面白い自転車
ペットボトルの風車
光る玉
信楽焼きの狸、ではない
なんのつながりもない。
でも、あるとすれば、心の中で『へえ~』と言ったものばかりという事。
RICOH CX5で撮影
と、いう名の電車。
『欲望という名の電車』は有名な戯曲。日本でも数多く上演されたし映画にもなった。
私はたくさんの電車に乗る。
社交辞令という名の電車。お世辞という名の電車。自慢とか嬌声とか媚態とか。
好きじゃない電車に無理して乗らなくても降りればいい。
ホームに降りて一人でいればいい。
でもすれ違う電車に乗ったらどうなるだろう。
鏡に映った自分、写真に写った自分。それは鏡や写真であって決して自分自身じゃない。
自分で自分を見ることはできない。
他者を見るように触って抱いて撫でて見ることはできない。
でも私はそれでもいいと思っている。
RICOH CX5で撮影
たぶん。
たぶん、高い所から見れば、ほとんどの事はなんでもいいしどうでもいいんだろう。
全体なんてとても理解できない。私には目の前の部分ぐらいしか見えないんだから。
それは紙芝居みたい。
理解できないけど、ぼんやり感じる。
憎悪よりは不安の方がまだいい。
きれいな物を見てもおいしい物を食べても愛がなかったらなんになるだろう。
などなど柄にもなく、ははは。
RICOH CX5で撮影
都会の人だから分からないと、色々な機会に何度も言われる。
昔は野良犬も野良猫もいた。
毎晩酔っ払いの歌う声がして救急車もパトカーもよく来る。
子どもは夜遅くまで起きているし大人は朝遅くまで寝ている。
そんな地域の会社員の家に私は生まれた。
子どもと大人とはまったく種類の違う人間だった。でもその間には実は何もない。
今ならわかること。
RICOH CX5で撮影