睡眠をバカにする者は人生を損する

暑苦しい季節、よく眠れているだろうか。何かをするために睡眠を削っていないだろうか。
生き物は進化の過程で不要なモノを捨てながら生き延びてきたわけだが、その中でも睡眠は淘汰されずに残った本能である。
つまり、絶対に必要であり排除すべきではないもの。

それでも現代人は何かと理由を付けて睡眠を削ろうとする。それは仕事のため? 遊ぶため?
筆者もつい1年前までは睡眠を削ってまで遊ぶような人間だった。
遊びたいから寝ない、休みは貴重だから寝るのは勿体ない、という愚かな思考回路。

～睡眠不足によって起こること～
理由がどうであれ本能に逆らうわけだから、当然様々な不調が起こる。

筆者が経験した寝不足による悪影響として
・眠気を我慢することにより作業効率が低下
・腸内環境の悪化や免疫力低下によるメンタル不調
・エナジードリンクやコーヒーがやめられない
・脂っこいもの、辛いものが無性に食べたくなり過食気味に
・注意力の低下により怪我をしやすくなった
・判断力の低下により衝動買いをしてしまう
・弱々しくなり元気がない
・ちょっとしたことで仕事を休みがちになり評価が下がる

挙げだしたらキリがないぐらいのデメリットがたくさん。これでも「大丈夫」と主張するのならばアタマがおかしくなっている。
これに気が付いて改善しようとしなかったら、いったいどうなっていたのやら・・・

～睡眠を把握して対策をする～

睡眠計測アプリという便利なツールがある。アプリを起動して枕元に置いておくと、睡眠の深さを計測して数値化してくれるというものだ。
普段はだいたいこんな感じ。睡眠時間6～7時間で、睡眠周期は3～4サイクル。

眠っている間は身体の修復と成長・脳の休眠や記憶の整理が行われるが、一説によれば
「最初の2時間は身体の応急メンテナンス、そして4～5時間でしっかりと修復・回復・成長が行われる」
というデータもあるらしい。つまり、睡眠を削っている人は細かい不具合が残った状態で生きているということ。
理想は6～8時間とよく言われるのはこれが理由かもしれない。

だから「今は大丈夫」でも、不具合が溜まりに溜まって後々に大きなトラブルになる可能性が高い。
「睡眠負債」という言葉もあるほどだ。気が付いたら返済できない・・・なんてことになるわけだ。

～しっかり眠れば元気に過ごせる!～
睡眠を見直した今では日中も眠くなることなくアクティブに過ごすことができている。
あの頃に比べると明らかに活動力に差が出ているのを実感でき、体調も良くなってききている。

恐ろしいのは、「1年経ってようやく改善してきた」ということ。5年間の睡眠不足の溜まりを解消するのに1年。
なんかこう、とんでもないものを背負い続けていた気がする。
「体は資本」という言葉もあるように、健康ってのは何よりも大切なんだよな。そのためにはしっかり寝ること

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