展開図を印刷し、切り取り、折って曲げて、ノリで貼り付けて1つの作品を作る。
とてつもない時間と労力はかかるが、お金はあまりかからない趣味。それがペーパークラフト
今回は米軍が誇る軍用攻撃機「A-10 Thunderbolt Ⅱ」を作ってみた。
「ウォートホッグ」「タンクキラー」という愛称で呼ばれ、筆者が一番好きな軍用機だ。
「紙の工作」で作った飛行機、つまり紙飛行機だな!
~機首の組み立て~
すべては紙を切り取ることから始まる。この部品1枚1枚を切り貼りして組み立てていく。
飛行機の先端は潰れやすいため、内側に何枚も補強を貼って硬く仕上げる。
昔作った旅客機の先端が潰れた経験から、自分で補強パーツを作って取り付けるようになった。
コックピットの部分。ここも中身がスカスカだと不安なので、簡易的な骨組みを入れておこう。
~胴体と主翼の組み立て
パーツが大きくなるほど難しくなる。実は細かいパーツのほうが楽で簡単だ(個人差あり)
主翼は大事なところ。うまく組み立てたい。
こういう細くちぎれやすい箇所は2重に紙を重ねて補強する。
ただ、その分厚みが増して組み立てが難しくなる場合もある。
車輪の格納部分、骨組みを作ったら胴体と合体させる。ここが難しい。
ようやく飛行機らしい形になってきた。だいたい中盤になると少し飽きてきて、別の作品を作りたくなるのは内緒だ。
裏にミサイルを搭載するための部品も取り付け。
~エンジンの組み立て~
A-10の特徴的なエンジン。微妙な曲げが必要。
プラモデルなら接着だけで終わるところも、ペーパークラフトは数時間かかる
このエンジン配置は地上からの対空攻撃に配慮したものらしい。取り付けに苦戦した。
少し失敗して胴体が破けてしまった。こういうところなんだよな~
どれだけ丁寧に作っても少しズレたり欠けたり。経験不足というか、単に不器用なのがイケナイ。
~尾翼の組み立て~
ここまで来れたら本体はもう少しで完成。尾翼は部品が小さく、そこまで苦労せず作れる。
貼り付けにくいところは瞬間接着剤も使いながら素早く固定する。
のりしろが小さすぎて剥がれやすい箇所はノリを使い分ける。
よく見たら左エンジンが微妙に傾いてね?
・・・まあ、今さら戻ることもできないので気にしないことにする。
こうして30cm超えの本体が完成。デカい。
"ところで、飾る場所はどうするんですかね?"
・・・作る前に考えるべきだった。
~車輪の組み立て~
ここからは非常に細かい部品を扱う部分が多い。
タイヤの切り口は筆ペンで黒く塗って目立たないようにする。
この小さい部品を組み立てると・・・
こうなる。これを3本作る。
本体に取り付け。飛行中の状態を作る場合は省略できたのだが、あえて作るほうを選んだ。
~増槽タンクにオモリを入れて組み立てる~
車輪を取り付けた状態で置いてみると、後ろ側に倒れてしまうことが分かった。
機首を作る時点でオモリを入れるべきだったが、こんなの作る前に気が付くわけないだろ(><;)
そこで、増槽タンクの先端に釣り用のオモリを入れることにした。
板鉛を詰め込んで動かないように接着すればヨシ!
軍用機を知らない人が見ると「ミサイルかな?」と思うこの部分。
実は燃料を追加で入れるための外付けタンクで、物にもよるが切り離しができる。
これで安定して自立するようになった。
~武装の組み立て~
ここからは投下爆弾やミサイルなどの武装を作る。1個作るだけでも結構疲れるが、コツコツと進めていく。
普通のカッターナイフでは切り取れないほど細かいパーツはデザインナイフで。組み立てはピンセット必須。
ありえんほど細い部分は竹串を使って曲げる。普通に指で曲げようとすると折り目がついて見っともないからだ。
直径3mm
ここまで細いとノリ付けも大変だ。
爪楊枝サイズのミサイル。これでも拡大鏡を使わずに作業できるのは視力が良いおかげ。
自慢ではないが、視力には自信あり。
地道に作業を続け、すべての武装品が揃った。対地攻撃機なので搭載できる物が多い。
怖いよな、戦車で走っていたら空からこんなバケモノが襲い掛かってくるんだから。
あとはディスプレイ用の台を作ったら、ようやくすべての組み立て工程が終了。いや~きついっす・・・
~仕上げのニス塗布~
最後の仕上げ。ホコリから守ったり色あせを防ぐために工作用の水性ニスを塗布する。
失敗しにくく手軽に使える缶スプレータイプがおすすめだ。一気に塗ろうとせず、3回ほど薄く重ね塗りをして仕上げる。
スプレーで塗装・コーティングする時は「薄く何度も」
こうして完成した物がこちら。ツヤ出しニスを使ったが、あまりテカテカしていない。
エンジン部分をだいぶミスった気がする。
「折る」は簡単だが「曲げる」は加減が難しく、なかなかうまく出来ない。
裏には武装をフル装備。実機はこれらを駆使して地上への攻撃を行う。
"まさか、そんな大きくならないでしょ"
なんて甘く見ていたら、デカすぎて飾る場所に困る大きさになってしまった
そのうちショーケースも作ってみたいところ。
・・・というわけで「大人の紙飛行機作り」これにて終了。
今度はクルマや建物も作ってみたい
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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とてつもない時間と労力はかかるが、お金はあまりかからない趣味。それがペーパークラフト
今回は米軍が誇る軍用攻撃機「A-10 Thunderbolt Ⅱ」を作ってみた。
「ウォートホッグ」「タンクキラー」という愛称で呼ばれ、筆者が一番好きな軍用機だ。
「紙の工作」で作った飛行機、つまり紙飛行機だな!
~機首の組み立て~
すべては紙を切り取ることから始まる。この部品1枚1枚を切り貼りして組み立てていく。
飛行機の先端は潰れやすいため、内側に何枚も補強を貼って硬く仕上げる。
昔作った旅客機の先端が潰れた経験から、自分で補強パーツを作って取り付けるようになった。
コックピットの部分。ここも中身がスカスカだと不安なので、簡易的な骨組みを入れておこう。
~胴体と主翼の組み立て
パーツが大きくなるほど難しくなる。実は細かいパーツのほうが楽で簡単だ(個人差あり)
主翼は大事なところ。うまく組み立てたい。
こういう細くちぎれやすい箇所は2重に紙を重ねて補強する。
ただ、その分厚みが増して組み立てが難しくなる場合もある。
車輪の格納部分、骨組みを作ったら胴体と合体させる。ここが難しい。
ようやく飛行機らしい形になってきた。だいたい中盤になると少し飽きてきて、別の作品を作りたくなるのは内緒だ。
裏にミサイルを搭載するための部品も取り付け。
~エンジンの組み立て~
A-10の特徴的なエンジン。微妙な曲げが必要。
プラモデルなら接着だけで終わるところも、ペーパークラフトは数時間かかる
このエンジン配置は地上からの対空攻撃に配慮したものらしい。取り付けに苦戦した。
少し失敗して胴体が破けてしまった。こういうところなんだよな~
どれだけ丁寧に作っても少しズレたり欠けたり。経験不足というか、単に不器用なのがイケナイ。
~尾翼の組み立て~
ここまで来れたら本体はもう少しで完成。尾翼は部品が小さく、そこまで苦労せず作れる。
貼り付けにくいところは瞬間接着剤も使いながら素早く固定する。
のりしろが小さすぎて剥がれやすい箇所はノリを使い分ける。
よく見たら左エンジンが微妙に傾いてね?
・・・まあ、今さら戻ることもできないので気にしないことにする。
こうして30cm超えの本体が完成。デカい。
"ところで、飾る場所はどうするんですかね?"
・・・作る前に考えるべきだった。
~車輪の組み立て~
ここからは非常に細かい部品を扱う部分が多い。
タイヤの切り口は筆ペンで黒く塗って目立たないようにする。
この小さい部品を組み立てると・・・
こうなる。これを3本作る。
本体に取り付け。飛行中の状態を作る場合は省略できたのだが、あえて作るほうを選んだ。
~増槽タンクにオモリを入れて組み立てる~
車輪を取り付けた状態で置いてみると、後ろ側に倒れてしまうことが分かった。
機首を作る時点でオモリを入れるべきだったが、こんなの作る前に気が付くわけないだろ(><;)
そこで、増槽タンクの先端に釣り用のオモリを入れることにした。
板鉛を詰め込んで動かないように接着すればヨシ!
軍用機を知らない人が見ると「ミサイルかな?」と思うこの部分。
実は燃料を追加で入れるための外付けタンクで、物にもよるが切り離しができる。
これで安定して自立するようになった。
~武装の組み立て~
ここからは投下爆弾やミサイルなどの武装を作る。1個作るだけでも結構疲れるが、コツコツと進めていく。
普通のカッターナイフでは切り取れないほど細かいパーツはデザインナイフで。組み立てはピンセット必須。
ありえんほど細い部分は竹串を使って曲げる。普通に指で曲げようとすると折り目がついて見っともないからだ。
直径3mm
ここまで細いとノリ付けも大変だ。
爪楊枝サイズのミサイル。これでも拡大鏡を使わずに作業できるのは視力が良いおかげ。
自慢ではないが、視力には自信あり。
地道に作業を続け、すべての武装品が揃った。対地攻撃機なので搭載できる物が多い。
怖いよな、戦車で走っていたら空からこんなバケモノが襲い掛かってくるんだから。
あとはディスプレイ用の台を作ったら、ようやくすべての組み立て工程が終了。いや~きついっす・・・
~仕上げのニス塗布~
最後の仕上げ。ホコリから守ったり色あせを防ぐために工作用の水性ニスを塗布する。
失敗しにくく手軽に使える缶スプレータイプがおすすめだ。一気に塗ろうとせず、3回ほど薄く重ね塗りをして仕上げる。
スプレーで塗装・コーティングする時は「薄く何度も」
こうして完成した物がこちら。ツヤ出しニスを使ったが、あまりテカテカしていない。
エンジン部分をだいぶミスった気がする。
「折る」は簡単だが「曲げる」は加減が難しく、なかなかうまく出来ない。
裏には武装をフル装備。実機はこれらを駆使して地上への攻撃を行う。
"まさか、そんな大きくならないでしょ"
なんて甘く見ていたら、デカすぎて飾る場所に困る大きさになってしまった
そのうちショーケースも作ってみたいところ。
・・・というわけで「大人の紙飛行機作り」これにて終了。
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