何故、こうなった？

リハビリを始めて早、2週間弱。
変わった事は特には無い。
しかし、俺は逃げようとすればするほど、逃げきれはしないのだと云うのを痛切に実感しつつある。
人は気にするなと云うが…
俺からすれば逃げたのだ。
重たいもの総てを降ろすために、上手く云い繕って逃げた。
にも、関わらず何故か逃げた筈の事柄に今まさにぶち当たりかけてるのは何故だろう…
そう、逃げれはしない。
ひと時だけ逃げようと云う考えすらもキャリアと実績と仕事に対する向き合い方が俺の邪魔をする…。
書類上のキャリアと実績は並々ならぬ苦労とストレスから成り立っている。
おっさんと俺が苦悩して苦労して諦めかけ乍らも創り上げたもの。
独りじゃなかっただけに、あまりにも期待の眼差しが痛い。と、云うか邪魔くさい。
支店長と副支店長に気に入られたのが運の尽きだろう…。
あー、何で冴えない人間を演じなかったんだ。
のっけから間違えた。
元々、体力作りとコミュニケーション能力を元に戻すためにこの職種を選んだのに…
根を下ろす気はある意味無かった。
長期を頼まれた時、副支店長から今の所属する場について話しを聞いた時、学生さん方が12月末日から順々に就職が伴い去って行く事を聞いた時に諦めた。
根を下ろす事にした。
しかし、逃げれない現実が迫ってきている。


指導すると云う最大の敵。

これが1番、厄介かつノーセンキューな敵だ。
はぁ、総てを棄てて逃げた筈だよな？
タイトルにも表記したが…何故こうなった？？？
こんな筈じゃなかったんだがなぁ。
まぁ、人付き合いはし易いし疲れ果てたり、辟易してストレスが掛かることは無い方だ。
労働し乍ら見る日の出も朝焼けも綺麗だ。
星空を眺めてココアを飲み乍ら頭を回転させる出勤直前のひと時も嫌いでは無い。
様々なものが重なった。
指導者、場を仕切ると云うのが無ければそれなりに気楽に個人の責任だけ背負えば良いのだから、こんなにストレスフリーな事はない。
覚悟はしたかないが、覚悟を決めざるを得ないのがストレスである。
壊したくなるこの衝動をいつ迄、抑えれるんだか…。