初七日。

気付けば音がしない生活に慣れつつある…
寂しさを募らせながら、それでも織音が居てくれるから、まだ何とか部屋で過ごせる…。
稟達の声があるから寂しさを忘れる事が出来る…。
もし、ルーさんしか居なかった中にルーさんが逝ってしまっていたら…
きっと抜け殻のまま今も無気力で取るもの手に付かなかっただろう…。
そして、寝てる時と風呂以外はルーさんが胸元で骨になった今も護ってくれている。
そんな風に思えば、心の中でルーさんに語りかけ乍ら感じたことを伝える。
仕事時もルーさんが護ってくれているから、膝が痛まないで済んでいる。
サポーターは外せないけれど、痛まないで動けるのは助かる。
毎朝、欠かさずにルーさんに菊花の香を焚き御参りする…
そしてネックレスを首に付け出勤する。
ルーさんが骨になってから、1週間…
今日が初七日…
花は間に合わなかったけれど、明日にはプリザーブドフラワーが来る…
後は給料日後にしっかり仏壇を設えてあげたい。

ルーさんは今もやつがれを護ってくれている…。遺骨と写真を眺めると未だに涙が浮かぶ。
けれど、立ち直りつつある。
もう1週間…
早いね…02月15日の四十九日は法要してあげなきゃね…。
現実を少しずつ受け入れ乍ら今日も前を見て歩く…。