無欲に憧れる

無欲に憧れる。

怠惰なのに欲深い。

なのに、というかひょっとすると怠惰は最大の強欲者なのかもしれないね。

私はやりたいこと買いたいものあったら我慢できずにやってしまうし買ってしまうので全体として雑然とした人生を送っている。

先日会った友人が、紅茶やコーヒー外で飲むの高すぎて意味不明だし、家で入れるの面倒くさいしそう好きでもないから水だけ飲んでるという話をしていた。

羨ましい。

何が羨ましいかって欲望を我慢しているわけではなくて、自然とそう思ってそうしてそうなのが心底羨ましい。

そして我慢したとておそらく彼女の幸せの総量にそう関係なさそうなのが羨ましい。

人生で一ヶ月10万円で暮らせてたことなんてなくて、寝っ転がっていたとしても一度も達成できる自信はない。

ていうか、寝っ転がってたら達成できないのかもしれない。

10万円で暮らせている人(一人暮らし)のルールいわく以下の通りらしい。

• 月の支出総額10万円以内
• 月の食費1万5000円以内
• 休みの日は1時間程度を目安に歩く
• お菓子は週2だけ(どうしてもの時は可)
• 日常の移動手段は徒歩か自転車(どうしてもの時は他も可)
• コンビニは利用しない(ただし以下略)

意思の強さを尊敬するし、尊敬するほどでもないしそんなに我慢してませんよ、と言われたとて、その無欲さを尊敬する。

偉すぎる。