紫苑の部屋      

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六月大歌舞伎ー役者が揃いました〈昼の部〉

2019-06-27 20:25:06 | 観劇
幸四郎の寿式三番叟、吉右衛門の梶原平三誉石切、仁左衛門の封印切
役者が揃いました。

三番叟
松也君との競演、とはいうものの、幸四郎十八番の三番叟
身体の動きの差はいかんともしがたい。
松也君、左右の動き、上半身を揺らしてはだめなのね、
幸四郎がいかに鍛錬して身体をつくってきたか、よくわかります。

梶原平三誉石切
刀の鑑定、その作法が様式美になる、吉右衛門なればこそ、
もののふの威厳と刀に魅せられる美意識、右に出る者はいない。

封印切
御用金の封印切、偶然ではなく、自らの意志で切ってしまう、愚かさ。
松嶋屋独自の型ということですが、悲劇性がより鮮明になると思います。
仁左衛門の忠兵衛は、久しぶり、やっぱり仁左さまの和事はいい、
あほなボンボンぶりに、笑いもとって、
美しい横顔で悲劇に堕ちていく哀しさを表現する…

次の道行、新口村まで見たかった!


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