2月初めの日曜日、前日の土曜ほど暖かくはなかったものの、
冬のバイク走行日としては風もなくいい条件だった。
いつもの走行コースを進み、もっと山の奥に入って行きたかったけれど、
次の予定があって時計が気になる。普段なら通り過ぎているところを
今回走行の折り返し地点とした。その場所は画像の[やなまみホール]。
竣工当時は地方にまかれた税金の無駄使いの象徴として扱われ、ニュースで見ることもあった。
この山中の景色の中にあって、この建築は違和感がある、と思ってる。
今となってはエイジングされた建築物が、人っ気の少ない所にも慣れたように見えた。
去年、この場所で遊歩道工事が始まり、気付けば(中途半端な感じで)終わっていた。
歩くと、大きな木とゆっくり流れる河の水が近く、落ち着ける場所だなと感じる。
時間を気にせず夏にまた来ようと思う。そして、水の中に足を浸けるのだ。
さて翌日、
船場女将小路という小さな店舗が集まる飲食エリアがあって、
月曜の会社帰りに、一軒のお店に入った。
ここの、カウンターに磁器の入れ物に入っていた菓子に、同僚が“懐かしい”と
何度も、何度も言っていた。
翌日、どこからかその菓子を見つけ、買ったのを届けてくれた。
子供のころの強い記憶にはないけれども、懐かしいような味がする。
菓子もいいけど、このお店は料理に居心地に、とても良かった。