花菖蒲

日常やら何やらかんやら気儘に綴ります。気儘に。

三毛猫の考察(?) 其の壱

2020-10-10 18:46:00 | やつがれシリーズ~心を捜して~
啓蒙思想家ですら
己に道標を
提示出来ない様な事態を
想像した事はない。
幼少期より
啓蒙思想家は己にとって
知的好奇心を満たすと同時に
何かしら与えてきたからだ。

三毛猫は只管に考える。
はてさて己の根底を
変えた何かをどうすれば
知れるのかを。
他者の考察に関しては
得意な方ではあるが
己となると
別問題だと思う。
其の理由は
己を客観的に見てると段々、嫌気と
嘔気に満ちてくる。
と、云う全くを以て一般的な
回答からかけ離れた理由である。
大体の場合、客観的に見るのが難しい
そんな理由なのだが…。
何処までも一般的って云う
枠組に収まれない三毛猫である。
何か変わった事をしたっけな…?
取り敢えず此処最近
己がどんな行動をしたかを
軽く振り返る。
1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月…
どんどん遡るが
コレと云う何かに引っ掛からない。
あれ?特に何も無い…?
面白いくらいに何も引っ掛からず
終いには1年近く遡ってある事に気付く。
あ、彼奴かぁぁぁぁぁ!!!
気付いた瞬間
三毛猫は叫ぶ。
力一杯、叫ぶ。
一頻り叫んで
落胆する。
変わったのではなく
変えられたのである。
それを認識した三毛猫は
現実逃避を若干、かましつつ
何がそうさせたのかを
考える事にした。
このまま事実のみを認めるのは
少し三毛猫にしてみれば
悔しいのである。
基本的に三毛猫は
染めるのが好ましいので
染められるのは決して
好ましくはないのである。
そんな己をよく識るからこそ
三毛猫は疑問になった。
こうも自然に何にも意識しないまま染まるものか!?
そう三毛猫にはそれが不可思議で仕方ない。

本来なら
こんな不可思議に感じる様な事では
おそらく無いのだろう。
しかし己は様々な意味で
世間って云うものから
かけ離れ
欠如し
足りないものだらけ
欠陥だらけ
故に不可思議なのだろう。。。