声優交代がどうこうとか言う古傷をえぐられるようなトレンドワード がオタク界を騒然とさせた先週、皆様いかがお過ごしでしたか。
★矢クラスタの皆さまなら分かっていただけると信じたいが、もう20年近く経つのよな。ご存じない方も多いだろう。私のアニメ聖闘士星矢は冥王ハーデス十二宮編と劇場版天界編で終わっている。冥界行ってからとエリシオン編を観ることはない。
さて、当ブログの聖闘士星矢シリーズ、試みに文字数カウンターに放り込んでみたら優に2万字超えてました。
全部読んでくださってる方っているのでしょうか 。もしいらしたらありがとうございます 。
小説だったら思いついた段階で没にしてる文章量です。こんなに書けないよ。文庫本一冊が大体10万字くらいだそうです。
一時は夢中でキーボードたたいてた覚えがありますが、すでに燃え尽きた感もあり、さすがにもう疲れた書きたくない~、しかし書いてしまいたい~、脳の中にある分吐き出してしまいたい~、と誰にも望まれてないのに自分の中にある何かとの謎の戦いに挑んでおります。ホントに何と戦ってるんだ。
まぁ、書いちゃわないと他のテーマのことも書きづらいしな、というわけで書いてみます。オープニングトーク長いよ。
初期のアニメ聖闘士星矢にツッコミを入れるシリーズ。
- 前回はこちら
- そもそもの第一回から読む
- まとめ読みするならこちら。カテゴリー『聖闘士星矢』。下に行くほど古い記事です。
当初、一輝とサガの話をする予定だったのだが、書いてみたら一輝と瞬ちゃんの話になってしまった。ので前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫です。
聖闘士星矢、という作品は母性 対 父性の戦いの話だ、という見解を以前書きました。
言い換えると、家族の崩壊と再生の物語なのですね。破壊を担ってるのが教皇アーレスが象徴する父性、再生が女神の母性です。聖域を母体とする一つの大きな家族です。
登場したころの一輝も破壊の役割を担ってました。荒ぶる父親です。この頃はまだ聖域の存在は裏に隠れており、沙織を中心としたちっちゃいファミリーでした。
写真AC
この画像の意味は後編にて。
青銅5人と沙織とで、6人の疑似家族と考えると、星矢、紫龍、氷河の3人は子どもとしての役割を担っています。師匠との関わりやマーマの存在などからそう推測できます。
一輝にとっては師匠は憎しみの象徴で、それはそのまま彼の父親のイメージにスライドされるのだろう。彼はアニメではアーレスに、原作では実父である城戸光政に対し激しい憎しみの感情を抱いている。疑似家族の父親でありながら反抗する息子の面も一輝は持っている。
瞬の師匠と言うのはほとんど形しか登場しないのだな。ジュネの存在もなんだかとってつけたようだし。彼は一家の子どもでもあるのだけどやはり全員の弟、と呼んだ方がいい。どう違うんだって話だけど。そして別にムリクリ家族の形になぞらえる必要もないのだけど。
で、沙織さんが母性の象徴なのは分かりやすいと思う。一輝が父性と言うのもまぁ分かると思うが、ややこしいのはこの2人はカップルではないということ。…ややこしくもないか、教皇とアテナも別にカップルではないもんな。
そう考えると一輝が沙織お嬢さんに対して味方になった後も不遜な口が利けるのも分かるのではないか。沙織は一輝にとって主君ではあるけどどこかで対等な関係だし、沙織も「私の言うことが聞けないのですか 」とか言ったりしない(してたっけ? してた気もする)。邪武とは大違い。
シン・一輝と瞬 中編 へ続く(また3部作なの? )今夜 13日18時予約投稿予定