BAR SR

ある時はSRのガレージ、ある時は小皿料理やお酒を楽しめる、小さく狭いからこそ居心地のいい空間を時々開店します。

遠い道のり

2013年02月16日 09時43分21秒 | BAR SR plus
当ブログで以前にも、とある古い車の購入検討について書かせてもらった。
十数年前に生産が終了し、現在は後継車種が販売されている。
新・旧ともに人気車種で、たびたび街中で見かけることがある。
その旧車の方、流通状況をチェックして条件に合うのを販売店に見に行ったり、
問い合わせたりしている。購入が決まれば車名と画像をこのブログで公開したい。

さて、この前の日曜にまとめて2台の実車を見に行った。
これまでと違い、別の購入希望者が商談を進めていないことで、
期待値が違った。

先ず一台目、兵庫県西宮市にある店舗に出向く。
西宮市は、全国で一番輸入車比率が高い市であると、
この店舗のセールスマン氏が話していた。どんな統計かは説明なく不明。
順位はともかく、街を走行する車や駐車しているの見ると、
やたら欧州メーカー車が多数。ヨーロッパの街じゃないんだから…という程に。

さて、第一候補車と対面。1995年製フルノーマル。一見感はきれい。機関・内装は程度が高い。
一方、外装は塗装の劣化と細かい傷、シールゴム材劣化、ドア下の一部に内側からの錆。
ルーフエンド部に手のひら大のへこみがあった。タイヤの製造年記号では、
2004年製で、ほとんど走行されずに硬化している。
整備記録がしっかり保管され、年度の走行距離や維持調整の状況がよくわかった。
丁寧に使われるも長く放置されていた様子。
残念にも、全体的に錆っぽく、修復すればかなりの出費となるだろう。
そんなことで、程度の高い個体を探すほうがよいと判断した。
帰り際に、セールスマン氏の「この車、いい顔してるんですけどねぇ」の言葉に、
反応したけど、その通りと思った。

次の車、奈良県。1997年モデル。店舗経営者が言う「いい車体ですよ」に期待したが…
第一印象で、大らかな(注意深さがない)持ち主あるいは使用者だったと感じた。
よく見たところも、初めの印象は変わらず。細かな部分に、細かいからこそ気になる点が多い。
聞くと、お医者さんの奥さんが使ってたらしい。職業でどうこう述べるわけでない、念のため。
程度はそれなりに良い~普通というところか。走行距離が少ない点はポイントが高い。
問い合わせ多数とのことだけれど、この個体とは合わないと直感した。

新車だったらどんなに楽だろうと思わなくもない。
現在、道のりは遠く行き先もわからない状況…妥協、思い切り…やめとこう。
PC画像ではわからないことだらけだし、地道に現車に対面していこうと思う。

いつになるか購入が決まればここで紹介したい。PC画像だけどね。





流れ橋

2013年02月11日 17時59分58秒 | BAR SR plus
今日は季節風が強く、こんな日にSRに乗ることを思案していた。
少なくとも2週間に一度は走行する(ようにしている)。
もちろん、峠道を走行したり、贔屓にする店で昼食を摂ることが
目的の時もあれば、バイクの機械的維持を目的とすることもある。
今回の場合は後者。翌週末になにやら野鳥の観察をするグループ主催の活動に、
地域自治会から、子供と共に参加させていただくので、SRには乗らない。
そんなことで、機械維持のための走行となった。
とは言うもの、せっかくだから行き先を考えてみたところ、
今日は[流れ橋]に行くことに決めた。

流れ橋は、淀川水系の一つである木津川に架かる橋である。
この木津川は、宇治川・桂川と合流して淀川となり、やがては大阪湾に行き着く。

“流れ”名の通り、極端な増水に逆らわず受け流すことで損傷を小さくする作りとする。
にもかかわらず、頻繁に修復工事を行っている橋でもあって、渡れない期間が多いらしい。
利便性というよりも、実質は観光を大いに意識した在り方となっている。
また関連して、時代劇の撮影にはかなり登場していることでも有名らしい。

観光名所でもあるこの橋に到着してみれば…なんと…やはり工事中だった。





いつかの豪雨で流れてしまった橋を直しているところだろうか。
この橋に来る途中、年度末の予算消化なのかどうか?いくつかの道路工事があった。
それとの関係性はともかく、工事中でないこの橋を見て、渡ってみたいと思った。

この周りにある看板の情報によると、淀川となる合流地点から6km上流に
なるらしい。画像の文字は木津川。



自転車で、この“工事中”の観光名所にやってきた方のお話では、
「流れ橋は、時代劇の中では富士山の画像と合成されることも多い」…。
いったい、時代劇って…。








カルミン

2013年02月09日 18時24分30秒 | BAR SR plus


2月初めの日曜日、前日の土曜ほど暖かくはなかったものの、
冬のバイク走行日としては風もなくいい条件だった。
いつもの走行コースを進み、もっと山の奥に入って行きたかったけれど、
次の予定があって時計が気になる。普段なら通り過ぎているところを
今回走行の折り返し地点とした。その場所は画像の[やなまみホール]。



竣工当時は地方にまかれた税金の無駄使いの象徴として扱われ、ニュースで見ることもあった。
この山中の景色の中にあって、この建築は違和感がある、と思ってる。
今となってはエイジングされた建築物が、人っ気の少ない所にも慣れたように見えた。

去年、この場所で遊歩道工事が始まり、気付けば(中途半端な感じで)終わっていた。
歩くと、大きな木とゆっくり流れる河の水が近く、落ち着ける場所だなと感じる。
時間を気にせず夏にまた来ようと思う。そして、水の中に足を浸けるのだ。





さて翌日、
船場女将小路という小さな店舗が集まる飲食エリアがあって、
月曜の会社帰りに、一軒のお店に入った。
ここの、カウンターに磁器の入れ物に入っていた菓子に、同僚が“懐かしい”と
何度も、何度も言っていた。
翌日、どこからかその菓子を見つけ、買ったのを届けてくれた。
子供のころの強い記憶にはないけれども、懐かしいような味がする。



菓子もいいけど、このお店は料理に居心地に、とても良かった。