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適当に生きている適当な日常メモ(お返しイイネ&followご無用です🙏thanks!更新通知で読んでます)

ルンルンを買っておうちに帰ろう

2023-07-06 | 
今更ながら
何かで目にして林真理子氏の
『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(1982年)
を読んだ。

なんとなく自分とは縁遠い作家さんだと思っていたので、読んでいなかった。

結果、やっぱり縁遠かった😅

端から社会からドロップアウトしてる社会不適合者が読むもんじゃなかったわ。

売り出し方だと思うのだけど女のキラキラしたものとドロッとしたものを併せて煮詰めたようなものの塊であった。

皆誰しも少しくらいはそういうのあると思うけど、人によって大分比率は違うのよね。

結構読んでて(・o・)?という感じだった。

検索した知恵袋の記載になんだかしっくりきた。

【ずっと昔は、あの方のエッセイくらいは読んでいたのですが、その内容たるや、「ダイエット、美味しいもの、美人orお金持ちの友人の自慢、どこそこに行ってフグを食べた、高級バッグを○個まとめて買った、カリスマ美容家に施術してもらって顔の輪郭が劇的に引き締まった、お金がないと女はミジメ…」等々もうこの何十年かずっとこのサイクルだけで回っているのに辟易しています。】


バブリーで女性の社会進出が進み出した頃の方?だろうから、女性が社会進出しているのが当たり前の現在の社会においては、憧れというよりは若干面倒くさいものを感じる。


最近思うのは、日本人の寿命が伸びた関係で、ジェネレーションギャップの幅が昔よりも増えたのでは?ということ。

0-70と
0-100みたいな。

取得できる情報も増え
育つ環境の幅も広がり
生きてる人間の年齢層も広がってる。

かくあるべき、とか思わずに、それぞれの価値観で共存できたらいいわね。


頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ を読んだ

2023-04-15 | 
カマたくさんの本。

割と人生結構過酷ゥって感じなのに全然悲観的じゃない。タフに生きてきたのね。
売られるとかヤバいでしょ。
ふつーに。

本人も書いてらしたけど、たくさんの視点を切り替えながら生きているのは確実に防御反応だと思う。

この本は一般人のお悩みに答えていくというスタイルの本で、あっという間に読めた。

ラジオとかバーのママと隣の人が話してるのを傍で聞いてる感じ。

私は社会不適合だけど、もう悩みは通り過ぎてしまったので(現世ではどうしたって自分という器からは逃れられないことはわかったので)元気でる〜!って感じではなくて、そんな感じですよね、という感想になった。

つまり、私には世間様よりよっぽど悩みがないのだと再認識した。

今悩んでいたり、元気のない人には読むのをおすすめします。

私はカマたくさんのことは好きです。


老神介護を読んでいる

2023-04-09 | 
これはおもしろい。
かの有名な劉慈欣氏が著者。

三体で有名だが、あんまり分厚いので、こちらの短編集から読みだした

  • 老神介護
  • 扶養人類
  • 白亜紀往事
  • 彼女の眼を連れて
  • 地球大砲


の5篇からなる。


老神介護、ネタバレは面白くないので概要は省くとして秋生が実家を出ていくときの

「おれたちの先祖の先祖の先祖をつくった神も、あんたのひとことで家を追い出されたんだ。おれが父さんの老後の面倒をみなくても、たいした罪じゃないだろう」と言うと、かまわず歩き去った。
という文に100イイネだった。やっていないことを求めてはいけないということで。

まだ一編目しか読み終わっていないけどますます楽しみ。


残月記 をさらっと読んだ

2023-04-04 | 
小田雅久仁 氏の
残月記
読んだ。

本屋大賞ノミネート とか
日本SF大賞 とか
色々凄いらしい。

星を継ぐ者
は凄い好きなので
SFってとこに期待して読んだのだけど
なぜか読む速度がすすまない

グルーミーで暗い感じの
そして月がふりかえる
から始まったのだけど
中短編3本ぜんぶ
うーん(゜-゜)私には高尚文学すぎてよく分からなかったわ

ちょっと好みじゃないみたい
SFとファンタジーの境目はどこだろうね

amazonの書評にあった、
著者の妄想を延々と読まされることになるため、登場人物の心理描写に共感したり、読者側の第三者的な立場で他人の悲劇を楽しむことができない場合、「一体何を読まされたの?」となる本だと思います。

という感想がとてもしっくり来た

そろそろノンフィクション攻めをしようかしら

自転しながら公転するを読んだ

2023-03-28 | 
山本文緒さんの本

昔文緒さんの本はよく読んだ。
プラナリアとか大好きだった。
この方は「著者」で選ぶ読書ラインナップ。凄く信頼している作家様。

自転しながら公転する、読後感が良かった。

色々あるけど人生を共に歩みたいと思う人がいるのは幸せだよね。

本筋じゃないけど(隣筋くらいかな)
アパレルに務める主人公、都(みやこ)の母親が今まで何気なく隣で過ごしてきた夫の側面に気づいてしまいながらも、都と貫一の関係をみながらの自分の結婚感や自分の人生を改めて認識してグイグイ終活に進んでゆく姿は良かった。
皆自転しながら距離を縮めたり遠のいたりしながら人生を歩んでいるのだ。
誰のせいでもなく、自分の人生を歩んでいるんだと皆が思えば、面倒なことはかなり減るんだよね。

「無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記」に思ったよりも大層売れた、とも書いてあった。

私の興味の対象は彼女の書く小説から文緒さんのエッセイ、つまり文緒さん自身に移り、うつ病や王子の話や、亡くなるまでの話も読んだ。

結局のところ、事実が巻き起こす感情ほど生々しいものはなく、小説も「続きが気になって読んじゃう」気持ちはあるけれど、事実から感じる以上の感情を得ることが難しくなってしまったなぁ。

ということに、この本を読んでいて気づいた。

当然といえば当然なのだけど、とりわけ文緒さんの著書をその人生と共に読んできたがために「無人島」を読んで感じた感情が強すぎたわ。