでも大歓迎です!  
★お問い合わせ・お申込みはこちらまでお願いします。

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