タイトルの “ウサギ一匹”。ウサギって一羽二羽って数えるんじゃないの?って思われた方、鋭い。
これは元々獣の肉食が禁じられてた時代、『ウサギは飛ぶから鳥です獣じゃありません』という屁理屈を言い出した人がいて、そこから“羽”って数えるようになったらしいんですよね。
なのでウサギを食料として数える時は “一羽二羽”、ですが、それ以外の時は “一匹二匹”、でいいみたいです。とは言え各自好きに呼べばいいと思うよ。
TIGER&BUNNY、7話目です。今回がっつりネタバレします。
私もね、これが聖闘士星矢とかだったらそこまで言わないんですけど、TIGER&BUNNY の場合は本当に事前知識なしで先に本編視た方がいいですよマジで。
とは言えこの辺境ブログまでたどり着いたからにはまぁ知識のある方だと思っていいでしょうか。分からないけど苦情は受け付けられないです。
私はこのシリーズの3話目で “とにかくしつこい父親” って言ったんですけど(そんな言い方はしてない)。その辺ちょっと整理します。
まず第一の父子的関係は虎徹と Mr.レジェンド。
第二はユーリと Mr.レジェンド、です(こちらは実親子)。
今回はバーナビーのターンです。
以前ちょっと触れたんですが、バーナビーの両親はすでに他界してます。
それも何者かによって殺害されている。犯人は捕まっておらず、バーナビーはずっと手がかりを捜している。
幼かったバーナビーはさる人物に引き取られ、ヒーローになるための筋道をつけてもらう。
その人物は社会的地位もあり、虎徹も、俺たちのお父さんみたい、とか言うとても分りやすい伏線を張ってくれる(もう配信終わってるのでこれは正確な台詞ではありません)。
写真AC(一部加工)
加工が下手なのは自覚はあるが力尽きた。
えー、ここまで見てきておわかりのように、この作品の構造はとにかく、
- 父親を信頼する 失望する
を繰り返すんですよね。敵とかゲストキャラとかじゃなくて、メインキャラの精神的支柱になってる人物をいきなり外してくる。全然安心できない。
要は世界観、舞台装置からひっくり返してくるわけで、まさにどんでん返しの語源を具体化してくる。どんでん返しと言うのは歌舞伎の舞台転換からきています。
ここまでを読み返して分かってきたけど、まぁ繰り返しになるんですけど。
多くのヒーローアニメでは、親、大人社会を象徴してるのは敵キャラ、敵組織なんですが、パーマンでは味方キャラ(バードマン)で、それがとても稀有なのですよね。
(一般的博士キャラも父親的ではあるけど、あの人たちは前線で戦ったりしないからまたちょっと違う気がする)
タイバニの初期では親を象徴してるのがタイガーの精神的支えだった Mr.レジェンド、つまり味方だったので、私としては共通項を感じたのだなと改めて思うなど。
それをまぁひっくり返して来るわけだ。