上野の森美術館でのフェルメール展、
完全予約制は初めて、朝一番でしたが、
やっぱりさらに早くから並ぶのですね。
入場制限もされて粛々と会場に…
同時代の同じような題材、フェルメールへのオマージュ的なものもあって、
結構楽しめる…
明るい通路を抜けると…
フェルメールの世界へ
初公開の「ワイングラス」「赤い帽子の娘」を含む8点ものフェルメール作品が迎えてくれる、
「ワイングラス」
ワイングラスを右手にもち左手は軽く添えて、品がよいのに、
ワインを勧める男性に応えるだろう、と想像させる…
リュートがさりげなく椅子に置かれ、それを暗示する…
ところで、この椅子、「赤い帽子の娘」のと同じ、こういう発見は楽しい。
こうした仕掛けは、リュートを調弦する女、手紙を書く女、真珠の首飾りの女、のなかにも。
黄色いガウン、
少女の初々しいしぐさを演出しています。
手紙を書く婦人と召使い、の大人の恋と意味ありげな召使のしたたかさ、使い分けていますね。
そして、
最後に「牛乳を注ぐ女」2度お目にかかっていますが、
それまでの女性たちと断絶があります、お嬢様や奥様たちと違う、召使いの働く姿、
労働するたくましい手、それらが崇高にみえる、
ここに美を見出すフェルメールという画家の、偉大さ、
ほんとうに、なんどみてもいい、至福のひとときでした。
2018年10月12日鑑賞
完全予約制は初めて、朝一番でしたが、
やっぱりさらに早くから並ぶのですね。
入場制限もされて粛々と会場に…
同時代の同じような題材、フェルメールへのオマージュ的なものもあって、
結構楽しめる…
明るい通路を抜けると…
フェルメールの世界へ
初公開の「ワイングラス」「赤い帽子の娘」を含む8点ものフェルメール作品が迎えてくれる、
「ワイングラス」
ワイングラスを右手にもち左手は軽く添えて、品がよいのに、
ワインを勧める男性に応えるだろう、と想像させる…
リュートがさりげなく椅子に置かれ、それを暗示する…
ところで、この椅子、「赤い帽子の娘」のと同じ、こういう発見は楽しい。
こうした仕掛けは、リュートを調弦する女、手紙を書く女、真珠の首飾りの女、のなかにも。
黄色いガウン、
少女の初々しいしぐさを演出しています。
手紙を書く婦人と召使い、の大人の恋と意味ありげな召使のしたたかさ、使い分けていますね。
そして、
最後に「牛乳を注ぐ女」2度お目にかかっていますが、
それまでの女性たちと断絶があります、お嬢様や奥様たちと違う、召使いの働く姿、
労働するたくましい手、それらが崇高にみえる、
ここに美を見出すフェルメールという画家の、偉大さ、
ほんとうに、なんどみてもいい、至福のひとときでした。
2018年10月12日鑑賞
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