今日も明日も愛してる

私が見たものをあなたにも見せたい。月日が経って季節が変わっても、これは世界へのラブレター。

時代

2010年08月30日 | Weblog
100年前のこの地はどんなだったろう。
そこに生きるひとはどんなだったろう。

1000年前のこの地はどんなだったろう。
嵐の時には祈り、日照りの時にも祈り、
1000年後がどんな日になるのか想像しただろうか。







この足で明日も歩いて行かれますように。
自分の大事なものを保てますように。
足が震えませんように。





RICOH CX2で撮影
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木を見て森を見ず

2010年08月30日 | Weblog




なんてそのとおりの人間なんだろう、私は。



RICOH CX2で撮影
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おやつ

2010年08月30日 | 食べたり飲んだり
お土産物です。老舗果物専門店のフルーツババロア。
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水際

2010年08月30日 | Weblog
もうだめ、と見るか
まだ持ちこたえてる、と見るか。
不安と楽しいは裏と表。どっちもうそじゃない。







RICOH CX2で撮影
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眠れぬ夜のために 『百物語』 杉浦日向子

2010年08月30日 | 観たり、聴いたり、読んだり
現代は街灯もネオンもある。時計の文字もテレビや携帯電話の液晶画面も鋭く明るい。
今、本当の夜は目の前にはない。
目の前にはなくて想像の中にある。


『百物語』 其の七十一 「竹林の再会の話」

娘は筍狩りに入った竹林で、同じ所を何度も行き過ぎる老人を見かけ、
気の毒に狐に化かされたかと思い声をかける。
「モシエ、コレサ、心をお付けなっし!」


 


その老人は娘をおっかさんと呼びつつ抱きついて、そのまま消え去ってしまう。

そんな娘時代の思い出を息子に語る、老いた母。
息子は思う。
自分が年取って爺さまになったら、竹林で娘姿のおっかさんに会うのだろうかと。

そして息子は年取ってからも竹林には入らずじまいだった。





一つの家には何かしら分らない話があり、
それをなんとかしようなどとは思わず、
当たり前のように人々は妖しいものと共に暮らしてきた。

いいか悪いか、さあどっちだろうねえ。
でもそこにいるものだからねえ。

夜が真っ暗だった頃。
江戸時代の人も妖かしもやさしい。
眠れぬ夜の百物語。




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