対処に困る昆虫

庭の水道で散布器を洗っていた時、顔のすぐ横を何かが通った感覚があった。
なんか聞き慣れた翅音だなぁ・・・と見上げると、窓枠の下にアシナガバチの巣が作られているのを発見した。
なんだ、ただの蜂か・・・と思いつつ観察する。まだ作り始めたばかりで小さい。


さらに近づいて観察すると、ちょうど女王蜂が餌を持ち帰ってきて幼虫に与えているところだった。
女王蜂が口にくわえているのが捕獲してきた昆虫の肉。蝶や蛾の幼虫を噛み砕いてミンチにしたものだ。
それを幼虫が食べて育つ。やがて幼虫は働き蜂へと成長し、女王蜂は「育てる立場」から「守られる立場」となる。

たった1匹で巣を作り、卵を産み、子育てをする。そんな姿を見ていると、簡単に命を奪ってしまうのは気が引ける。
しかし、可哀想だからと言って放置すれば家族や近所への被害が出る可能性も否定できない。
もし何かトラブルがあって「なんで駆除しないんだ」とクレームを入れられても困る。特に近所はクレーマーだらけなので・・・。

飼育もできなくはないけどリスクが大きすぎる。ここは駆除という対応を取るしかなさそうだ


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