おどおど、びくびく
甘ったれた私がここにいます。
分かってもらわなくてもかまわないと
驕りたかぶった私がそこにいます。
骨も肉も肌も磨り減っているのに気がつかない
無知な私があそこにいます。
その中心で
月を仰いで
叫んでいる私がいます。
「お母さん、僕を叱ってください。弱虫って」
たしかこんなふうな台詞が太宰治の『斜陽』にあったな。
その甘ったれたとこか好きさ。
弱虫ってどんな虫?
挟んでポイっと?
弱虫もしぶとく生きてるよ。
たしかこんなふうな台詞が太宰治の『斜陽』にあったな。
その甘ったれたとこか好きさ。
弱虫ってどんな虫?
挟んでポイっと?
弱虫もしぶとく生きてるよ。