乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

銀河鉄道999雑感

2022-09-28 18:00:00 | マンガ、アニメ、ドラマ

今(書き始めたのは)、9/25(日)の夜です。某所にて銀河鉄道999の再放送が最終回を迎えましたので、雑に感想など書いてみようかと思います。ネタバレあります。

追記:後から確認したらいくつか事実誤認があります。話し八分で読んで下さい。

 

999の大きなテーマのひとつに、『娘の母殺し』と言うのがあると思います。

それ自体は物語のテーマとして珍しくはないのですが(イグアナのところでも書いた)、この作品で特筆すべきは男性の作家さんがそれを描いてるところ。

これは何でなんでしょうね。すごい不思議。

まぁ、こういう言い方は男性作家には女性の気持ちが分からないと決めつけてるみたいで失礼だけれども。

 イラストAC

女王プロメシュームを弑したのはメーテルですが、メーテルの相方の鉄郎の方は重度のマザコンなのも面白いですね。確か映画の第二弾だったと思うが、鉄郎の方がプロメシュームを斃すんですよ。

思うに、母親を恋しく思う気持ちと罰したい気持ちは矛盾することなく、男女の区別なく誰にでもあるのだけど、娘の方が同性である分対立が表面化しやすいのかな。

鉄郎は(世間の多くの人と同様)自分は母を愛してると信じてるから、罰したい気持ちを抑圧してるんですよね。その分をメーテルに仮託してるということだと思います(勝手な解釈)。

 

ちなみに同じテーマを持つ作品としては、セーラームーン、ベルサイユのばら、などがあります(いずれも女性作家)。

(白状するとベルばらに関してはある本で指摘されてたもので、私が自分で気づいたわけではないです。セラムンはうさぎとちびうさが実の母娘なので分かりやすいですが)

他の多くの作品(おとぎ話等も含む)では何か別の形で決着をつけるのですが、999だと直接的に娘が母親を手にかけてる。これ多分私が知る限りでは唯一なんじゃないでしょうか。

しかも父親の手を借りてる、むしろ父がけしかけてる。意味深。

 

ところで、999はおおよそ2年半に渡り、鉄郎が機械の体を手に入れるために旅を続ける話ですが、最終回間際になって突然「機械の体になんかならない」とか言い出して、子どもだった私はぽかん( ゚д゚)状態だったのですけど。
何のためにここまで旅して来たの? まぁ、今なら仰りたいことも分かりますけどね。

 

 Σ ああああ、今気づいたけど。大衆の側に生まれて上級国民側に行こうとして、結局大衆の側に戻ってくるってベルばらのロザリーと完全に一致。そしてロザリーこそマザコンのくせに母殺しの権化みたいな人じゃん(殺せないんですけど)
わー、面白ーい。深堀りしたいけど絶対長くなるからしたくなーい。笑

 

さて、鉄郎の母さんを演じていらっしゃる坪井章子さんですが、マザコンと言えばでおなじみの(そうなの?)キグナス氷河のマーマでもあります。
なんなんですかね。マザコンを生むお声なんでしょうかね(悪いとは言ってない)。
それだけ子どもから愛される、魅力的な美声なんだと思います。

 

999に関してはそんなところです。

実は現在、まだ聖闘士星矢の4話目を書きあげてないので、今回の記事を上げるのはそれが一段落した後だな。書きたいけど書くのめんどくさいな

聖闘士星矢、4話済です。


ガンバ ミュージカルの想い出

2022-09-19 19:14:44 | マンガ、アニメ、ドラマ

ガンバあれこれ。続き物ではないですが、今回一応4回目です。

1.小林七郎さんのこと
2.劇場版 3DCG GAMBA 前編
3.    〃     後編

 

学校で年一回お芝居その他を観る日、あるじゃないですか。

小学校の時、観に行ったのか学校まで来てくださったのか(そういう年もあった)忘れたけど、ある年『冒険者たち』を観たんですよ。

ガンバのミュージカル……? ちょっと待てひょっとしてあれ劇団四季か?

と大人になってから気づいた。ぜいたくな話しだなオイ。なかなか行けないよ。学校教育のこういうところいいですよね。

 

 shikichannel 2016/06/02

劇団四季:ガンバの大冒険:プロモーションVTR:2017  1:24

※途中から始まります。

この歌覚えてるんですよね(行こうよ仲間たち)。当時すでにガンバ大好きっ子だったから覚えようと必死に観た & 配られたプリントに歌詞が載ってたんだよね、確か。

 

別の劇団もガンバのミュージカル演ってるらしい。

MUSCIAL 冒険者たち 〜この海の彼方へ〜

イカサマが女の子になっててカッコよさそうですね

 

こんな風にすそ野が広がっていくのは観ていて楽しいです。
ガンバと言う作品が様々な人たちに愛されてることが分かります。

 イラストAC

さて、この辺で今回の一連のガンバは一旦おしまいです。また何か気が向いたら語るかも。

読んでいただいてありがとうございました。


3DCG GAMBA.後編 ノロイとツブリ(野沢雅子さん)の話

2022-09-17 20:59:36 | マンガ、アニメ、ドラマ

続き物ではないのですが、今回の一連のガンバの話、一応番号通しておきます。

1.小林七郎さんのこと
2.劇場版 3DCG GAMBA 前編

今回は3話目です。
フル CGアニメーション、GAMBA の話、後編です。若干ネタバレあり。

 

前回の冒頭でご紹介した、GAMBA の予告編ですけど。最後の方(1:22辺り)『声の出演』のところ面白いですね。
この時点ではノロイのcv.ってシークレットだったんでしょうか(野村萬斎さん)。ノロイには中の人なんていません、みたいになってるw

 

さて、この映画。旧作で主人公のガンバを演じてらした野沢雅子さんが出てらっしゃいます。オオミズナギドリのツブリの役です。

 イラストAC

観客は旧作のキャラが応援に駆け付けたように感じるのか、概ね好評みたいなんですけど。いや私も別に文句があるわけじゃないんですけど。

今作のツブリっていうのが、ガンバたちにノロイには勝てないから戦うのを考え直せと諭す役回りなんですよね(旧作ではどんな役だったか覚えてないなさすがに)。

え…、ガンバの声でそれを言ったよ……。

ガンバだけじゃない。鉄郎や、悟空や、いつも前を見ることしか知らない色んなキャラたちが、勝てないって言ったよ……

よくわかんないけど脳が混乱して泣いてしまってね。

野沢さんだってそりゃ、お仕事だし役者さんなんだから色んなセリフ言いますよ。いつも元気少年の役ばかり演ってるわけじゃないし。

ただあまりにイメージに無いことを不意打ちで言われてショックでさ。

 

話は飛ぶけど聖闘士星矢Ωで古谷徹さんが「君らにアテナを託す」とか言い出した時もショックでした。

星矢が他の誰かにアテナを託すなんて

知ってるけど Ωの主役は星矢じゃなくて光牙なんだから託されて当たり前なんだけど

 

まぁ、誰が悪いとかじゃなくそんなことがありました。という話しです。

 

GAMBA ノロイPV - YouTube 1:59

 

今はもう普通に見れます。一応フォローしとくとツブリの出番はこれで終わりじゃないです。

 

あとは旧作だと、自分たちの問題なのにガンバたちに責任を押し付ける卑怯な島ネズミ(裏切りの砦)とか出てくるんだけど、今作では最後のノロイとの決戦で島ネズミも戦うのは良かった。

とあるブログで指摘されてて気づいたんですけど、今思えば旧作のガンバたちも「私指示する人、あなた従う人」みたいな感じで結構えげつないんですけどね(主にガクシャ)。こういうキレイごとじゃないところが何十年経っても色褪せない所以なんでしょうね。

 

CG版の感想はこんなとこです。後でちょっとおまけの話をするかも。


3DCG GAMBA ガンバと仲間たち.前編

2022-09-15 23:06:00 | マンガ、アニメ、ドラマ

と、言う流れなので、いつか書きたいと思っていた CG版('15) のガンバの感想を書こうと思う。

ここでは'75年に放送されたTMS版を旧作と呼びます。またご存知の通りネズミの話ですが、いちいちめんどくさいのでまとめて『人』と表記してる箇所があります。

毎度のことながら不正確なところがあると思いますのでふわっと読むようにしてくださいね。

 

  東映映画チャンネル 2015/08/31

映画『GAMBA ガンバと仲間たち』予告 1:28

 

 

配給が東映なんですね。ガンバのアニメ化は当初(?)東映動画(現、東映アニメーション)と原作者の間で進んでいた。

かなり具体的なところまで行ってたのだが、作者も知らないうちに出版社が東京ムービー(現、TMSエンタテインメント)と契約してしまっていて、東映の方は流れた、と言う話しだ。

実に約40年越しに念願かなったという理解でよろしいか。

製作の白組の方も構想15年、とか謳ってるくらいでかなりの思い入れを感じる。

 

しかし興行成績は振るわなかった。

 

うーん、個人的にはそんなに悪い作品と思わないんですがね。ネットの評判を見ると概ね指摘されている点は2つ。

  1. キャラデザがリアルネズミすぎる
  2. そんなのやってるの知らなかった(宣伝しなさすぎ)

あと、ターゲットが分からないっていうのもあった。新規の子供たちなのか、旧作を視てた大人たちなのか。

 

キャラデザについては、致し方無い面もあったと思う。旧作のあのデザインのままやってくれれば、という気持ちは分かるが無理な注文だ。あれ使えないんですよ、多分この作品に TMS は一ミリも関わってないので。ただまぁ、観客にとっては知ったこっちゃない話ですけど。

カワイイ路線に行っちゃうとどうしても旧作の二番煎じぽくなってしまうだろうしな。むしろ旧作との差別化を図ったらああなったんだと思うよ、知らないけど。

個人的にはここまで変えてくれたからこそ旧作とは別物として観れた。ただ確かに子どもが飛びつきそうなデザインではないかもね。アンパンマンもドラえもんもみんな丸いしね。

 

デザインだけではなく、キャラクターの中身もかなり違う。特にガクシャとイカサマは完全に別人。ガクシャはクールなエリート、イカサマは無頼漢みたいになってる

それが悪いとは思わないですよ。この辺は原作読んでみないと分からないですよね。多分 CG版の方が原作に近いんでしょうね。

イカサマに関しては旧作の、TMS版の、堀絢子さんの、出﨑監督のイカサマを超えるキャラクターなぞこの宇宙のどこにもいるはずないと思ってますので。あれしきのことでなんも揺るがないです私にとって。

 

登場人物のうちシジンが出てこないのはなんででしょうかね。続編のカワウソ編ででシジンは物語の発端なので。続編を制作する可能性を最初から捨ててたってことなんでしょうか。まぁなんとでもなりそうだけど。個人的にはTMSのカワウソ編に忠太が出てこない事の方がよっぽどぶつぶつ…。

【本編プレビュー】ガンバとカワウソの冒険│" THE ADVENTURES OF GAMBA AND SEA OTTER" (1991) - YouTube - 11:08

こうして見ると背景の画風は前作を踏襲しようと頑張ってはいるんですね。

 

 

さて~、案の定なのか意外となのか、思ってるより長くなったので一旦切ります

今のところ全何回になるかは不明。週末中に終わらせるつもりではいます後編


【ガンバの冒険】小林七郎さんの訃報によせて

2022-09-13 23:16:51 | マンガ、アニメ、ドラマ

私が大好きなアニメ、『ガンバの冒険('75)』で美術を担当してらした小林七郎さんが亡くなられたそうです。

アニメ美術監督の小林七郎さん死去:時事ドットコム

 

もちろん、ガンバ以外にもたくさんの作品に携わられていたのですが、キリがないので今回はガンバの冒険の話をします。てかガンバの話をしたいんだ。

私もそこまで詳しいわけではないので、ざっくりした印象の話になります。いつもの如くふわっと読んでください。

 

ガンバの冒険、といえばやはり印象的なその背景美術を抜きに語れないでしょう。あの武骨な背景が独特の世界観を生み出してます。

それはどこかおどろおどろしささえ感じるほどで、子どもによっては怖くて視れない子もいるらしいですね。もったいないが気持ちは分かる。

これはガンバたちの、つまりちっさいネズミたちの目線を意識したためで、岩肌のごつごつした感じとか、大海原の荒々しい波とかを表現したかったらしい。

 

背景の迫力と椛島義夫さんによるキャラクターの可愛らしさのギャップ、そして白い悪魔ノロイの無機質な狂気が重層的に織りなすストーリーがたまらない魅力になっている。あの背景が無かったらあの作品ここまで印象に残ってない気がするんだな。

\ 薄汚いネズミどもよ… /
 写真AC

※『進撃の巨人』感想を書く - 乾酪庵 Cottage de fromage

 

二作目の映画であの背景のタッチが受け継がれなかったのは返す返すも残念です。あと忠太が出てないところ(←多分永遠に言う) お話しは面白いんですけどね。

二作目の映画って多分あんま有名じゃないか。『ガンバとカワウソの冒険('91)』ってゆうのがあるんですよ(CG の方 ('15) ではない)。ちなみにラスボス、野犬ブラックのお声を大塚明夫さんが演じてらっしゃいます。ご存知の通り、ノロイ役の大塚周夫さんの息子さんです。

どうでもいいが、私は長い間シジンはじいさんだと勝手に思っていたのだが、急にフィアンセとか言い出されてびっくりしました
シジンと忠太の関係はおじいちゃんと孫みたいなものだと思ってました。

 

で、小林さんと出﨑統監督でタッグを組まれた幾作の劇画調の作品のほか、『うる星やつら2ビューティフルドリーマー('84)』のような殺伐とした廃墟や荒廃した街なども手掛けられているのですが。

意外と『タッチ('85)』みたいな、何気ない日常を丁寧に切り取りました系の作品も描いていらっしゃる。あれはもう、物語を邪魔しないことに徹した美術ですよね。

見事にお役目を果たしたというか、今回の件で色々ググってみたのですが、あれだけの超ヒット作なのに、小林さんの代表作としてタッチを挙げる方がほとんどいない。やはり皆さん、第一にガンバの冒険を挙げる方が多くて、やはりインパクトあったよな、と思うのです。

 

あれだけの量を全部おひとりで描いてらしたのかどうかは分からないけど。10年ほど前まで、およそ50年間現役でいらしたようなので、多分皆さんも気づいてないうちにたくさん作品を見てらっしゃると思いますよ。
昔のアニメの再放送を視ると、あちこちで『小林七郎』のお名前を拝見するので、気がついたら探してみてください(何故)。

 

あたしなんか、言っちゃなんだけど幼少期の家庭生活がホントにろくな記憶が無くて。
日本にアニメとバラエティー番組が無かったら楽しい思い出とかきっと10分の一くらいだったんだろうなと思っちゃうんですよね。
そういう意味では小林七郎さん含め、当時アニメ制作に関わった皆さん全員に足を向けて寝られないです。

 

ハーモニーってそういうことだったのかー   確かにこれは職人技だね、大変そう。

ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』を語る が杉並区の「阿佐ヶ谷Loft A」で開催されました。|練馬アニメーションサイト

 

偶然見つけた、個人の方のサイトです(すみません)。スタッフインタビュー。

そして、旅は終わらない

 

  TMSアニメ公式チャンネル 2020/08/19

【1~3話パック】ガンバの冒険★「冒険だ海へ出よう!」「ガンバ、船で大暴れ」「忠太を救え!大作戦」 (1975) 1:13:37

 

CG版の感想を書きました。


萩尾望都・考.2 ~トーマ、イグアナ編~

2022-07-26 20:00:00 | マンガ、アニメ、ドラマ

毎度の事、素人が印象だけで好き勝手に語ってます。ふわっと読んでくださいね。

あと、いずれもマンガをちゃんと読んだのはおそらく20年以上前なので正確ではないところがあるかもしれません。ご了承ください。

萩尾望都・考 その1その3その3.5

 

萩尾先生はよく『少女マンガの神様』みたいに紹介されがちですが、私はあんまりこの方の作品少女マンガっぽくないよなぁって思ってます。

と言いますのはあんまり恋愛が出てこないので。出ても形だけ。読者サービスみたいというかそれ出しとかないと少女マンガの形にならないからみたいな。

この方の描きたいのはおそらくそこじゃないんだろうなと思いますね。

対比として分かりやすいですが、ベルばらが結局もう全部全部全っ部恋愛に帰結するのとはある意味対照的だ。

もちろん萩尾先生が技術的な面(コマ運びとか)、その他で後の少女マンガ界に多大な影響を与えたことは論を俟たないですが(今、《待たない》ではないと知って衝撃を受けてますがそれはともかく)。

 

個別に挙げていくとキリがないですが、例えば『トーマの心臓』('74)。

 写真AC
ギムナジウムっぽい建物を探しましたが別にギムナジウムじゃないと思います。

私、他のところでもちょっと書いたのですが、当時で言う《や◎い》、今で言うびーえるですね。それって男性の体を借りて女の子にさせられないことをさせるための装置だと思っているのですが。

トーマの心臓の場合、むしろ性の匂いを消すために機能してるという気がする。びーえるには違いないのかもしれないけど恋愛ものとは思えない。

この辺は時代の空気とかもあるのかもしれないから何とも言えない。当時はや◎いと言えばああいうのが普通だったのか…?

 

『イグアナの娘』('92)。

母娘の対立とか娘が母親にかけられた呪いって、それこそシンデレラ、白雪姫の時代から定番というか、枚挙にいとまなく語られてるテーマだと思います。

昔話だとその呪いを解くのって結局王子さまなんですよ。良い悪いとか抜きにしてですよ。

イグアナ~だと、主人公と結ばれるのって どことなくルイ16世っぽい、家庭を大事にしてくれそうな男性ですが、少女マンガの主人公の相手役っぽくはないなぁ。あれは少女より上の年齢層をターゲットにしてるからもあると思いますが。

この件(くだり)に関しては、描きたいのは恋愛じゃなくて母親の下から少しでも早く離れたい娘心なんだろうなという気がしますね。

あと、『母→主人公→娘』っていう世代論を描きたかったので、極端な話、旦那さんのキャラは、それほど重要じゃないんだと思う。

 

呪いを解くのは原作では主人公が母親の死に向き合った時です。

ドラマ化されている作品ですが、そちらでは正に恋愛によって解放される展開になります。

 

次回、最終話。『イグアナの娘』、菅野美穂さん、川島なお美さん主演、ドラマ版の感想など。

27日、20時予約投稿済みです。

 

※注:次回の記事(その3&3.5)、カテゴリーが『マンガ、アニメ』から『家族について考える』に移動します。紛らわしくてすみません。

萩尾望都・考 その1その3その3.5


萩尾望都・考.1

2022-07-25 20:00:00 | マンガ、アニメ、ドラマ

前回の記事ですが、そんなごちゃごちゃ言う前にさっさと書いちゃえばいいじゃんと読まれた方のほとんどが思われたと思いますが、その前にまず数年前の自分が何を書こうとしてたのか思い出すところから始めないといけないのでそう簡単な話しでもないのですよ。
あと多分超長文になるしな。気合入れるの面倒くさいぜ…

 

そんなわけでどんなわけだ今回は萩尾望都先生の話。
毎度の事、素人が印象だけで好き勝手に語ってます。ふわっと読んでくださいね。

※思ったより長文になったので本日から毎日連投になります。
 全3回。毎20時、予約投稿済みです。

 

最初に言っておくと、別にキライじゃないけど特別ほめてないです。ただ、印象に残る作品が多い作家さんだなと思っています(エラそう )。

 

萩尾望都さん、米漫画賞受賞で殿堂入り「漫画という文化を世界の人々が愛して下さり感謝」 : 読売新聞オンライン

 

米国の権威ある漫画賞のアイズナー賞で、漫画家の萩尾望都さん(73)が、「コミックの殿堂」を受賞した。小学館が23日、発表した。

とのことであるらしく、SNS でもたくさんのおめコメを見かけました。いや水を差すみたいで申し訳ないのだが、アイズナー賞を知らないのでピンとこない。

それにモノは COMIC である。MANGA である。

日本人が外国の賞をいただいて喜んでる場合だろうか、と思ってしまうのは私だけか。

わかんないけどぉ、私が知らないだけかもしんないけどぉ。

これがスポーツとか映画の賞だったら私も素直におースゲーってなるんですけどね。

まぁ、いただけるものはいただいておいたらいいとも思いますけど。

あと多分、萩尾先生は、もらう側ではなくあげる側なのではとも思います。キャリア的にも実績的にも(エラそうパート2)。

ああでもおそらく生涯プレイヤー(現役)を貫くのでしょうからこれはこれでよいのかもしれない。

萩尾望都・考 その2その3


ベルばら50周年だそうですね

2022-07-20 21:58:15 | マンガ、アニメ、ドラマ

唐突にベルサイユのばらの話をします。唐突ってゆうかこれを視ました。

 

「“ベルサイユのばら”オスカルになりたかった私たち」 - アナザーストーリーズ 運命の分岐点 - NHK

 

50周年だそうです。週刊マーガレットで連載が始まったのが1972年です。

連載が終わったのが1973年。すごくないですか。わずか一年半しか連載してないんですよ。

もう一度言います。わずか一年半しか連載してないんですよ。

二年? どっちにしても短い。50年経って全く衰えない人気。スゲー。

 

 写真AC
ベルサイユという土地は利水関係の条件があまり良くないというか悪い、らしい。
ルイ14世が噴水作りたくてめっちゃ無理クリ水引いてるそうな。
因みにルイ14世はアントワネットの夫(ルイ16世)の祖父(15世)の曽祖父に当たります。ややこし。

 

私が物心ついたころにはもう過去の作品て扱いで、アニメも再放送を視たのですが、にもかかわらずおそらく21世紀の今でも新規のファンを獲得し続ける化け物作品と言ってもいいでしょう。

それも某聖闘士アニメみたいにおかしな派生とか無しですからね(有るよ)。原典至上主義ですからね。

まぁ、史実準拠の世界観なので死んだ人を勝手に復活させたり、前世や死後を描いたりできないですものね。聖闘士アニメがおかしいのだ(別におかしくはない。というか聖闘士星矢でおかしなところをツッコんではいけない)。

ベルばら派生と言うか新エピソードがあるらしいのだが読んでません。ル・ルーの外伝はどこかで読んだ気がする。
聖闘士星矢派生については色々あきらめてます orz はは…。所詮は商業主義の落とし子…。

 

しかしうる星やつらが復活するこのご時世に、あの有名作品がリメイクすらされてないのは何故だろう。

やっぱあれかね。ファン怖いんですかね。(見えない方はドラッグして文字を反転させてください

 

別に悪口を思ってるわけではないですよ。

 

ベルばらの第一の魅力はその熱量だと思うが、ファンの方も相応に熱い方が多いイメージ。

何か書くとしたら相当気合い入れて挑まないとこっちがやられる(何を)。

と言いつつ気合いが空回りしている感もなくもないというかしている。

書いても別に反響とか何もないんだろーなー。私が疲れるだけなんだろーなー。

(いつも読んでくださる皆さまありがとうございます

 

ひとつあるのは、どうしても実際の史実に触れざるを得ないので(というかそこが肝)私の知識のぺらぺらさがばれてしまうのがアレなんですよね。てへ

こんな辺境の地まで見回ってくる歴史警察もいらっしゃらないでしょうけどね。

 

まぁ、思ってるほどビビる必要ない気もする…。なんかもったいつけてるみたいで感じ悪いですね

書きたいって言って放置してることが多いので必ずとは言えないが、書きたいことの一つです。


『進撃の巨人』感想を書く

2019-09-14 16:37:41 | マンガ、アニメ、ドラマ

お久しぶりです。5月ごろちょっとショックなことがあって、思わず全部の記事非公開にしてしまいました。ぼちぼち再開します。
過去記事もそのうち少しずつ復帰していく予定。

 

今更なんですけど、『今なら無料』に踊らされて、初めて進撃の巨人を読んでます。今4巻まで読みました。

『進撃の巨人』全巻99%OFF 最終回まで一緒に読もう!キャンペーン【期間限定|連載10周年感謝企画】

9/18までだそうです。

 

ここまでざっくり読んだ感想ですが、この巨人ってのはあれだね、ノロイですね。

そう、『ガンバの冒険』に登場する白い悪魔、イタチのノロイですよ。

 写真AC

一応イタチで検索したら出てきた画像なんですが、これはひょっとしてオコジョなのでは?、という疑惑が まぁ、白いイタチなんて相当レアでしょうから仕方ないですねぇ。

※'22.5.29 オコジョはイタチの一種らしいです。

「イタチ」と「オコジョ」の違いは? | 1分で読める!! [ 違いは? ]

 

私の中で、巨人という存在がこのノロイと被るんですよ。

 

  1. (味方に比べて)図体がでかい
  2. (ということは)圧倒的な戦力差
  3. 捕食よりも殺戮を好む

 

そしてなにより、

 

  1. 言葉を発さず意思の疎通ができない

 

…と、思ってたら 5巻の頭で喋りました

イタチのノロイも後半は喋るんですけどね。喋り始めると不思議と怖さが半減します。

やはり『喋らない ≒ 何考えてるか分からない』、というのは、本能的に恐怖を感じるものなのかもしれません。

 

あと、主人公の行動原理が『外の世界を見てみたい』ってところも共通してる。ただ、エレンの立場はガンバよりもむしろノロイ島に暮らす島ネズミだけど。ガンバたちや忠太が来るのを待ってないで自分たちでノロイと戦うパターン。

 

というわけで、この物語の最後は

 

『巨人たちを鳴門海峡におびき寄せて一網打尽にする』

 

でフィニッシュでしょう、知らんけど。


「オススメの80sアニメを教えてください」後編

2018-10-24 23:34:13 | マンガ、アニメ、ドラマ

私が個人的に若い方に視ていただきたいオススメアニメを一方的に語る第二弾です。前編はこちら

イラストAC

  • 魔法の天使クリィミーマミ ('83~)

小学5年生の森沢優はフェザースターの方舟に遭遇し、妖精ピノピノから魔法の力を授かる。ひょんなことから16歳のクリィミーマミとして芸能界デビューすることになった優だったが…。ぴえろ魔法少女シリーズ第一作。
クリィミーマミって男性にも人気ありますよね。さっき(前編で)ベルばらとエースをねらえは男性にはススメられないとか言ってたけど、その2作品は完全に女性向けって感じがするんです。原作が少女マンガだからかな。後編からはあまり性別関係ない作品が出てきます(そうかな)。

 

  • とんがり帽子のメモル ('84~)

地球に不時着した身長20㎝の宇宙人(という設定だがどう見ても10㎝くらいにしか見えない)メモルと、病弱で内気な少女、マリエルの優しくて不思議な交流。
途中から失速するけど前半は名作。何よりもキャラクターのデザインが可愛い

 

  • 宇宙船サジタリウス ('86~)

今これがMS-IMEの変換候補にちゃんと出てきて私は感動しました
会社が倒産した主人公たちが、退職金代わりにもらったおんぼろ宇宙船サジタリウス号に乗って宇宙を飛び回り大活躍しない物語。
全77話。正直エピソードによって当たり外れが大きいですが、最初の13話(ベガ第3星編)はとりあえず視るべし。気に入ってくださった方は地球に帰って失業した彼らが『新宇宙便利舎』を立ち上げてジラフが仲間になるまで、そこまで視ちゃったらジラフとアン教授が結婚するまで見届けたくなっちゃうでしょう。こうして沼に…
主人公たちがけちょんけちょんにくさされる秀逸な主題歌(スターダストボーイズ)と、タイトルバックが印象的なエンディング(夢光年)、影山ヒロノブ氏の歌声も必聴。シビップ役、堀江美都子さんの劇中歌も

 

  • 雲のように 風のように ('90)

三食昼寝付きで皇帝のお嫁さんになろう と後宮に乗り込んだ少女、銀河を待ち受ける運命は…
事前告知を見たわけでもなく、祝日の昼間にチャンネルが合っていてたまたま視た。ホントに知る人ぞ知るタイトルだと思うがコアなファンも多いはず。

 

  • ちっちゃな雪使いシュガー ('01~)

しっかり者の少女サガは、ある日自分にしか見えない妖精・雪使いのシュガーに出会う。シュガーは『きらめき』を見つけるまでサガの家で暮らすと言い出して…。

ついに'00年代が出ましたw。前出のメモルと似てるとよくツッコまれたらしいですが、どっちも名作です。
ただ、シュガーは終盤の主人公への追い込みが半端ない…。ミスター味っ子 ('87~)に匹敵する。私味っ子はあんまり知らないのですが。最終的には大団円なのでご心配なく
ところで主人公のサガは後半でカノンちゃんというちびっ子と仲良くなるのですが、サガとカノンってそれなんて

 

以上。明らかに女性向け、有名すぎる、低年齢向けの作品は除外しました(独断と偏見)。

 

えーと、ここまで読んでくださった方で私のTwitterから来てくださってる方。もしかしたら「なんで聖闘士星矢('86~)がでてこないの?」と思われてるかもしれませんが。えーと。何故だろう。

自分でもよくわかりません^^;

でもあまりリアルの知り合いの前で☆矢の話しをするのはちょっとなんか… (ノωノ)ヘタレなんです、すみません。

 

諸般の事情により、もうこのオススメアニメの続きをその人の前で披露する機会はないと思いますが(したくないし)、せっかくなので熱い想いをここで語ってみました。ホントは私こんな事で熱くなりたくないんですよ信じて(説得力皆無)。せめて人前では勘弁して。