ちょっとした日常

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96号

2019-08-17 20:02:37 | ちょっとした日常
     待つ
 年子の子どもを育てている時、下の子どもが一番初めに覚えた言葉は「待って」であった。
どんなにこの子に「待ってね」と言っていたのかと反省。
「待ってください」の言葉をどのくらい使っているのだろうか?

トイレに行きたくても一人で行けない高齢者に
「待ってください今行きます」とつい使っていないだろうか?
また、物忘れの出てきた人が何か言おうとしている時、その言葉が出るのを待つ。
椅子から立ち上がろうとするときすぐに危ないからと手を出しすぎてはいないか?
本人が出来る能力があるのに 後、一秒待っていたら立ち上がれるかもしれないのに…。

声に出さなくてもその人の行動を観察し、
ちょっとの時間待つことで自分でも出来ることが残っていると実感してもらえるかもしれない。

子育ての時も同じで、危ない手つきでハサミを初めて持ち、
紙を切ろうとする子どもを見た時、
『危ない』と声を出すかじっとその行動を見守り褒めて待つことができるか

リハビリの時なども、「こうしたらもっと効果が出るのに」
「そこはこうして…」などとついつい声を出してしまう。
少し待って、いっしょに行うことで本人も効果を実感できるように…。
これからも常に見守り、褒めて、褒めて、
待って、待って 一歩一歩、
共に笑顔の見える関係作りを心がけ鬱陶しい梅雨空を吹き飛ばしましょう。