紫苑の部屋      

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12月大歌舞伎-日生劇場

2010-12-12 17:53:44 | 観劇
もう今年も師走ですね。
あの暑さから抜け出して、やれやれと思っているうちにあっという間に、
秋色の風景が過ぎ去ってしまいましたね。
歌舞伎を大切な伝統として見守ってきた多くの名も無き市井の者にとって、
こんな師走を迎えるとは、思ってもみなかったことですね。

とはいえ、所詮庶民にとっては歌舞伎は娯楽ですので、印籠を渡して去っていける程度のものです。自分を見失うことはないのです。
若い人が言ってました(娘ですが)
本当に謝らなくてはいけないのは、
歌舞伎の世界で、まじめに仕事をしてきた人たちではないのか?
"驕り”といえるほどに今日の歌舞伎を築き上げ支えてきた、
多くの脇役、スタッフ、
決して主役をやることがない、世界で、それでも歌舞伎を大切に思って、
血の滲むような修練をしている俳優さんたちがたくさんいますよね。
もちろん、後始末で特別公演を引き受けた玉三郎さんも
ストイックなまでに芸一筋ですよね。
(南座のあとは休息期間を経て2月八千代座なので、もしかしたらーと思ってましたが、チケットとれるのかな?)

菊五郎劇団のたてのお兄さんたち、もそうです。
いいのよねー、彼らが出てくると、スカッとします。
達陀
菊五郎(僧)&菊之助(青衣)で一度観ているのですが、
こんなによかったかしら、と思えるほど、
松緑と時蔵、よかったですね。
そして、松也くんや巳之助くんたちの僧、
菊五郎劇団のお兄さんたちの乱舞、
迫力満点、
やっぱり歌舞伎、もう少し見守っていこうと思ったのでした。


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