今日も明日も愛してる

私が見たものをあなたにも見せたい。月日が経って季節が変わっても、これは世界へのラブレター。

夏休みの宿題

2009年08月12日 | Weblog
子どもの頃、大人って4~5日しか夏休みがないんだと知って、そりゃもう大ショック。
その頃の頭では、自分が夏休みなら日本全国夏休みなんだろうなと、なーんとなく考えていた。
4~5日、せいぜい一週間?
それは夏休みじゃないよ、大人になったらそうしなければならないのか?いやだ大人になるのなんか。
その事だけでないが、未来に対する漠然とした不安が高じて恐怖になった。
子どものくせに毎日びくびくしていた。

子どもの頃の私に会ってみたい。
大丈夫だよくるみちゃん、なんとかなるから。
仕事をしないのが夏休みって訳じゃないんだよ。
どこかに行ったり何かするのが夏休みって訳じゃないんだよ。
ほら、私はずーっとずーっと夏休みをやってるよ。

体と同時に頭も夏休みにしよう。一日でいい。
いつも手順でしていた事をやめてみよう。
考えてばっかりじゃ、頭も焦げ付く。頭のねじもゆるめよう。
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竹久夢二『浜のわかれ』

2009年08月12日 | 観たり、聴いたり、読んだり
10代の頃に買った詩画集。
全部で7巻くらいあったけど、
一番最初に買ったこれだけ残して、古本屋さんに売った。
引越し費用の足しに。
夢二の何気ないスケッチと、恋人とのべたべたした手紙ががいい。

これは昨年の記事だけど、他の本を追加しようとしてそのままにしていた。
この出版社はもうないと思う。
陽の目をみせてあげようかな。
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永遠 ルネ・ラリック

2009年08月12日 | 観たり、聴いたり、読んだり
お土産に買ったポストカード

芥子の花のハットピンは、最高だった。
きっと彼の愛する人そのままの姿なのだろう。
気高く上品でありながら、どこかエロティック。











私は彼の後年のガラス工芸品より、パーソナルな小さなものの方が好きだ。
女性のデザインのどこかに、鳥や昆虫や動物に形を変えて、
ラリック自身がからみついているように思える。

女性、あえて言わせてもらえば「女体」への憧憬と畏敬。
それがこんな素晴らしいものを生み出すんだ。



「ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」国立新美術館 9月7日(月)まで
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