2020年11月12日(木)
お花をたくさん頂きましたので、
小習十六ヶ条のひとつ花所望をしました。
お客様にお花を入れて頂く作法です。
20080616花所望より再記
花所望①亭主 ②花を入れる客 ③花を入れない客
花台の写真を撮り忘れました。
左に花をたっぷり置き、
茶巾をのせた水次ぎを右向うに
花小刀の刃を内側に向け柄を縁に掛けて置く
亭主は建付きに置いて主客総礼
花台を持って入り床前に置き、
茶道口に戻り、「どうぞお申し合わせのうえお花を」と所望します。
お客様は相談し 花を入れる客は「では」と立って床前に行きます。
まず、花入れを拝見し、花台の上の花を見て構想し、
花づもり(手で花を組んで形を整える)をします。
床に上がり花入れにすっとまとめて挿します。
座って花を確認します。
亭主「どうぞお水を」
花を入れた客は 会釈するのみで水を注ぎません。
水を注ぐ事は花が確定した事を表します。未だ定まっていませんと注がないのです。
花台の上を片付けて、花小刀の刃を右側に向けて席に戻ります。
亭主は「ありがとうございました」と一礼して
床前に行き、座ってお花を拝見します。
花を入れた客はすかさず「お直しの上お水を」
亭主「お見事にお入れ下さいまして、(直すなどとんでもない)」
水次を持って持って(花釘の場合は立ち床に上がって)水を注ぎ、
花台を持って戻ります。
謙譲の美徳ですねぇ。
花を入れない客は次礼をして床前にいき、花を拝見して自席に戻ります。
イタヤカエデ照葉 白椿 唐銅一文字花入 真
照葉 西王母椿 小菊 黒釉杵花入 保田勝久作 行
照葉 磯菊 肥後菊 竹一重切 草
2020年11月14日(土)
都県境を越えてお花が届きました。
お弟子さんが花に興味を持つようになり嬉しいです。
風炉の花なので、立礼瓶掛けの席へ
名残のホトトギス 朝鮮唐津掛花入に
咲くものはこばまず。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます