もったいない

毎年のことだが、１月はとても長く感じていて、早く２月になってくれと思う。それというのも、財布の中身が寂しいからだけのことであるのがその理由である。暮れから新年にかけこれでもかというくらい、次から次と大きな出費が重なった。それとお年玉。もっと、孫達に奮発してお年玉を上げたいところだがどう頑張っても今年は出てこなかった。

普段の生活に於いても最近は明らかに以前とは違ってきた。そう、３月１１日の東日本大震災があってからだ。当たり前といえば当たり前のことであるが、ストーブの炎も出来る限り絞ったり、こまめに灯りを消したり、出費を極力抑えようと意識している。

マータイさんだったっけ、日本人の言葉の中で「もったいない」という言葉の大切さを世界中に広めてくれた。俺も今頃になって、この歳になってようやく少しだけその本当の意味が、そしてその言葉の大切さが解りかけてきた。「ケチ」とは違う。「もったいない」大切な言葉だ。

やればできる

女房の乗っている軽のワゴンが、「ドアの開け閉めの時イヤな音がする」とのこと。俺が見て治るかなァと思いつつも、見てみることにした。

以前だとすぐに「車屋さんに持っていけば」とか、人頼りであったが最近は経済的なこともあり、なるべく自分で挑戦してみることが多い。でも、自分にとってはものぐさであったり、得意な分野でないこともあり、出来れば避けたいという気持ちがある。

しかしそんなことでは通らなくなってしまった。使い古しの布きれと、「クレ５５」とか云うスプレー式の潤滑油を使い作業を始めた。スライド式のドアーレールの溝を綺麗にしてスプレーを吹き付け、気の付く箇所全てを綺麗にした。

運転席の開閉ドアー、後部座席のスライドドアー、後部トランクのドアー全てがスムースに開け閉めが出来るようになった。こんな俺でもやれば出来る。チョットやる気を出せば済むことなんだ。

危ない、危ない

夕食までの２時間がどうにも持て余す時間となりそうなので、フッと思いつき孫の礼を「大芝の湯に行かないか？」と誘ってみると、「ママに聞いてからね」と云い許可をもらった。

自宅の駐車場を出ようとバックギアに入れ、ふと横を見ると郵便局員が目に入った。車が少し動いただけであったがもうチョットで車の後ろに止めてあった郵便局員のバイクにぶつかるところであった。あァよかった。間一髪だ。新年早々事故ったんじゃあ大変だ。

それにしても、最近車の運転で下手になったなァと思うことがよくある。充分車間距離があるのに発進できなかったり、その反対であったりすることが以前より多くなった気がする。

温泉に入っていても滑って転びそうなので妙な歩き方をしている自分がおかしくなる。それでいて、孫に「滑るから気をつけてよ」なんて云っている。