前評判で、大分紹介されていた映画ですので、
ストーリーについては、あらかた語られていましたが、
家族愛のあたたかいエンディングが用意されている、
と暗示されているだけでした、
実際映画を見ると、そのわけがわかります。
こういうどんでん返し、あらかじめ知らされてしまったら、つまらないですものね…。
映画としてよーくできています、確かに。
原題は My Sister's Keeper
実話に基づいているらしいですが、
題材は今どきの、遺伝子操作の出産、
この遺伝子操作された妹は↑写真のように一卵性双生児、に近い、と考えられるのでしょうね。
そのへんは映画では全くの別人格としている、
そのほうが物語としては受け入れやすいことは確かです。
なぜなら、映画の中身は、古き良き時代のアメリカンドリームのファミリー映画なのですから。
白血病のほうは依然として不治の病、なのでしょうね?
社会復帰を成し遂げる人もだいぶ多くなっているように思いますが、
適合するドナーが見つかった人だけの幸運、なんでしょうか?
しかし、映画の語るところは、人の人生って捨てたものではないなー、
という極めて前向きの姿勢です。
死を間近にした病人の心情というものは、年齢を超越した、崇高な魂に昇華していくのですね。
そういうこと、って信じていいのだ、と思わせてくれる、
これは人間讃歌ですね。
それにしても、母親というものは因果な生き物なんですねー。
インテリでキャリアウーマンの母親ほど、現実を直視出来ない面倒なもの、
いかにもアメリカのお母さん、でしたね。
寡黙な(映画では)弟の描き方も印象的でした。
映像だけでもうひとりの閉じられた心、を描いていました。
屋上で絵を破り捨てる彼の心情、
自分は何もできない虚しい存在、とでもいっているような…。
たとえ短くても人は精一杯生きて一生懸命死にゆく、
そして何事もなく日々は過ぎゆく、
エンディングの妹アナのナレーションの言葉がいいですね、
黒澤明の「生きる」を彷彿とさせます。
なんだか日本的です。
しかし、あくまで裁判の勝訴にこだわるのは、いかにもアメリカ的です。
毎月1度親しい人と映画を観ることにしていて、
見たいねーという映画、
だいたい朝日新聞の銀の街からの沢木耕太郎さんと一致するのですが、
あまりメジャーではなくて、渋谷や池袋のひっそりとした路地裏の映画館、
でも、今回は珍しくメジャーな有楽町マリオンで見ました。
2009/10/28 TOHOシネマズ日劇
ストーリーについては、あらかた語られていましたが、
家族愛のあたたかいエンディングが用意されている、
と暗示されているだけでした、
実際映画を見ると、そのわけがわかります。
こういうどんでん返し、あらかじめ知らされてしまったら、つまらないですものね…。
映画としてよーくできています、確かに。
原題は My Sister's Keeper
実話に基づいているらしいですが、
題材は今どきの、遺伝子操作の出産、
この遺伝子操作された妹は↑写真のように一卵性双生児、に近い、と考えられるのでしょうね。
そのへんは映画では全くの別人格としている、
そのほうが物語としては受け入れやすいことは確かです。
なぜなら、映画の中身は、古き良き時代のアメリカンドリームのファミリー映画なのですから。
白血病のほうは依然として不治の病、なのでしょうね?
社会復帰を成し遂げる人もだいぶ多くなっているように思いますが、
適合するドナーが見つかった人だけの幸運、なんでしょうか?
しかし、映画の語るところは、人の人生って捨てたものではないなー、
という極めて前向きの姿勢です。
死を間近にした病人の心情というものは、年齢を超越した、崇高な魂に昇華していくのですね。
そういうこと、って信じていいのだ、と思わせてくれる、
これは人間讃歌ですね。
それにしても、母親というものは因果な生き物なんですねー。
インテリでキャリアウーマンの母親ほど、現実を直視出来ない面倒なもの、
いかにもアメリカのお母さん、でしたね。
寡黙な(映画では)弟の描き方も印象的でした。
映像だけでもうひとりの閉じられた心、を描いていました。
屋上で絵を破り捨てる彼の心情、
自分は何もできない虚しい存在、とでもいっているような…。
たとえ短くても人は精一杯生きて一生懸命死にゆく、
そして何事もなく日々は過ぎゆく、
エンディングの妹アナのナレーションの言葉がいいですね、
黒澤明の「生きる」を彷彿とさせます。
なんだか日本的です。
しかし、あくまで裁判の勝訴にこだわるのは、いかにもアメリカ的です。
毎月1度親しい人と映画を観ることにしていて、
見たいねーという映画、
だいたい朝日新聞の銀の街からの沢木耕太郎さんと一致するのですが、
あまりメジャーではなくて、渋谷や池袋のひっそりとした路地裏の映画館、
でも、今回は珍しくメジャーな有楽町マリオンで見ました。
2009/10/28 TOHOシネマズ日劇
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